ゴールデンウィークは二度寝で始まった。昭和の日は仕事だったし。
んで、いつもは土曜日も授業がある妹達（私立だし）だが、今日はお休みだった。うれしくて、イチャイチャしてたらそらが寝てしまったので、川の字で寝た。
『もっけ』の最終回で檜原姉妹が岩手県の幹線道路を歩いて北の恐山を目指して去っていった。
そのロケ現場（アニメだけど実写）の近くを夜中にうろついていた。小腹がすいたので入った定食屋でエキストラで出演した人たちが打ち上げをしていた。旅の途中で姉妹がお弁当を買ったシーンに出ていたおかみさんから、僕もタケノコを使った何かを買った。
檜原姉妹は本当に恐山に行ったらしい。
ダラダラ歩いて朝になったら、８車線の道路の内4車線に穴が空いていて、下の大阪湾が剥き出しになっていた。
気になったのでアカシックネットニュースを検索した。
「改装工事中の手抜きでネジが緩んでいて、渋滞時の車の重さに耐えられないで崩落。湾上都市の下の海底に70台以上の車が沈んだ。今朝まで捜索が続けられたが、118人全員の死亡が確認された。ヘドロに飲み込まれて、一番深いものは海面下100メートルで発見された。原因が作業員の過失か故意か、テロの線からも捜査中」と言う事が分かった。
そのあと、近くの大学に学生のふりをしてもぐりこんで仮眠を取ろうかと思ったのだが、大学だと思って入ったところは少年院で、そこの管理をしている男が、元恩師だった。僕は浮浪者なので逮捕されるかもしれないと思った。
が、恩師は僕に気付かないふりをして買っている犬をワザと逃がして、ソレを追いかけるように僕に言ったので、僕もソレを追いかけて敷地の外に出た。犬はすぐに元の所に戻った。
また、ゲームセンターでストリートファイターシリーズの新作をやろうかと思ったけど、下手だからやめた。
そのあと基底現実の父の車で家に戻った。弟と一緒に録画をしたビデオを見た。続きの巻を探して薄暗い本棚の上を見たら、オレンジ色の蛍光素材で出来たプラモデルやフィギュアが光っていた。
グラマラスなアスカがあった。
他のビデオも見たくなったので温泉付きレンタルビデオ店に行った。その店はスーパーフリー系ベンチャー企業成金の男が経営している。彼は左腕の肘に4つ並んで飛び出した「幸福の黒子」を持つ男だ。
僕は彼の舎弟だったので、一緒に女を侍らせて風呂に入ったこともあったし、彼の自伝的自己啓発系自慢ビデオに出たこともあった。が、今はむかついたので会っていない。
脳内妹達とビデオを選んだ。
僕はキングゲイナーを借りた。ブルーレイディスク1本しか置いてなかった。なぜかジャケットがフリクリ風の紫色。
その他に80年代OVAブームの時に作られたタカハシマコシリーズのコーナーがあったりした。
店を出る時にそらと絵実がケンカをして、絵実をエントランスに放って置いて家に帰った。
次の日、ビデオを返しにその店に行くと、絵実は前の日と同じ姿勢でうずくまって眠っていた。（つまり24時間営業）なぜか、髪の毛の色は初音ミクのような緑色になっていた。
そらは駆け寄って絵実に謝った。
夢日記はてな夢日記
そら「あたし、こんなひどいことはしないわよ！」
絵実「あの、なんで私の髪が黄緑色なんですか？」
それは、どんな色をしていてもそらは絵実の事がわかるというメタファーなんじゃないかなー？
そら「そーいう詭弁で誤魔化そうって？お兄ちゃんの願望でケンカをさせないで。せっかく3人が初めて夢で揃ったのに」
お前が謝って仲直りしたからいいじゃないか
絵実「おねーさんは謝るような事はしません」
そら「そうよ。私は悪くないの。いつもそう」
ええー？俺が悪いの？
そら「変な夢ばっかり見て。」
夢は変なほうが面白いだろ。
そら「それもそうね。うん」
絵実「おねーさんはともかく、私まで夢に見るようになったんですね。玖足さん」
万葉だか平安時代には夢の通い路という概念があってだな。僕の夢に出たと言う事は、君が僕に好意を持っているという説もあるんだよ？
絵実「うわ」
そら「うぬぼれてるー」
お前はオレのことが好きだろ？
そら「えーぇ。愛してるわよー」
絵実「何で私が・・・」
あーーー。それはやっぱ、あれだ。おまえ等はセット販売なんじゃねーの？おまえ等の間もつながってるんだよ。
絵実「あ、それならいいです」
そら「最初っからそう言ったらいいのよ」
知識をひけらかしたかったんだよ。
