はい、また映像の原則です!富野信者ですよーーーーっ!
映像の原則です!
鬱キャラであまり動かないコロちゃんが下手です。自然に上手から入場してくるのがシルちゃんです!
映像の原則に対応して、非常に見やすいですね!
基本的に3匹の妖精をこのように下手コロコロ・中央ピクピク・上手シルシルと言う風に配置しているのが上手い。
ピクピクは調整役だから中央なんですね。そして、ちょっとうざいシルシルは下手にいたら多分、もっと鬱陶しいので上手で良い。
下手にコロコロがいることで、コロコロは居るだけで不穏な感じがして面白い。
演劇的に配置が考えられていますね。
そして、アフレ湖のコーナーではこの配置が逆になります。
不穏なキャラのコロコロちゃんが上手に移動します。なぜか。
それは
ザ・ドリフターズの雷様のコントの高木ブーだからだ。
アフレ湖はドリフのおなじみ雷様と同じく、天から妖精たちが違う世界を見下ろすというコーナーだ。
普段のコーナーは、妖精たち”を”視聴者が見ているという構図だが、アフレ湖は妖精たち”が”下界を見ている、という構図なので、彼女達の並び順が逆になるというわけ。そこまで監督のそうたは考えてる。さすが菅原そうた監督。
アフレ湖のコーナーが始まる前に、妖精たちを後ろから見下ろすという説明的なカットがあって、彼女達の配置の逆転を自然な物として撮影している。
映像の原則としてカメラ位置がちゃんと考えられている。カメラマンがちゃんと仕事をする事に自覚的なのは、エンディングでカメラマンがネタをしている事でもわかる。
ザ・ドリフターズも徹底的に練られたストーリー作りでコントをしっかりと構成して舞台映えするように行っていたという事は有名である。
gdgd妖精sは、一見ラジオ番組のようなグダグダフェアリーのグダグダなアドリブの音声に絵を付けている。が、CGの映像自体は映像の原則できっちりと作りこまれているのだ。
ゆるい声の芝居と、コンピューターのデーターで作られた硬質な映像のコラボレーションがgdgd妖精sのケミストリーを熟成させているのではないだろうか。
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- まとめ なぜgdgd妖精sは面白いのか
この作品はどうやらプレスコで作られているようですね。
(プレスコ=セリフや音楽・歌を先行して収録し、それに合わせて絵を作る)
すると、特にアフレ湖で見せるキャラの表情などは
声優さんがプレスコ時に見せている表情を参考に、
キャラの表情が描かれているのかもしれませんね。
私がこの作品が好きなのは、単純に面白いからです。
アニメっぽいとか抜きにして面白いから。
その理由はスタッフが笑いを心得ているからだと思います。
なぜ面白いのか。
それはアドリブ的な音声に合わせてザ・ドリフターズの伝統を踏襲した
舞台劇の原則に沿って映像をキチンと作っているからです。
作り手側は笑わせる事に一切妥協していません。
毎回恒例の次回予告のパロディももちろん妥協無しです!
この作品はアニメとかCGとか持田房子といったような表現媒体そのものに捉われず
単純に自分たちの面白い事を行おうとしているからです。
この姿勢が、視聴者も作り手達も面白がって見られる、作っている要因だと思います。
失われた何か なぜgdgd妖精sは面白いのか(持田房子が復活した6話からの視点より)
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ネタアニメのgdgd妖精sにもキチンと当てはまる映像の原則ネタの汎用性すごいわー