玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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キンゲ脚本と演出の印象

オーバーマンキングゲイナーの感想をここまで書いて来たのは、富野ファンの間にも「キンゲは失敗作」という意見が多い事に対する嫌がらせに近い。負けず嫌いとも言う。楽しんだもの勝ち。
自分の中に目を背けたい富野作品を作りたくねえ。
ま、構成がいろいろ雑な部分は私も見つけたが。裏の部分をキルケゴールや家族療法やウテナ(?)やゼロ年代の想像力まで持ち出してこじつけたら、僕の中での筋は通った。
キングゲイナーは僕にも分からないところだらけだったが、「何でここで入るか分からないセリフ(「シンシア!サラ!僕が!」のサラは普通入らない)や意味不明演出(リュボフのボタン押し)や説明されない象徴(氷の門)等などを出したのだろう?」と、分からないところを繋げていった感じです。違和感から推理する。古畑(笑)
キングゲイナーの終盤の印象をまとめてみると、
基本プロットは「能力バトル」と「作戦計画」で大河内一楼氏のコードギアスみたいなもの
「フリーズにフリーズでは対抗できない。オーバーヒート」って能力バトル理論だし。
ただ、それがアニメになると「絶望と母性に絶望と母性では対抗できない、自分で手に入れる」「計画は人間集団が作る偶然の上にできてる」という風に読める。
そのように印象を半歩ずらす演出やら細かい言い回しやモチーフが加えられていて印象を熱く深い物にしてるんじゃないか、というのが印象です
ま、どのパートが誰のアイディアかは分からないし知りたくもないが
聞いて回るのめんどいし
大河内一楼氏が「富野監督には、対抗するスタッフがいた方がいいから、反対しました。僕の方が良いアイディアがあるんじゃなくて単に戦ってみただけなんですけど(笑)」と言う趣旨の事をおっしゃったらしい
うん。
見事に富野監督は戦いました。戦いすぎて推理しないと意味不明なほどの象徴を盛り込みまくりで消化しにくい事この上ない。
消化しにくいが、パッと見は元気で熱い事だけは分かるし、元の味が濃すぎると言う、謎のラーメンのような。
むしろ、作ってる側も全部分かってないで妙な勢いを鍋にぶち込んじゃった感も否めない。戦いすぎて挑戦とは違う方向へやっちゃった感が。
そこら辺がチグハグで変な部分ではある。
それを「つまらん!」と吐き出すか、「旨味が出るまで噛む!」とするかは、やっぱり意地の張り合いかなあ(笑)
僕の場合は旨味以外にも脳内麻薬とかの味かも(笑)
ま、他の全部の映画で同じ事をやると死ぬし、富野作品を自己流に面白がる場合だけにしよう
信者だし(笑)