大学の文化祭でコミックマーケットが開かれたので、行ってみた。
高校時代の知り合いの女子がいたので話しながら歩いていると、大学から友人になった男（リアルでは思い当たらない）がやってきて、彼女を僕の彼女だと勘違いして値踏みはじめた。
「うーん、顔はまあ、普通ってところやな」
「こらこら、女性にそんな事言いないな」
「服はそこそこお洒落さん」
「僕にはわかりかねるが、まあ、この黒い服と白いブラウスの合わせ方は良いと思う。」
「せやけど、ちょっと肌が荒れてんなあ」
「ああ、それは僕も思う。君は最近、少し不規則な生活をしすぎだと心配していたんだ。もっと自分をいたわりたまえ」
「なにそれ。グダちんのほうが徹夜しまくったり寝すぎたりご飯食べなかったりめちゃくちゃやんか」
「世話焼き女房か？ははは、ほんなら邪魔したな！おれはもう行くわ！」
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「あれは、あいつが勝手に勘違いしただけで、君は別に無理して僕を好いてくれなくってイイんだよ？」
「はあ？何言ってんの？そう言うのを何でグダちんから言われないといけないの？カッコいいと思ってんの？バッカみたい」
彼女を分かれた後、見本誌を立ち読みしたりコスプレを眺めてから帰った。
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我ながら非モテ過ぎる。
ツンデレもここまで来れば純情だ。北斗の拳で言えばトキだ。っていうかキモイ。
夢の中でもモテない童貞
