昨日、機動戦士ガンダムAGEの後番組としてマギが始まりましたね。子供向けアニメとして、魔法冒険譚として可愛くて楽しいアニメだったと思います。絵も綺麗だし。
ただ、金持ちの商人を主人公の少年が懲らしめて、商人の売り物をめちゃめちゃにしてしまうというのが酷い話でした。
子供向けだから奴隷商人をやっつけるというのは萬画としては良いんだけど、実際的に考えると奴隷商人も奴隷商人なりに生活のためにやっているはずなのに、あんなに積み荷の酒を滅茶苦茶にしなくても・・・。マギの主人公のアラジンは魔法使いなんだからもっと他にやりようはあっただろうに・・・。
などと、昨日思っていた所で、偶然ザンボット3の9話を見た。今回はザンボットでも商人がゲストキャラクターとして登場し、ドラマを作っていた。そして、私にはそれがとてもキチンとしたドラマに見えた。
このように、旧作を褒めるために新作を批判する文章というのは、本当にダメかもしれない。だが、新作を見てもやもやっとした気分がザンボット3を見て晴れたという事実は、あるのです。最近のアニメを見て「こうすりゃいいのに」って思った所が、退廷富野作品でやってたりする。多分、私は富野が好みなんだろうなあ。
あ、富野作品でもダメな商人はガンダムZZに出ていたが、それはそれで生活感があったかな?
第9話 危うし!キング・ビアル
脚本:荒木芳久 絵コンテ;落合正宗 演出:行田進
前にザンボット3の感想を書いてから2ヶ月も無駄にたってしまった。つらい。(愚痴省略)
- 今回のあらすじ
キング・ビアル修理のための資材調達は難航していた。神ファミリーのそれぞれが日本中を飛び回って自分の実家の近くの知り合いや商社に営業をするが、神ファミリーは敵性宇宙人の一味だと世間に思われているために、「お前たちに売るくらいなら捨てた方がマシ」等と言われて売ってもらえない。それでも強奪はしない神ファミリーは普通の日本人の一般市民的な感覚を持っていて、軍人ではない。
勝平も兵佐ェ門の旧知の人物・大滝社長に資材を売ってくれるように頼み込むも断られて唾を吐かれる。
ちなみに、この大滝社長のモデルは、富野喜幸監督が虫プロを退職した後に1967〜1968年ころ、一時期勤めていたり、フリーランス契約で1970年ころまで仕事を請け負っていた小さなCM制作会社のオオタキ・プロの社長である、らしい。実際に20代後半の富野監督に大きな影響を与えた人物を出したという事で、富野監督の感情移入がわかるであろう。ちなみにこの大滝社長のモデルとなった大滝社長は1970年ころにガンで亡くなっている。(「だから僕は・・・」より)
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話をザンボットに戻すと、実際、5〜6話くらいの怪獣の攻撃によって港はめちゃめちゃになっており、東日本大震災の津波にあった東北の海岸沿いのようだ。それで、使える船舶は大滝社長の咸臨丸だけである。と、すると大滝社長は単に自分の商売の儲けのためだけにやっているのではなく、地域社会や自分の会社や取引先に対する責任感もあって行動していると想像できる。
もちろん、宇宙人の子孫であり、宇宙怪獣ガイゾックを呼び寄せたと噂されている神ファミリーと取引したくないという差別心はあろう。だが、それも地域社会の中での信用を失わないためとも想像できる。大人というのはそういうものだ。
しかし、主人公の勝平はそういう大人の理屈や感覚は分からず、自分の主張を受け入れないし、地球の平和を守る自分に従わない嫌な大人、という風に感じる。こういう多面的な感覚が富野らしい。いろんな主義主張がありつつも人間はそれぞれ個人として必死に最善を尽くそうとして生きている、という。ただし、人間は所詮人間なので最善を尽くしても大した事はできず、簡単に死ぬ、という冷徹な人間観である。
あと、やっぱり前の回での戦闘の被害がずっと尾を引いてどんどん自体や環境を悪化させて行っているというのはコン・バトラーVの簡単に被害が治るのを富野が演出していた反省からだろうなあ。
さんざん残酷な虐殺や凄惨な戦いを描いておいて、ラスト30秒で平和な日常っぽい雰囲気を取ってつけたから子供向けでもオッケー!みたいな、子供向けロボットアニメの矛盾を、ある意味皮肉たっぷりに演出してる感覚がある・・・。
ここら辺、富野は矛盾を自覚しながら、無理矢理こども向けに救いを取ってつけたんだろうな。その葛藤が翌年のザンボットで炸裂したと思われ。
超電磁ロボ コン・バトラーV 17〜20話アニメと科学の矛盾の富野 - 玖足手帖-アニメ&創作-
しかし、この被害を継続するのは作るのが難しいやり方なので、上手くやったのは新世紀エヴァンゲリオンくらいだ。あと、ガオガイガーとかバルディオス(未見)?
こういう被害がじわじわと残って行くのは、わりとスタンダードなロボットアニメよりもロボットアニメに対する批評的な作品(リアル系)に多い。ザンボットもコン・バトラーやマジンガーへの批評としての一面がある。
しかし、今回は最初の港以外は背景が海しか出ていないので、砂漠と宇宙ばっかり出てくるガンダムやザブングルや、海のトリトンを思い出して趣深い。
- あらすじ2
そこで、勝平が大滝の乗る資材輸送船を襲って資材を強奪しようとしていると、メカブーストが近くに現れる。主人公なのに、追い剥ぎのような事をしようとする!ただし、勝平にそういう意図があるというのはシナリオの事実としては描かれているが、勝平が船を追いかけて強奪行為をする前にメカブーストが出てくるので、勝平は犯罪をせずに済んで、主人公としてのモラルは保たれる。
しかし、ザンボット3では、ガイゾックが襲ってくる理由は神ファミリーが地球に来たからだ、という噂が庶民に流れている。そう考えるとここで大滝の船がメカブーストに襲われたのは勝平がいたせい、という風に見る事もできる。ただし、ブッチャーの基地での「予定より早くメカブーストがザンボットと接触した」という言動を見るとあくまで偶然という風にも見える。どっちとも取れる演出が富野らしい。富野はそういう裏が読める筋書きや演出をする所がある。
kaito2198 @kaito2198
@NISHINOB こんにちは。お体をお大事になさって下さい。それから尋ねたいことがありますけど、最近Vガンの時「現場にトミノコンテは大変という声が聞こえる」という監督本人の話を読んだけれども、この場合の大変ってどういう意味なんでしょうか。あ、お答えにくかったら無視してください。
10月5日 西村誠芳@東京都目黒区 西村誠芳@東京都目黒区 @NISHINOB
@kaito2198 ありがとうございます。うーん、例えばキャラ演技の表面と裏を考えないといけないとか、そんなところとか。自分もあまり覚えてないのですが…そしてできれば体調が悪くない時に聞いて欲しいです…(^^;;
https://twitter.com/NISHINOB/status/254080865666232321
快活な主人公の勝平であっても表裏がたくさんあるように見えるザンボットである。
- あらすじ3
近海を通っていた大滝社長の咸臨丸が冷凍ガスで氷漬けにされてしまった。駆けつけたザンバードたちはアンモスガーの冷凍ガスに苦しむもこれを撃破。だがアンモスガーの破片がキング・ビアルに付着した。
凍結した咸臨丸へ向かった勝平達は殆どの乗員が凍死している中、大滝社長がかろうじて生き延びていることを知り、彼をキング・ビアルへ運んだ。
ここで、咸臨丸の乗員が死ぬ寸前まで船や資材を守ろうとしたり、必死に逃げようとして息絶えた事が映されてる。勝平に冷たくした厭な大人たちであっても人間らしく働いたり生きようとしたのだろうと、想像できる。こういう細かいしぐさの演出を入れるから、富野アニメはザンボット3のような等身の低いキャラを描いている子供向けロボットアニメであっても社会性がある。人間の営みという物を描こうという意識があって、それは機動戦士ガンダムAGEにはなかった物だと思う。これは、スタッフの社会経験の差であろうか?
イワークが強いられていた所は社会性があったのかもしれんが、フリットがザラムとエウバを部下にした所でうやむやに・・・。
勝平は自分に冷たくした大滝社長が氷漬けになって死にかけているのを一度見捨てようとしたんだが、宇宙太の「息がある物を見捨てるわけにはいくまい」とのとりなしで母艦に収容した。ここでも「必死になって守ってやる価値が、人間や社会にあるのだろうか?どうしようか?」という問題意識が静かにある。3話でも一般庶民のダメな一面があった。
怪獣映画で民衆が殺されるのはよくあることだ。
だが、怪獣に殺されまいとして、他の人を傷つけようとする大衆が描かれるザンボットは、珍しい。
怪獣に襲われた観光バスが、乗せてくれと懇願するガイドを突き落として逃げ出すが、結局全員死ぬ。
「こんな事をする地球人類を守る価値があるんだろうか?」という不安感も序盤から織り交ぜている。
無敵超人ザンボット3「1〜3話」まどマギを35年前に超越 - 玖足手帖-アニメ&創作-
このように生きようとする人間の醜さや必死さの描写をいくつも積み重ねていく。
ここら辺の「人間に守る価値ってあるのかな?」というのは魔法少女まどか☆マギカの美樹さやかちゃんVSホストでもチラッと描かれたのだが、やはりザンボット3の方が社会を描く面が大きい。まどかマギカは魔法少女のグループだけに対する描写が多いので、描きたい物の方向が違うんだろうけど。
また、勝平が凍りついている大滝社長の服装を見て「この欲張った格好!」というのだが、ここら辺はマギMAGI一話で太った商人にひと泡吹かせて美少女を主人公が助けることがカッコイイ!という演出に対してメタな視点に見える。
「金持ちの大人は敵だ!」と、子供は思うので、金持ちの大人をやっつけるのが楽しい、っていうのが子供向け作品ではある。
だが、ザンボット3はコン・バトラーVなどの子供向けロボットアニメを富野喜幸自身がたくさんやってきた事から、「子供はそう考えるだろうけど、世の中にはそれだけでは測れない場面もある。他人を簡単に判断してはいけない」という風に一つ上の視点からメタ批評した所もあり、大滝は記号的な金持ちでデブの脇役のモブキャラではなく、一人の人間として描かれている。旧知の大滝氏の名前をつけたのは、そういう思い入れもあってのことだろう。
また、世界名作劇場でいろんな人間を描いた事の影響もある。また、富野喜幸自身が「映画をやるぞ!」という趣味だったということもある。
- あらすじ4
そういう事もありつつ、大滝はキング・ビアルに保護されて全身の凍傷を治療されたのに、それで安心せずに「拉致されたから、逃げ出して自分の船に戻ろう」という風に考えて戦闘中の上空のキングビアルから小型艇で逃げ出そうとする。しかし、敵メカの磁場のせいで逃げ出せず、宙吊りになって死にかける。そこを勝平に助けられ、大滝はその後、子供の勝平が敵メカと戦っているという事を実感する。
脇役の使い捨てモブキャラだと思わせる登場をしておいて、一人の人間らしい行動力を見せる大滝。その行動は彼を救いはしなかったが、生き物らしく最後まで足掻こうという自然な行動だった。その上で生き死にだけでなく、大滝は勝平たちへの物の見方という人間らしい認識を変化させて行く。
これがドラマだ!うん。渋いなあ。
富野とモブキャラとの関係は、モブに厳しいタツノコ劇場がニコニコ動画で配信されているので、最近のインターネットアニメファンにもわかりやすいだろう。富野はザンボットの前はこういう現場も担当していたからなあー。タツノコアニメも結構洋画を意識した部分が多い。
また、勝平自身も大滝を救ったりする事で、単なるいけすかない他人だと思っていた相手の命を大事だと思う自分の心を再発見して、やはり地球を守ろうという風になる。これで、勝平は「自分が戦うための資材を奪おうとする戦闘者」ではなくて「地球を守るために戦う正義のヒーロー」という主人公ポジションを回復する。その上で、大滝が納得したので資材も手に入れることができる。できるのだが、それはそれで人の犠牲の上で得た成果なのだ、という二重三重の意味性がある展開で、本当に見ていてしみじみとする。
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- 今回の敵のシナリオ的な意味
小型水爆の時限爆弾が磁力でたくさん寄り集まっているという怪獣。
水爆が相手なので、都市や母艦から離れた所で倒さなければならず、母艦を守るというドラマを生み出す。母艦には大滝がいるので、いつも以上に母艦を守る事が重要になる。ゲストキャラに合わせたドラマになっている。
(また、背景を海と空しか書かなくて済む。今回のラストの、泣きながら船を殴る勝平のカットなどは富野由悠季本人が原画を書いたような、チャーミングな(笑)絵柄だったので、おそらく制作がマジヤバだったんだろう。まだ1/3なのにな)
水爆怪獣と言えば、ウルトラマンの第8話「怪獣無法地帯」に登場したレッドキングを思い出す。冷凍ガスは冷凍怪獣ペギラか?ペギラの着ぐるみは第8話「怪獣無法地帯」に出た有翼怪獣チャンドラーに流用された。ここら辺は意識的なパロディーだったのかな?
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冷凍という能力は、大滝の船がやられても爆発や沈没をせずに残される、というドラマのために必要。
ちなみに磁力がモチーフなのはもちろん、鋼鉄ジーグや超電磁ロボ コン・バトラーVからの流用。お子様が最初に理科で面白く勉強するのが磁石だからな。野球盤とかな!
しかし、本当に富野アニメには核爆弾が必ずと言っていいほど出るなあ。出てないのはラ・セーヌの星、ファウ・ファウ物語くらいではないか?(シーマ・シーマ、王の心はまだ読んでない)。キングゲイナーの全世界オーバーフリーズはICBMの変奏だと思っている。
どんだけ核兵器に思い入れがあるんだよ。1941年生まれだし、夢のエネルギーやキューバ危機の原子力世代だもんなー。
今回の核兵器はキング・ビアルが日本から遠ざかるという理由付けと、上空高く舞い上がって大滝のクリフハンガードラマを作るのと、炸裂した時にキング・ビアルの装甲に多大なダメージを与えるので資材が余計必要という理由付けに役に立っている。悪役のキラー・ザ・ブッチャーが核兵器を投入したのは単に威力が大きいから、という理由だろうが、シナリオ面では核兵器ならではの使い方がされていて唸らされる。実にいい核兵器の使い方だ。富野は核兵器をいろんな風に使っているよなあ。ガンダムでは核兵器が味方の武器にもなっていて、多面的である。
- まあ、マギは
マギの一話の商人は奴隷商人なので、資材運搬商人のオオタキに比べると格段に悪いのだが。でも、奴隷といってもマギの世界観の中では合法なんだろうなー?どうなんだろうね。まあいいか。
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魔まマのさやかちゃんが「この世界って本当に守る価値があるのかな?」って言ってホストをぶち殺すんだが、まどかが「大好きな友達のほむらちゃんがいる世界だから」っていう風に女子中学生限定での仲良し感覚で人類を救済(?)するラスト。魔獣はいる。鹿目まどかは作中で何度も暁美ほむらやさやかちゃんに言われるように、優しい。だが、その範囲や社会認識範囲は母親が言うように、子供レベル。
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だが、そんな勝平であっても、祖父に「世界を救うためには、一人の犠牲はいたしかたない」と言われても、大滝の命が危ないと見れば反射的に助ける。命がけで血を流して助ける。
でも、助けた相手はオッサンであり、特に好きな相手ではない。むしろ嫌い。そんな相手でも命は助けるんだ!という守備範囲の広さが勝平のヒーローらしい所だ。あと、祖父の言いつけにそむいて、神勝平の両親が勝平と大滝を助けるという3世代感覚が機動戦士ガンダムAGEのフリットとアセムとキオの関係に似ている。
だが、たった1話の中で描いたザンボットもなかなかだ。
また、特に好きではない相手でも人の命を助けねばならない、というヒーローのしんどさをすごく描いている。ヒーローに自覚的だなあ。それでも人を助けるというのが子供向けアニメの倫理観としてすごく正しい。
その上で、「戦っている勝平も守られるべき子供の命なのに、戦う」という矛盾のしんどさも描いていて、ザンボット3はほんとしんどい。ガンダムAGEのフリットとキオはそこら辺のストレス、疲労感はあんまりなかった気がする。
まあ、まどかマギカには劇場版第3部での魔獣編に期待だ!
いや、別に新作が無くてもザンボット3だけでも美味しいのかもしれない。過去に戻ればいいのかもしれない。あの栄光の70年代に。(火の鳥 望郷篇)
あと、ザンボット3の特徴である「この世界は本当に守るべき価値があるのか?お前たち一般人である人間に守られるべきほどの価値があるのか?」を突き詰めると、それがテーマになってしまうので続かなくなる。また、読者や視聴者も大抵はそんなに価値のある人間ではないので、客を作品が否定する事になってウケなくなる。美樹さやかが魔女怪獣になって消去されたのはその倫理コードに触れたからかもしれん。あー、喰霊とかありましたねー。
また、「超能力や怪獣の存在が世間一般に知れ渡った上に、被害の爪痕が甚大で現代日本の状況から変異する」を突き詰めると、ガメラ3のように現代日本を舞台にした物語としては続かなくなってしまう。
だから、やりすぎるとダンバインの終盤の核兵器の応酬のようなどうしようもない事態になってしまって世界が変わってしまうんで、大抵のロー・ファンタジー作品からは怪獣や魔法の存在は隠ぺいされている。
でも、ダンバインのヤケクソ核戦争は筒井康隆で育った私としては大好きです。
そういう富野作品の危険物っぽいラインなのに、ギリギリ子供向けエンターテインメントとしての倫理感やドラマ性を保っている所が好きです。
「人の価値問題」と「怪異によって変わる世界」を描いたという点では、割と蒼穹のファフナーはSFとして上手いラインに行ってたのかもしれんなあ。まあ、未来の話なんだけども。あと、「ぼくらの」とか、そこら辺を描こうとしている意欲作はたくさんあるかもしれんので、富野作品だけが偉いというわけではないけども。うん。
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それでも最近の話題作と絡めてザンボット3を語るのは、もちろん露骨なアクセス稼ぎであり、わかってほしい。
あと、やっぱり僕はアニメオタクなので、最近考えてる事と絡めて感想を書くとだいたい最近のアニメの話題になるんだから仕方ないでしょう。わかってほしい。