玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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感情移入型学園恋愛ドラマに対する違和感についてのコメントレスがあまりにも長いのでエントリ化

らくだ 『私は引きこもりなのですが、オタクではないので、少しお聞きしたいのですが、
アニメとかで主人公が普通に女の子と話すシーンはオタクの人たちには違和感は
ないのでしょうか?現実には話せないので・・・私はそこがネックでアニメの
主人公に感情移入が出来ないのですが・・・変な質問ですみません。』(2008/10/13 02:41)



nuryouguda 『はっきり言って、違和感はあります!
てめー、男子の癖に女子の、しかも美少女様と何えらそうに語らっちゃってんの?って思います。
それ以上に、現実では女性と上手く話も出来ないオタクが、何故、オタク向けアニメでは女性に強く出るような主人公を憧れでもなく自然なものとしているのか?というのが不思議です。


まあ、オタク向け物語の場合、ヒロインの頭が悪かったり病気で頭が悪かったり狂ってて頭が悪かったり呪いで頭が悪かったり正体が動物なので頭が悪かったり人格障害で頭が悪かったり過去の精神の傷から頭が悪かったりと言う感じで、レベルを下げててくれるって言うのもあるかもしれないですね。
それと、ドラえもんのしずかちゃんやジブリのヒロインもそうなんですけど、オタクっぽいアニメの女子は女子同士のつながりで群れたり言うのが薄かったりします。男には入れなくて怖い世界が描写されて無いって言うか。
女性視聴者がそう言うのを見る場合にも、ファンタジーとしてお姫様は一人か少数で大事にされるって言うほうが心地いいのかもしれません。
ギャルゲー原作とか、コードギアスの生徒会みたいに、攻略可能なヒロインのグループが在ったりする場合もありますけど、知らない女の浅くて広いつかあいのつながりっていうのはあんまり無い気がします。
げんしけんの春日部さんの友達がチラッと出ただけで破壊力が強くて斑目が逃げたりしますし。
で、リアルにバカで友達の居ない女の子を造形すると、NHKにようこそ!の岬ちゃんみたいな酷い境遇や性格の子になるのか?
あとは、フルメタル・パニック!みたいに主人公の男の方がバカですごい朴念仁という風にして女性と話しやすいという書き方も在るでしょう。フルメタは女性キャラも割とアレですけど。オタク趣味とか超能力とか。
男に親が居なくて独り暮らしで女の子が居候して二人っきりとか、もともと親戚だとか、幼なじみとか、異世界から来た勇者とかそういう言い訳のあるキャラクターは書きやすいですね。


女の子どうしの萌えを描いた場合は、あずまんが大王とからきすたみたいに男が薄くなったりって言う感じになるんですね。
C.C.さくらとかマリア様がみてるとか、女性作家の少女漫画原作の萌え(?)アニメの場合は、またちがって、女の子どうしの付き合いもあるんかもしれませんけど。そういう場合は男性視聴者も少女側に感情移入してるのかなあ?女装男子とかもそう言う系列でしょうか?


まー、なんというか、そう言う違和感を感じさせないのが作家の腕ではありますね。
でも、オタク向けじゃないアニメのターンエーガンダムみたいにキースがパンを一生懸命焼いたりロランがガンダムを運転したり、みたいに真面目に働いてたら女の子とも普通に話をする機会はあるんじゃないですかねえ。
部活とか。
恋愛ありき、で親しく話し掛けるというよりは生活や事件の中で普通の関係性を築いていく感じの方が違和感は少ないです。
ゴルゴとか島耕作みたいな青年マンガの仕事が出来すぎる主人公がとにかくモテまくるって言うのもちょっと男の憧れが先行していて、それはそれで違和感ですけど。


まー、僕も大して恋愛や恋愛シミュレーションゲームをやってるわけじゃないので、そこら辺の心理は謎です。
っていうか、女の子と、って言うかあんまり会った人と話はしないですよねえ。挨拶で終わるみたいな感じで。
うーん。ナンパの得意な男の人や合コン馴れした男性のトークのテクニックって言うのもあるけど、アニメの男はそう言う感じでもないんですよな。
あ、ナンパといえば、嫌がってる女の子を助けた男の方がモテるって言うのも謎ですね。助けた男も初対面の男である事に変わりはないじゃないか。謎です。


コメレスにしては長文失礼しました。
いや、私も似たような違和感を感じていたので、これをきっかけに書いてみた感じです。やっぱり、あるんですねー。そういう気もちは。』(2008/10/13 03:52)



nuryouguda 『佐藤順一はそこら辺が上手いような気がしたり』(2008/10/13 04:03)
nuryouguda 『あー、僕はあんまり男のキャラクターに感情移入してないかもしれないです。
男のキャラも含めて面白いドラマになってくれれば、という引いた目線かもしれないです。
あるいは、男キャラにも萌えているかとか?(笑)』(2008/10/13 04:06)
nuryouguda 『いや、性的に男キャラに萌えているって言うよりは、斑目斑目なりの幸せに成ったらいいよねーって言う感じ』(2008/10/13 04:07)




mattune 『「そもそも、感情移入しないと見れないというのが問題」っていうのは
高畑勲の言だったかな
佐藤順一はどっちも出来るし、五十嵐卓哉なんかは徹底して感情移入させない

出崎統は出崎本人が主人公に感情移入しているために
視聴者の入る隙間がないという逆説

efの話で言うとやっぱり出崎統に非常に近いな、と
演出過多だけど、方向性がはっきりしてるから見易い』(2008/10/13 11:09)



nuryouguda 『efはCGや実写素材で雲や海をやってるのが劇AIRの出崎っぽかったです。ザッバーン!とか。
方向性のおかげで見やすかったのですか。うむ。富野監督も山田玲司に「統合性を!」っていってましたし、それは大事ですね。


感情移入の擬似恋愛って言うのは、やっぱり僕も微妙ですね。あんまりしない。
擬似恋愛は自分で作った脳内妹との脳内恋愛で充分なのです。(僕の小説も読者の入る隙間がないかも…)
そりゃ、昔は小学校の時はセシリーがいたり、オリジナルキャラと中学時代に別れた後、アスカやら躯やらが脳内恋愛対象だったわけこともありましたが・・・。お恥ずかしい。
やはり、彼女達が実在しない、というよりは、彼女達には彼女達の世界での相手や彼女たちの人生が実在するので、私はそこに自分を入れることができなかったです。
efでいうと、千尋は可愛いけど、レンジ君がお似合いだし、それでいいじゃん。俺の嫁ではない。
二次創作もギャグはともかく、シリアスで書き直すって言うエヴァファンとかギアスファンみたいなことは苦手ですね。
まー、わたくしも多少は、カミーユ・ビダンの石の少女時代みたいな隙間を空想したりもするんですけどね(笑)お恥ずかしい。
ダムエーでがゆんか竹宮恵子先生あたりが描けば良いのに。原稿料をケチる雑誌ですけどね。』(2008/10/13 13:28)

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_challenge_20040908.htm
http://myplayground.blog31.fc2.com/blog-entry-205.html
とかかなー。
宮崎駿高畑勲ってあんがい溝が深いのか。
高畑勲ってむしろ、カルピスまんが劇場の虫プロ系の人のような距離感かもしれん?
いや、虫プロ系もまた、多様なんだが。
にしても、虫プロの主流だったらしい手塚治虫フォロゥアー人よりも自称「虫プロのはみだしもの」と言ってて、アニメ版で手塚先生の原作をクラッシャーをしていた人が21世紀に入ってhttp://ascii.jp/elem/000/000/166/166784/虫プロ出身五大監督と言われたりするのが歴史って言うか人の面白いところだね。
もちろん、結果論なんだが。
やっぱり進化ははみだし者が作る。
ジブリでもはみ出した人が最近面白いからなー。吾朗さん!


あと、コメレスであっても思いついた事はホイホイ書いて話題が飛びまくる僕は、本当にチラシの裏ですね。
すんませーん
なるべくここから外に出ないようにします。
王さまの耳はロバの耳!