玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ヱヴァ考察

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 REBUILD OF EVANGELION
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20070902/1188717126
を見た時に、

で、そのメタ視感覚を生かすのに非常に有効に作用しているのが、Airの劇場版で登場した、アンチATフィールドであります。
皆さん、ラミエルがアグレッシブに変形して頑張って戦っている事に注目してらっしゃいますが、外側の動き(四次元の三次元空間に対する投影)よりも、僕は内部の変化に注目したい。

今までのラミエルは正八面体のピラミッドの接合部分に粒子加速器を備えて荷電粒子砲を撃つという物であったのだが、今回のラミエルは変形からも分かるように、そんなものではない。

ポジトロンライフルと電磁的反発を起す描写もなくなっているし、直接コアから光線を撃ちだしている所からも、あれは荷電粒子ではなく「アンチATフィールド」を応用した兵器だと推察した。

まあ、ATフィールドでもいいけど。

アンチATフィールドは生物を形作っている心の壁であるATフィールドを分解して生物の形状を破壊するモノなのです。で、今回の劇場版では使徒とエヴァは死んでA.T.フィールドを失うと形象崩壊するという設定が徹底されている。

シャムシエルの触手が残っていたのはエヴァのATフィールド領域だったからか?)

テレビの前半は面白いSFロボットガジェットだったのだが、エヴァンゲリオン新劇場版では後半からの心の問題、心の戦いを前半から明確に打ち出し始めている。

と、すると生物にしか効果がない兵器という事に成るのだが、そこでメタ感覚が生きてくるのだと思う。

サキエルの放つ光線、初号機に犯されそうになって自爆して形象崩壊するサキエルの爆炎、ラミエルのドリルを見ると「周囲の空間に亀裂」が走っている描写がある。

これは、「世界を構成している物に対するアンチATフィールド」ではないかと考えられる。そのため、ビルや山を破壊することができる。熱ではない?

だから、ヤシマ作戦でEVA零号機が使用する盾はSSTOを流用した物ではなく、NERVの正式装備ではなくては成らず、またラミエルに対する第三新東京市のシールドも耐熱版ではなく光子力研究所的な「割れるバリアー」という描写があった。

これはアンチATフィールド対抗物質結合力強化型呪術兵器だと推察できる。

と、考察したが、

エヴァンゲリオン専用単独防御兵装の正式名称をポスターで確認したら、
Enchanted Shield of Virtue=力天使(or美徳)によって魔法をかけられた盾
だった。
考察するまでもなく、科学よりも魔法で戦っていた。