玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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島本和彦のマンガチックにいこう!海のトリトン

海のトリトンの最終回を見るのを待って聞いてみた。
島本先生は解釈を間違っている。
ポセイドン族をポセイドン像の下の都市に閉じ込めたのは、トリトン族ではなくてアトランティス人。
トリトンが半年かけて殺し続けていたのは、ポセイドン族ではなくて、地底都市から出られないポセイドン族がマイナスオリハルコンの短剣を探すために、人間や他の生物や無生物に命を与えて作り出した遠隔戦闘マシーンとしてのポセイドン族。(ややこしい!)死なない代わりに太陽が苦手。そんで、ポセイドン族はプラスのオリハルコンエネルギーで生きてるので、戦闘マシーンポセイドンオリハルコンの短剣を受けると消滅する。
トリトン族がアトランティス人に作られたのは、閉じ込められたポセイドン族がプラスのオリハルコンポセイドン像の力でアトランティスを滅ぼしたので、それに対抗するためのマイナスオリハルコンの短剣を守らせるため。
で、あってるかなあ?
最終回で怒涛の裏設定ばらしがすげえので圧倒された。トミノの設定はややこしい。
それにしても、ポセイドン像が動いたとたんにポセイドン族はすぐ死にすぎ。ポセイドン様の命乞いぶりもすごかった。ラスボスなのに命乞い。「頼む、オリハルコンの剣を収めてくれ」すげえ。
アトランティス人はオリハルコンの短剣が近づいただけでポセイドン族が全滅するような恐ろしい仕掛けを作ってたのね。
んで、とりとん自身もアトランティス人に作られた生体兵器としての自分を知らないで、自分の意思だと思って仕掛けどおりにポセイドンを全滅。
意地悪だなあ。トミノの世界設定。
ところで、島本和彦のマンガチックにいこう!ではラストシーンにナレーションがかかったようだが、再放送版ではその台詞がなかった。

「戦いは終わった。海に平和が戻った。魚たちは口々にとりトンとピピに海のユートピアトリトン王国の建設を迫った。しかし、トリトンは断った。
そして剣を捨て、トリトンは一人の少年に戻った。
そして、トリトンは再び旅立つ。
その行方は誰も知らない。」

なんでカットされたのかなあ。