玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士ガンダム0083ドラマCD「ルンガ沖砲撃戦」「宇宙の蜻蛉」を聞いたぞ

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「機動戦士ガンダム0083〜スターダスト・メモリー」CDシネマ・ルガ沖砲撃戦

ガンダム/機動戦士ガンダム0083CDシネマ2


なによりも、シーマ・ガラハウは0083の世界観を広げているなあとおもた。
ガンダムは架空のロボットなのだから、細かいメカニカルな描写を狭く追求するよりはシーマみたいなキャラクターを通じて世界観を掘り下げるのはイエスだね。と思った。


砲撃戦は、海軍の親父と言う物に憧れているのかもしれんが、ステレオタイプでおもしろくなかった。
ルンガ沖夜戦をパロディーしてるけど、そんなに関係ないし。ファッションの戦争と言う感じでうぜえ。
ガンダムも弱かったし。
照準が壊れた主砲をガンダムが支えて発射すると言うワンダバな展開の方が良いと思う。ライフルのスタビライザーが規格に合わないから撃てないとか言うガンダムはしょぼい。ガンダムは精密機械の右手で12センチの砲弾の連射を受け止めて、ビニールで大気圏突入して、数千年くらい埋まっててもいきなりビームライフルを撃てて当然だと思う。
異常に汎用性があり大雑把だが最強の設計がガンダム
ジオン共和国軍かデラーズフリートかの判別が曖昧だった気がするが…。まあ突っかかってきたし結果的にデラーズフリートだったのでいいんだが、外交手段としての戦争行為としてみたら好戦的過ぎる。まあ、ミノフスキーの海なので司令部の判断などと言う物は無いのだが。
1巻はそんな感じ。
ニナ・パープルトンはウザいし。
だが、シーマ様の造形はいい。シーマ様はもっと評価されるべき。
0083の戦う男たちのドラマとか、信念に殉ずる軍人とか、ジオンの大義と言う印象を根底から否定してくれるシーマ様は痛快だなあ。
まあ、ガンダムの主砲に圧殺されるわけですが。
あと、ニナうぜえ。
徳光康之先生はシーマもガトーもデラーズも好きと言うのはよくわからんナ。俺はガトーとデラーズは好きじゃない。大塚明夫もガトーはジオンに拘りすぎで、ある意味青いといってるし。
ニナは脚本の方向性が変わったからなあ。人格が破綻している。まあ、嫌いだ。
シーマは軍という組織とか戦争状態の中で好き勝手を貫こうとして、生きたり死んだりするのが好きだ。
というか、僕はアニメキャラなら好き勝手をする人が好きだ。
りゆうはおもしろいからです。
ランバ・ラルも組織に殉じるというよりは自分と仲間の生活のためだから、そういう個人の思惑で動くのはすごい好き。いくさバカだが。シーマは賢いランバ・ラルだな。
ところで、アムロについて、
自意識過剰気味の主人公が戦争に追い込まれて、行動しないといけなくなって、いつの間にか、所属する共同体内の人間関係やイデオロギーにベタに埋没する人間になって社会参加して、大人になる。という風に語られる事が多いのだが、それは僕はどうなのかなあと思うなあ。
どうなんでしょうか。
一年戦争の時のアムロ地球連邦軍にそんなに帰属してた印象は無いなあ。ネットを見るとみんな、アムロは軍人になって自己実現したというし、それをエヴァンゲリオンとの対比で語られたりもするわけだが。
アムロ連邦軍なんかどうでもよかったと思うなあ。
ザビ家を倒すと言うのも、連邦の軍人として、と言うよりも単にザビ家が気に食わないし殺せる実力があるって自分で思ったので殺しにいっただけだと思う。
まあ、その役割まで取られたらシャアがかわいそうなのでシャアに譲ってあげたが。
アムロがいつのまにか軍人になったと言うが、それも軍に組み込まれたと言うよりは、ジャブローでカツレツキッカがホワイトベースに残ったあたりを見ると、「人類絶滅戦争の最中ではどこに行っても安全じゃないので、ある程度の重火器を自由に扱える軍内部にいた方が生存確率が上がるのではないか」という目論見があったように思える。
客観的には危険かもしれんが、自動車事故よりも飛行機事故を怖れると言う心理状態が人間にはある。
死ぬ確率が高くても、自分である程度操作できる可能性がある死の方が人間は安心できるんだって。そういう好き勝手にやるキャラクターが好きでス。
つーか、一年戦争の終局では連邦もジオンもソーラレイで首脳陣が死亡してグダグダ。
ホワイトベース隊の人びとのラストも連邦の指揮系統を外れて好き勝手に逃亡してるわけだし。
連邦だのジオンだのはくだらないぜ。好き勝手にやるのがいい
と、言う訳で0083とかOVAガンダムが好きな人が「君は連邦派?ジオン派?」と言うのは本当にバカだなーと思う。
連邦もジオンもねえよ!
強いて言うなら、僕は小説版の「シャア・ホワイトベース連合艦隊」が好きです。ラクシズか。
まあ、アムロは死んでるんだけどね・・・。
シャアはカイに嫌われるし。そこら辺もニュータイプイデオロギー一辺倒になってなくて好きなんだ。


でも、ガクト宣伝部長が「僕はジオン派」と言いながらカイ・シデンのものまねが上手かったりするので、どっち派だとか言う事も遊びとしては面白いのかも知れんので、目くじらを立てることも無いかもしんない。


そんで、軍人になるとかならないのはなしに戻ると、シャアもアムロ逆シャアでは組織の一員になって好き放題が出来なくなってるんだよねえ。そこら辺がせつないんだが。
僕が35歳以上の中間管理職じゃないからわからないのかもしれんが、中間管理職の傷の舐め合いをアニメでするなよ。と言う若さもまだある。と言うかニート
でも、アムロは本来はベルトーチカとの子供ができた事をシャアに突きつけて引導を渡すわけだし、シャアも組織に従う振りをしてアムロとケンカがしたいだけなので、そこら辺は好き勝手なのかもしれん。うーん???


なのだが、やっぱりアムロは人に認められたがりなのかもしれんわなあ。というのは、アムロ原理主義者のあきまんさんが

663 名前:通常の名無しさんの3倍 メェル:sage 投稿日:03/11/27 23:16 ID:???
あきまん、どこから来てどこに向かう?
アムロ・レイから来て
キリコ・キュービーに向かいます。


今日は久しぶりの交信
普段届かない電波が届いた模様
地震の予兆かも
出会い別れる時、
互いになにかを交換する様には
  
 
ガンダムは知ってる人も多いだろうが
ぼとむずはしらんひとがおおいだろう
というわけで説明
ボトムズはキリコという人間が
ある時、西に行きたくなったとしよう
それで
西に行く物語だ
それ以上モノのではない
だがこれだけでは何のことかわからんだろう
だからせつめいしてやる
キリコが西に向かうとき
もしそこに不良がたむろして邪魔したらどうする
人によっては
西に行くだろう
そしてキリコも西に行く
その場合不良は死ぬ
もし
警察官100人が邪魔をしたらどうするか
本当にごく一部の人は
西に行くだろう
キリコもそうする
その場合警察は壊滅する
もし
軍隊1万人いたらどうなるだろう
ランボークラスや脱北者なら西に行くだろう
キリコもそうする
そのばあい
軍隊は壊滅する
もし
惑星全部が
西に行くのをはんたいしたらどうするだろう
普通の人は
大分困るだろう
キリコは行った後
宇宙に出る
そして
惑星は粉々になる
そして最後に
全宇宙が
反対したら、、
見ている人なら答えはもうおわかりだな

アムロはスタッフワーク
キリコはフリーランス


もっと説明いる?
スタッフワークにおけるアムロのヒーロー性は
他者に認められると云うところと切り離すことが出来ない


組織という村にいる以上
いくらぐずぐずの理系でも
ヒーローになる為には
組織の為に役に立つという
事をやらなければならなかった

その後のアムロ
今から考えると
幽閉という実に格好良いヒーロー道を通っていたのだが
なんせ
主役じゃなかったので華がなかった

あうど村にいってまた村に属した
キリコはフリー
フリーになった俺が感じるのは
対峙した全ての人
組織にぴりっとした気持ちにならざるを得ない
自分を守れるのは
自分だけなのだ
そしてその延長で考えたとき
もっともイカスのが
キリコのいき方だった
キリコにはたしかに目的はあった
自分がなにものなのかたんさく
ふぃあな捜索
だけど画面で執拗に描かれていたのは
きりこがしたい事をさせないあらゆるひとものが
壊れていく
傍観していた者も同じ罪と云わんばかりに
死んでいく
そこに痛快さがあった
それは
一人ぼっちの男が夢見る痛快さ

というのはすごい説得力があると思うので富野アニメを全部見たらボトムズを見なければいけないのでなかなか死ねん。
こないだギャオでやってたのに気付かなかったのは一生の不覚。
装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズはテレビ版以前の話と言う事らしいのでそこから見てみても良いかなあ。
しかし、こないだ、大河原邦夫先生に会った時に、
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20070225/1172426305

今やっているボトムズOVAは2Dと3DCGの融合。
今やっているボトムズOVAガンダムで言うところのGガンダムの位置づけ。ボトムズシリーズを潰して、新しい人が入って来れるようにしたい。

というのだが。龍とかウシとか魚とか蟹とかカメとか犬とかに変形するATが出てきたりするのか?
どんなだよ。楽しみではある。
レンタルビデオを借りる金があると良いなあ。