玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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「星の鼓動は愛」最大の見所‐クワトロとカミーユ・今生の別れ。

結局、これが書きたいための超長文でスミマせんが、3部の上映が始まってからというもの、「いつクワトロがカミーユに捨てられるのかしら?どんな風に捨てられるのかしら?」とサディスティックにワクワクしながら処女のように恐れて、キモヲタのようにハアハアしながら鑑賞していたんですけど。
見事にシャアはカミーユに振られましたね!いや、別れただけで振っては居ないか?
カミーユ「本当に排除しなければならないのは、地球の重さと 大きさを想像できないあなたたちです!」
シャア「カミーユ、退け」
カミーユ「いやだっ!」

いやだって!カミーユが大尉にイヤだって!テレビ版での同じセリフはクワトロのことも分からないほどテンパってるカミーユだが、映画では本当に素面でイヤだっ!って感じでした。
そんで、カミーユの彼女のファが助けに来てくれて脱出できるシャア。
グリプスモビルスーツで脱出する時も、カミーユはもうシャアを見てない。一言、
「あなたにもやる事があるでしょう!」「あなたはまだやることがあるでしょう!」とは似てるようで大違い!あんなに金魚のフンで、シャアのために殉死しようとしたカミーユが・・・・ッ!
ただ、これって、シャアが地球の重さと大きさを想像できないから排除するって上から見てるだけでは言えないセリフでもある。「そんなあなたでもやれる事があるんですよ!」とシャアすら肯定して包み込めるカミーユになってて、カミーユの器がおっきすぎ!!さすが主人公!
ただ、そこで新作の止め絵が微妙に綺麗過ぎるのが残念ちゃあ残念でした。怒りで背景ごと赤くなるハマーンとか死ぬシロッコとか幽霊のサラと同じくらいのインパクトを与える絵になって欲しかったなあ。
頑張ってかいたってことは分かったんだが、それが逆に、陰のつけ方が細かすぎ・・・。いや、個人の嗜好なんですけどね・・・。

それで、そういうカミーユの暖かさを実感できずに、自分のやれる事はメガバズーカランチャーを撃ったりする事だと思っちゃうシャア。戦争大好き?
いや、恋人たちのときの感想でも書いたけど、グリプス戦役のときのキャスバル・レム・ダイクンはいろんな陣営を観察して、次の進路を模索していた途中だと思うんだが。
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20051206/1133892323
ハマーンに「もともと裏切ったつもりは無い」というのも、『裏切るほど仲間じゃないもん』みたいな。
んで、エゥーゴの中堅でゆるく観察してるだけのつもりがブレックスが暗殺されて、全権を委託されるシャア。ええーっ。心の準備が。
そんで、1部では出来ていた気配りがイキナリ出来なくなるほどテンパるシャア。レコア・ロンドの負傷を素無視。
シャアって、少佐とか大佐あたりで好き勝手に戦争するのが一番性にあってるんだよな。ただ、自分でも親父の影のせいで政治ができるんじゃないかと誤認してる所がシャア。