玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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実物大の潮風が吹いた。

先週末の土曜日にお台場潮風公園実物大ガンダム立像を見に行きました。
このガンダムは鉄骨の骨組みに繊維強化プラスチックをかぶせたもので、言わば史上最大のガンプラ
乃村工芸社が指揮を取り、タイの工場で外装を作るという国際プロジェクトです。


しかし、これは30周年記念のために漫然と作られたものではありません。
きちんとしたイベントを予定しています。

■GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト
http://www.greentokyo-gundam.jp/project.html

東京オリンピック招致の一環だそうです。
ガンダムの周りを、協賛団体の出展と飲食店が囲むイベントが7月11日から8月31日まで開催されます。
「緑の森をテーマにするオリンピック」を、主に森を粉々にする側のガンダムが見守るというのは正直微妙ですが、今の日本の象徴となるのは、大仏よりもガンダムということなのでしょう。大魔神のようなものでしょうか。


■観衆の状況
上記のように、正式公開、正式イベントは7月からなのですが、予定よりも早くガンダムが組みあがったために、連日観光客が押し寄せているそうです。
(たぶん、ビームライフルとシールドが追加されると思います)

私は土曜の夜の20時くらいから21時まで行ったのですが、200人を軽く超える人がガンダムの周りを囲んで写真を取ったり、見物したりしていました。警備している人に、昼間はもっと多いと聞きました。
本格的な一眼レフを三脚に取り付けている人から携帯電話で写真を取る人など、様々でした。
年齢層は幼児や小学生を連れた30代の夫婦といった親子連れから、オフ会で来た20代のオタク風の人、10代から20代前半のカップル、地方から旅行か何かできたと思しき方言を使う初老の方々の団体、外国人観光客の団体など、東西南北老若男女が集まっていまして、ガンダムの底力を実感しました。
というか、ものすごくでかくて手の込んだもの、というだけでも集客力になるのでしょう。
現在はガンダムだけが完成して、周りは金網で囲われていて、作業用プレハブや重機も残っているという未完成状態ですが、それでもこれだけの人が集まっていました。


■そこで、私は
宵越しの祭りなので、骨付き肉からあげの弁当を食べ、白い服を着て、白ワインを飲み、宵越しの祭りを脳内妹たちと一緒に歌ってきました。
とっても男は男、女は女でした。
そんで、乃村工藝社の人に「すばらしいガンダムですね!ありがとうありがとう」と声をかけた。
あと、1000万画素形態の電池が切れるまで写真を撮りまくった。後で載せる。
夏には友人が帝都に来るので、その際には昼間のガンダムをたくさん撮りたい。


まあ、僕としては間接部分も白いほうがいいとか、指はもっと丸いほうがいいとか、腕はもうちょっと太くとか、あるけど、元から作画のぶれもあるし、最大公約数としてはかなりガンプラよりはTV版に近くていいかな、と思う。


んで、感想ですが、建造物としてはそれほどの迫力は感じなかった。
大きさは再現されていたけど。
実際のガンダムは43.4トンだが、この鉄骨プラスチックのガンプラは38トンしかない。
というか、まあ、元も軽すぎなんだが・・・。
そういうわけで、建っているだけではまあ、こんなものか。潮風公園の太陽の広場も100メートル近い直径の円だから、ガンダムを難題も置けそうな広さなので、あまりでかすぎるとも思わなかった。
でも、それは建造物としての話だ。
乗り物として考えよう。
これが劇中と同じく、アスリート並の反射神経で刀を振り回し、戦艦の主砲をガンマンのように早撃ちして、10メートルくらいの歩幅で走って、ロケットを噴射したとしたら、おそらく、観衆200人は3秒でボロクズになる。
やっぱガンダム怖い!
崇めないと!祟り神になる!
ホワイトドールのご加護の元に、ホワイトドールのご加護の元に。

■その他のイベント
ガンダム30周年イベントはこれだけではありません。
http://www.gundam30th.net/event/index.html

実物大ガンダムをREAL Gとして、第2弾は8月21日〜23日に東京ビッグサイトで開催される、ガンダムビッグエキスポです。
http://www.gundam30th.net/EXPO/index.html
こちらでは富野監督の新作ショートフィルムや声優によるショー、ガンダムの歴史を振り返るコーナーなどが予定されています。
非常に楽しみですね。


第三弾はSOUL Gとして、音楽事のコラボレーションを行うそうです。