玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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悲しきツンデレ

ビデオフォーマット版では、追加シーンでアスカがシンジ君のことが好きで、でも素直になれない上にシンジがバカたれだったために、結ばれなかったツンデレという寝たバレが入っている。
これを踏まえて、この電車から首締め前のシーンを見ると、シンジはともかく、アスカの言葉は全て裏があって、激しくシンジを求めているように見えて萌える。
っていうか「あんたが全部私のものにならないなら、私、何にもいらない」って、最高の愛の言葉過ぎる。
初見では、20話と同じくアスカの姿を借りてシンジを取り込もうとするユイ=初号機=リリス=レイの精神攻撃かと思っていたんだが。今回見ると、アスカもシンジと共に居たと見ると、萌え萌えだ。萌えッていうか、ラブだ。Love is destructive.
アスカにあんなストレートに愛を叫ばれたら、心から、抱きしめたい。
が、スゲー険悪なムードでそれを吐かすのがエヴァンゲリオン。シンジ君も「だったら僕に優しくしてよ」じゃねえよ!バカッ!
http://d.hatena.ne.jp/izumino/20060901/p1
なんか、これを思い出しました。この分類は秀逸ですが、アスカとシンジ君の場合は、
「誤解」に基づくが、好意に満たされた世界で、悪意のような行動しかだせん。バカだから。というパターン。
かなあ。
これは、宮台先生が主張するように、生育環境を変えて、教育すれば何とかなるってもんじゃないし、「とりあえず女の子とエッチをしたい」だけで何とかなる問題ではない。
もっと本質的なヤマアラシのジレンマだわ。
男が承認要求を取り下げて、女の子を父親のように理解して包み込んでやって、その代わりに性交渉を手に入れればよい、というのではない、と思う。その向こうにあるものをエヴァは探そうとして、もっと美しい、真なる、愛を求めようとしたと思う。
もとめて、見つけられたか、ソレが在るのか、という事は知らないが。
エヴァンゲリオンVガンダムの影響を受けた作品なら、「その向こう側に何も無くてもかまわない」のかもしれない。
つーか、アスカ大好き。実際にアスカと恋をするのはメチャメチャ難しそうだが。アスカはシンジ君が好きって言うのを知ってる視聴者だから無責任に思えるんだろうな。