玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ラ・セーヌの星33「王妃マリーの孤独」

今回のあらすじ

ラ・セーヌの星とつながりがあるとの容疑で収監されたロベールを助けるためにラ・セーヌの星は監獄に夜討ちをかける事にする。
その頃、バスチーユ牢獄が民衆に奪われた事により、ベルサイユのばらにも出てきたポリニャック伯夫人や国王ルイ16世の弟など多くの貴族がフランスから亡命する事態になっていた。
頼るべき物を失ったマリー・アントワネットは一人、嫁いでからの人生を回想する。
国民の祝福を受けた結婚、娘と息子の誕生、自分の幸せを独り占めにしすぎて国民のことを考えなくなっていった事・・・。
その中で、親衛隊のロベールだけはマリーアントワネットと国の事を真摯に考え、常に傍らにあったことを思い出した王妃は、侍女に変装してロベールを救出に向う。
ラ・セーヌの星はちょうど現れたマリー・アントワネットの馬車に隠れ監獄に侵入するが、一足先にマリーアントワネットがロベールを救出した。
マリーアントワネットの策に油断させられた兵の中で、ザラールだけはラ・セーヌの星の侵入を悟り、激しい戦闘になる。
しかし、ラ・セーヌの星は無敵なので首尾よくロベールとマリーを逃がし、自らもすぐにロベールの馬車を追う。ロベールは馬車の中でマリーとシモーヌの因縁を明かす事を誓うのだった。

今回はお話としては一本線で単純であるが、戦闘シーンや芝居は面白かった。
とくに、監獄の多くの兵士の顔が一人一人個性的で、かつちゃんとフランス人の顔になっていた。俯瞰やあおりのレイアウトやアクションシーンでもデッサンが崩れず、シルエットや動きは実写のような雰囲気だった。
それでいて、マンガチックなギャグシーンのテンポの良い表情付けも在り、スゴイと思った。
マリー・アントワネットシモーヌもやたらと美しい瞳になっていたし。


作画監督坂口尚と言う人だった。
聞いたことがあるような、ないような・・・。
調べてみた。
ああ、あっかんべェ一休の人だったか!なるほどー。
http://www.momiji.sakura.ne.jp/~werdna/sakaguchi/index.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E5%8F%A3%E5%B0%9A

安彦良和
ガンダムエース2002年11月号の貞本義行氏との対談で、「坂口尚?えっあの天才が?もったいないあたなたのような人が!」とサンライズの面接に来た坂口尚に驚いたエピソードが語られている。ろぼっ子ビートンでは坂口尚が絵コンテを担当したが、もっと別な作品でやって欲しかったと安彦良和氏は述べている。

ラ・セーヌの星サンライズ系の作品なのだが、この時か?うーん。すごい人なんだなー。
だから僕は・・・によると虫プロ時代、トミーノは坂口尚三(本名)とか永島慎二にビビっていたらしい。
富野喜幸とのコンビはリボンの騎士でもあったようだ。ほほぅ。リボンの騎士も見ないといけませんか!アトムもか!なかなか自殺できないなあ〜。


それにしてもラ・セーヌの星は強すぎる。ザラールを合気道のようにいなしたり、兵士の壁を飛び越えたり、何人も斬殺したり。
たまんねー。
潜入する所もいつ見つかるかハラハラして上手かったなあ〜。ベタだけど。
さて、シモーヌの秘密はどうなるんでしょうねー。ワクワク。