というわけで、Gのレコンギスタの劇場版もありつつ、ママは小学4年生も見ていく今季。
機動戦士Vガンダムとママは小学4年生はどちらもサンライズ制作の、こおろぎさとみさんが赤ちゃんの面倒を見るアニメ。
機動戦士Vガンダムは皆さんご存知の通り、毒です。今回もさっそくシュラク隊が減るし(ゴメスが増える)、男のメンバーが戦死した穴を埋めるように、ルペ・シノさんが単なるピピニーデンの部下というだけではないシリアルキラーぶりを見せます。ルペ・シノさんもカテジナ・ルースさんも顔は良い。顔がいいのに、なぜ…。
シャクティも戦闘中にパニックになって赤ちゃんを背負ったまま地面に木の枝を叩きつけて穴を掘って種を植えるし。
その毒を、ママは小学4年生で薄めるつもりで見ていたのですが。
一生懸命になる子どもは浄化されたもの。夢なんだよ、あたしの!
Vガンダムには井内秀治さんの弟子筋でもあるN・H・Kにようこそ!やヤマノススメなどの山本裕介さんも制作進行かなんかで参加してます。第三クールから演出デビュー。山本裕介さんは今回のママは小学4年生第6話でも演出をしてます。
なんか、ママは小学4年生もママは小学4年生で、結構ヤバいアニメなんじゃないか?
まあ、プリティーリズム・レインボーライブのシリーズ構成の人なので、ヤバいことはヤバいんですけど。ヤバい家族描写に定評がある。
毒を清潔な水で洗い流すというより、ゴールデンカムイみたいにテトロドトキシンとトリカブトを同時に飲んで毒同士で中和させる感じ?
- 今回のあらすじ
なんか第六話になるまで放置されていた、未来から来たみらいちゃん(主人公が未来で生んだ女の子の赤ちゃん)と一緒に来たリュックサックかなんか袋状のものから、「ごきげんフルート」というおもちゃ販売促進グッズが偶然発見される。いや、その、なんで6話まで荷物を放置してたの?調べないの?
そのフルートは基本的におもちゃっぽい白くてピンク色のハートマークの装飾がついたフルートなんですが。赤ちゃんが泣くと、それをなだめるために音が出て、泣き止ませるという、育児グッズなんですが。まあ、赤ちゃんが泣いてるときにフルートの優しい音でごきげんにさせる、というのは優しい道具ですね。うん。母性がある。
それはそれとして、主人公の水木なつみちゃん小学四年生が通っている学校で、音楽祭が開かれることになった。クラスで2人の代表者が出て、楽器演奏などを披露する。
僕の世代ではアイドル声優だった白鳥由里さんが演じる立花えり子ちゃんはピアノを披露する。他には三味線の演奏などを披露する子がいる。いや、小学生でなんで三味線ならしてんだよ?わき役だからって面白要素を足しすぎでは?
んで、えり子ちゃんの他にもう一人クラスでだれか楽器できる子を出そうという話になったときに、偶然、自宅でごきげんフルートを吹いているなつみがクラスメイトに目撃されて、じゃあお前が出ろよってなる。なつみもクラスメイトにいいところを見せたくて、出場を決める。
あと、クラスメイトの男子の大介君が「てめーがフルートをふけるわけねーだろ。吹けたら逆立ちで学校を一周してやるよ」言ったので。
しかし、ごきげんフルートは楽器の素人のなつみちゃんでも優雅な音楽を奏でることができる未来グッズというか、ドラえもんのひみつ道具的なアイテムなのだが。あくまで「赤ちゃんを寝かしつけるための道具」なので、「赤ちゃんが泣いていないと鳴らない」。
そういうわけで、なつみが音楽祭でフルート演奏を披露するために、なつみが舞台に立っているときに「みらいちゃんを泣かせないといけない」というミッションが発生する。
いや、そうはならんやろ。
赤ちゃんを泣き止ませるための道具を使うために、赤ちゃんを泣かせる!という本末転倒ぶり!っていうか、伝説巨神イデオンじゃん。
小学生の女の子が赤ちゃんを育てるっていう、まあ、女児アニメ的な優しくてフェミニンなアニメを期待するわけだが、なぜイデオンみたいな道具とメンタルの関係性を見せられなくてはいけないのか?
ていうか、子育てアニメなので赤ちゃんの健康を優先するのがポリコレ的に正しい気がするんだけど、なつみちゃんは自分の学校行事での成功を優先して、赤ちゃんを泣かせようとします。未来で自分が生んだ実の子ということは自覚しているけど、小学生なのであんまり赤ちゃんを大事にするという倫理観がなくて、自分が困ったら赤ちゃんを、未来の道具を使うためのトリガーにします。ひどい。
なんか、なつみちゃんと同居している叔母のいづみさんも「洗濯当番をなつみに代わってもらう」というしょぼい利得のために、みらいちゃんを学校に連れ込んで、なつみの舞台のタイミングで泣かせようとします。成人女性ですが。ひどい。
うー---ん。これ、どうなんだろうね?まあ、昔から子どもが置き去りにされて死亡するなどの痛ましい事件はずっとあるんですけど。
ママは小学4年生って第六話の時点ではママ要素より小学4年生要素の方が強い。小学生女児はアホなので、自分がクラスでいいところを見せるために赤子を道具にします。ひどい。エゴだよ!それは!
ま、まあ、ママ4はほら、全51話もある一年シリーズなので、きっとこう、終盤には母としての自覚とか、赤ちゃんの脆さとかに気づいて責任感とかが芽生えて成長する、と、思いたい…。そうでなければ、人の歴史は、あまりにも悲しい。
ちなみに、なんやかんやで音楽祭でのフルート演奏は成功して、大介は律義に逆立ちで学校を一周します。夕方までかかって。それについてなつみちゃんが日記に「大介はちょっとかわいそうだったけど、不思議なフルートがある未来ってすごいね!」と脳天気な日記を書いて、赤ちゃんってかわいい!って言って終わる。
なにか、とても大事で危険なものを見落としているような気がするんだけど。
しかし、母親と大叔母に意図的に泣かされようとされるみらいちゃんはめちゃくちゃタフな赤ちゃんなので、なんとなく破滅を免れている。みらいちゃん、自分より月齢がちょっと上の男の幼児からおもちゃとか楽器とか奪うし。強い。
でも、みらいちゃんが強いと言っても乳幼児なので、どこかでシャレにならないことにならないか、本当に怖い。しかも、保護者も赤ちゃんの健康より自分のエゴを優先するような女たちだし。どうなんすかね?これ。星雲賞を取った名作らしいけど…。
こおろぎさとみさんはママ4では平和な1992年のバブル景気時代の金持ちの家で楽しく赤ちゃんと暮らしていたのに、翌年のVガンダムでは親をベスパのイエロージャケットの爆撃で殺され、ギロチン公開処刑を見てトラウマになって、ゲリラのリガ・ミリティアと行動をともにしながら赤ちゃんの面倒を見る(っていうか、赤ちゃんのカルルマンの声もこおろぎさとみさん。ママ4のみらいちゃんは吉田理保子さん。ドラマCDでの10歳のみらいちゃんは伊藤美紀さんになります。ルペ・シノ…)。
なので、平和なママ4から地獄のVガンダムに飛ばされてこおろぎさとみさんも大変だなーって思ってたけど、どうも、ママ4も戦争が起きてないだけで女たちのエゴはイデオンと同レベルみたいだぞ。いや、それはダメでしょ!
- 宣伝
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