3万5千歩2100キロカロリー山歩きして分かった人類の強み

　ミリオンライブのアニメを見て感想を書こうという気になっていたのだが、体調不良と天候不順で倒れていたり、
　体調が復調したら山歩きをしたりした。

　なんか日常生活の背景として見えている山が偉そうに感じたので10個くらい登ってきた。

　今日も峠を攻めた。熊が怖い昨今だが、スマホにダウンロード済（サブスクやソシャゲ周回は圏外になる）のアニソンを熊よけ鈴の代わりに爆音で鳴らして歩いていた。熊は鈴よりも人間の声を警戒するそうです。最近はアニソンもサブスクで聞けるのでダウンロード済のアイドルマスターの曲は初代マスターアーティストだったりするのだが、クマやシカにとって、特に意味もなく釘宮理恵さんの歌とトークを爆音で鳴らしながら近づいてくる謎の猿としての僕はどう思われているのだろうか。
　数回滑落しかけたり、道を間違えたり、山の中で日没を迎えたり、危険な目にもあったが今のところ、大きな怪我やクマ遭遇はしていない。ケガしてないからいいだろ！（五代雄介理論）

　しかし、昔の人はスマホがないからたくさん歩いて考えていたと富野由悠季監督は言ってたりするけど、ウォーキングアプリもいろいろある。

　ピクミンブルームは歩いたところに花を咲かせて領地にできる（ポケモンGOなどに比べると対戦要素は薄い）ので、征服欲を刺激されて歩いている。一日で3万5千歩21キロメートル歩いた。新記録。

　電波がつながらない圏外でもGPSで地図や標高、歩いたルートの保存や移動ペースによるカロリー計算ができるYAMAPも便利だ。

　というわけで今日は2100キロカロリー（マクドナルドのバーガー、ポテト、コーラのセットくらい）を歩いてきたけど。

　まあ、ルートを事前にマップで見ているとはいえ、天気の都合とかで道をふさぐように木がぶっ倒れていたり（しかも谷に将棋倒しになるように数百メートルにわたって倒木が放置されていたり）、山道は行ってみないと分からん。京都市か京都府の公式トレイルルートも舗装道路の延長からなんとなく沢や崖っぷちや草むらになってたりする。

　というわけで、怪我をしてないからいいとはいえ、割と山で死ぬムーブをしていたんですが、人間の能力に目覚めた。
　機動戦士クロスボーン・ガンダムによるとたくさん歩くのはだいたいニュータイプ能力と同じらしい。

　人間の能力として長距離歩行能力が挙げられることが多いですね。けものフレンズとかでも。

　ただ、山道をうろうろして思ったんですけど、「荒れ地を見て道を見つける」のがかなり役に立った。

　具体的には「立体視により、地形の中で平坦な場所を見つける」です。平坦な場所が続いているのは道で人が通った痕跡で、自分も通れます。

　動物は匂いとかで判断しているのかもしれないけど。まあ、他の動物のことはそんなに詳しくないので後で機会があれば調べるとして。

　草とか石とか土とか、特に特徴や輪郭線のはっきりしない画像を見て「ここが平坦になっている」と感知する能力は山道の歩行に非常に役に立った。というか、それがなかったら普通に滑落して死んでますね。

　もちろん、足でそっと踏んでみて重心を移す前に足場が平坦か、安定しているか、あるいは杖で調べてみるというのもあるのだが。

　人間は二足歩行なので四足歩行の脊椎動物や多足生物には安定性で圧倒的に不利だけど、視点が高くなり立体視することで地形を把握するのは有利に働いたんじゃないかなあ。

　まあ、熊やライオンなどの肉食獣も多分立体視できるんでしょうけどね。

　人間は脳が発達しているので、地形を客観的に見て最短ルートより迂回する安全ルートを通ったり、逆にマンモスを罠にハメたりしてたんだろうなあって歩きながら考えていました。

　最近は体調のこともあり、あんまりまともな記事を書いていなかったんですが、読者の方から食べ物をいただいてありがとうございます。
　そろそろ日が短くなってきて数回山の中で日没してピンチに陥ったりしたので、来月からはウォーキングは街や寺や公園や河川敷に行きたいと思います。夏の市街地はアスファルトが熱すぎて熱中症になった。
　アニメ鑑賞もやっていきます。山歩きはこの季節までにやっておかないと春まで長距離は難しくなるので、最近詰めてしまったが。