さらざんまい第7話「つながりたいけど裏切りたい」の感想です。
前回、一稀がどん底に落ちてから仲間たちの力で復活して生まれ変わった。それで、今回から新章が始まります。
このブログでは「さらざんまいは男の子がプリキュアに変身しちゃったらどうしよう?という作品」だという思い込みのような仮説で見ていきます。
夏休みです。学校行事に敏感なのはプリキュアらしさ。また、以前の感想で「無垢なプリキュアと違って男の子は罪を背負っている」と書いたけど、前回、一稀は色々あって女装や春河を傷つけた罪とか家族に慣れなかった負い目を解消した。きれいな一稀になった。
部活にも復帰する。
そして、久慈悠を呼び捨てにする。プリキュアの8話だ!呼び捨てで仲良しになるのはプリキュアの恒例行事。そして悠を部活に誘って一緒に夏休みに秘密基地でサッカーしようとする。
青春だしプリキュアだ。何者かが秘密基地をゴミで汚したけど、それをきれいにするのもの青春だ。
(ちなみに久慈をさそったのは一稀で、ゴミを片付けようといい出したのは悠で、燕太は追従していた。伏線)
悠の兄貴がヤバくなって一緒にいられない!でも一緒にいたい!そうだ!希望の皿を使って一緒にいられるようにしよう!プリキュアの転校とか親の転勤エピソードあるあるだルン。皿を使おうといい出したのも一稀なので燕太は追従していただけ。
男の子のしんどさを描いていたさらざんまいだけど、一稀の罪の要素が前回一段落したのでプリキュアっぽく可愛くフェミニンにキラキラとしている感じになった。
さらざんまいで心が通じ合ってる3人ならなんとかなる!っていう気持ちもプリキュアっぽい。
- ケッピとサラ
前回、春河にいい人ムードを出した吾妻サラがケッピとラブラブデートしているのを見せつけてくれる。普通に会ってたのか。街の警備をしていたけど、警官組が地図で見ていたマークと関係があるのか?マスコットの希望の王子と姫もプリキュアマスコットだ・・・。
なんか、前回で罪が一段落したのでプリキュアっぽくなり、全体的にフェミニンな印象になっている。
- 警官組とカワウソ帝国
玲央が作った朝食(ペヤングの炭水化物にブロッコリーの野菜をぶち込んでマヨネーズであえたもの。俺もよく食べる)をロボットの真武が我慢して食べてたら、玲央が当てつけられたと思ったみたいにキレる。
ちなみに、ペヤングの由来:「ペヤング」は「ペア」と「ヤング」が語源となっていて、若いカップルに1つのものを2人で仲良く食べてもらいたいという思いが込められている。
なんか女々しくないか?変わってしまった真武が気に食わないなら最初からペヤングを自分の分だけ作ればいいのに、食べ物を美味しく食べられないロボットのマブにも出した上で反応を見てキレるの、めんどくさい彼女みたいだな。
あと、カワウソ帝国の黒田崇矢は地下で真武と人形焼を作っていて、それが妙にエロチックなので、玲央としては寝取られたというか、上司と浮気されている感じでもあって、そこら辺も女々しい。なんか、男のホモというより、女性が書いているBLの「キャラクターのガワは男だけど精神は女」みたいな女々しさを感じた。
カッパ王国殲滅の時の関東大震災からレオとマブが生きてたら凄いおじいちゃんっぽいけど、カッパ王国とカワウソ帝国の時間の流れは人間の世界とは違うのかもしれないけど。
カッパ王国殲滅の時の事故でロボットに成ってしまった真武に「真武はそんな顔で俺を見ない!」ってキレる玲央はすごい女っぽい。
以前の感想で「我らは似たもの一つの生命」というカワウソイヤァの歌詞で「レオとマブ」は「同一化」を目指すホモなのかな?と書いたのだが、今回からカワウソイヤァの歌詞も変わった。そして、玲央が真武の「違い」に悩むようになったので、単純にホモソーシャルとして似たものが重なるのではなく、なんか男女の恋愛みたいなめんどくさい受けと攻めのBL感覚が増した感じがする。真武に機械の心臓があるということで、体の作りが玲央と違うと明かされたわけで、そこも女っぽくなった印象。
カワウソ帝国も単純に欲望を搾取するだけでなく、その構成員の玲央と真武にも葛藤とか悩みとか個人的な願望があったりする、というのが今回からの新章で掘り下げられていくのか。
- 漏洩します
隠し事は、さらざんまいで漏洩するだろ!という理屈を通り越して「悠の方を一稀が見た!嫌だ!」ということで自分たちの秘密基地を汚してしまった燕太。一稀と自分の秘密基地なら大事な場所だけど、そこに悠が入り込んだら汚してもいいって思う燕太の心理ってめっちゃ女々しい。まあ、ホモなんだけど、嫉妬して表では仲良しなふりをして裏で裏切っていて、しかもそれがバレるかどうかは関係なく衝動で利己的にやってしまうというのは男性のホモというより、もう、女じゃん。(差別的な発言かもしれないけど)
でも、プリキュアの女の子は基本的に良い子なので秘密のアイテムを独占したり仲間をハブろうとしたりはしません。やっぱり汚いプリキュアなのか・・・。
ゾンビになった成人男性のアナルを攻める男子中学生ということで、「男の」プリキュアという感じでやってきたけど、今回からの新章では「男も女みたいな行動をしてしまう」という性の連続性を描くのかなあ。
今回は燕太がやらかしたので、多分次は悠がやらかすと思うんだが、悠は兄と悪と力の世界、男の世界に行こうとしているので、また違う感じになるのだろうか。
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