玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士ガンダム0010[ガンダム鹵獲作戦]

なんか、ソレスタルビーイング側の動きが少ない。前回でソレスタルビーイング側のドラマは終わったと言う事なのか前後編で。
今回は人革連編。前回の人革連は出撃しただけですからねー。
そう言う風に構成のブロックぶりが理屈っぽいですねー。
だからまー、流れる劇というよりは、「情報」を小出しにしてる印象。
そのネタバレも月刊ニュータイプとかプラモで流出してるしなあ。アヘヘへ。
でも、人類革新連盟側は結構ドラマチックになってましたねえ。
ガンダムマイスター側が主人公だと思うとうっとおしい話でしたが、人革連が主人公なら今日は泣ける話でした。もう、人革連が主人公でいいよ。
ミン中尉の人生↓
【ガンダム00】人革連特務部隊頂武ミン副官登場シーン ‐ ニコニコ動画:GINZA
ミン中尉はなんか、不思議の海のナディアのフェイトさんみたいでしたねー。
人間らしくて良いけど、少々露悪的。もうちょっと短くてもインパクトは出せたと思うけどなあ。
台詞のセンスが悪いからかなあ?クラウンが死ぬときは、状況として酷い感じだったけど、アニメのつくりとして酷い感じはしなかったんだよなあ。
うーん。21世紀は記号的な演技と言葉に自覚的に作るのがアニメ?
アニメを作ろうと思ってアニメを作ってるのか。
ガンダム00はドキュメント風な世界観を作るのとアニメ臭いキャラクターを作るのがバラバラな気がする。
っていうか、アニメ臭いって言うのはキチガイばっかりなので、人革連のまともなおっさんが主人公で良いと思いました。ゆとり的にはキチガイの方が感情移入しやすいのか・・・?いや、感情移入せずに遠い目線で「wwwwwwwwwwww」して萌え燃えするには戯画化したほうが良いのか。云々。
ファンのブログを読んでいると、都合のいい妄想のネタになれば良いから、デーハーでさえあれば良いって感じだなあ。僕はそう言うのは、、、。自分の存在がうそ臭いと思っているから、アニメでは本当の事をやって欲しいな。
「脆弱な事は美徳ではないよ」(byシャアinハイ・ストリーマー)
強化人間のソーマ・ピーリス少尉がキチガイからまともな女になれるといいね。マジで・・・。
前回には特にセルゲイ・スミルノフからソーマに薫陶的なことはなかったけど、「前回のようなことはごめんこうむるぞ」というだけで、反省したのでいい子だと思います。今回も暴走するかと思ったら一生懸命、傷つきながらもできる範囲の中で模索して頑張ってましたね。主人公みたい。
akiman's blog:ガンダム00・第10話感想 - livedoor Blog(ブログ)
僕は半ニートだから良く分からんけど、あきまんさんの組織論はなるほどなーって感じですね。組織に必要とされるのは人間として認められることなのかどうか!
ガンダムは組織よりも、擬似家族と私怨を優先するようなアニメな感じだけど、どうなるんですかねえ?
でもあれだ。レイアウトに工夫がないせいか、せっかくソーマ・ピーリス少尉のノーマルスーツ(って、言わないんだっけ?宇宙服)が特別仕様になって、ヘッドマウントディスプレイから壁面投影型になった理由とか特性が演出されてなくって残念でした。
そこら辺のインフラの見せ方は富野は上手かったよなあ。
ソーマ少尉は貧乳だけど、プラグスーツみたいな模様で下乳を強調してるのが涙ぐましくてかわいかったです。
でも、ガンダム00のヘルメットはガラス面が透明なのでSF慣れしてない女の子が見てもキャラクターがガミラス星人になったと勘違いしなくて済みそうです。コックピットの中では透明で、周りの紫外線が強くなったら色がつくシステムっぽいですねー。
そういう最近の技術を取り入れたギミック設定はしっかりしてて良いと思う。ガンダムっぽいし。
でもさー、ガンダムキュリオスガンダムヴァーチェがカーボンネットにホイホイ捕まる割には、変形したりキャストオフしたら動けるんだな。
そこらへんのレギュレーション判定が甘いというかおかしいというか・・・・・・・
うーん。あれだな。
やっぱ、根性に反応して強くなるロボットなんだな。根性がエンジンだ!
だから、ガンダムナドレになっても武装が強化されたわけでも高機動になったわけでもないので、いくら不確定要素だと言ってもそこまで急いでセルゲイが撤退しないでも良いと思ったんだけど、アレだ。
ティエリアの根性の気迫が半端ないと感じ取ったんだろうな。ニュータイプかよ。


というわけでティエリア・アーデは早速やらかしましたね。
あーはーはー。
なーけーなーけー。
アンドロギュノスの人かー。そんなに好みじゃないんだけどね。顔は。
美形って設定だけど他の美形とも余り区別がつかんレベルだし。もっと睫毛を長くするとか瞳がキラキラ(今回は特殊効果でしてたけど)してるとかそう言うデザインの差別化が在ると良かったなあ。
うーん。安彦良和先生も言ってたけど、美形は変化が付けにくいんですよね。
でも、一寸考えたら、それって美形と言うよりは平均顔のことじゃね?と思った。
ほら、スレッガー・ロウ中尉って顔のつくり自体は美形じゃないけど、ミライさんとのラブシーンでは美形に見えるでしょう?
そう言う風に演出や表情や雰囲気の力で平均顔から半球ずらしてストライクを取るかって言うのがキャラデザの醍醐味、アニメの力だと思うんだけどねえ。
というところで、参考動画↓

【実験】アニメキャラ32人を合成したらどうなるか【究極の萌え】 ‐ ニコニコ動画:GINZA
ね、だから、沙慈・クロスロードルイス・ハレヴィとその母親がなんかそっくりとか、なんかもう、みんなそっくり!
というわけで、最初は一人だけ不細工で浮いている気がしていたセルゲイ・スミルノフがカッコよくてタマラン。


つーか、アヴァンタイトルで仰々しくやってた沙慈君の受難が全く本筋に影響せず流されていたので、脚本に無駄が多いと思った。
でも、バラエティー番組やネットサーフィンやゲーム感覚の世代に波及する構成としては、しかたがないのかな?って思ったのさ。
どうでもいいけど、セックス・F(uck)・精液って刹那・F・セイエイに似てるよね。


あと、つっこみどころとしては、今回のガンダムはGN粒子の慣性制御で移動してるらしいんだが、ガンダムエクシアの機動性がのろすぎる。強い時と弱い時の差が、ストーリー展開の必然性によって違って見えるなあ。もっと、ティエレンを同画面にたくさん出したら、数に翻弄されてる感じが出せたんだろうが、枚数をケチったからか、単にエクシアが鈍いだけに見えた。
ティエレンや輸送機の推進剤は水なのに、なんで爆発するのか。水素かなあ?
装甲のEカーボンの分子結合に水素が浸透して、機体自体が燃料タンクらしいが、それって簡単に爆発しそうな物なのか、しない物なのか、微妙ですね。
まあ、ロボットは爆発する物だと相場が決まっていますけど。残骸を描写するのもめんどいし。
ガンダムナドレの名前の付け方は、微妙ですね。天使の名前だったらトローネとかアルヒァイになるかと思ったら、「ナバホ族には「ナドレ」と呼ばれる女装者で性の中間者がいました」だからなあ。
第二世代ガンダムはタロットカードの名前だし。バラバラだなあ。
意味ありげなわりには。
Zガンダムは神や地母神や戦闘神に混じって森のクマさん。意味わからん。




というわけで、つまり、ガンダムがピンチに陥る話なのに、なんとなくガンダムが勝ってしまったので、アクション話の割にはガンダムより、ガンダムに翻弄される敵方のやりとりのほうが、狂ってウジウジしているプトレマイオス側より燃えたので、えっと、
なんとなく煮え切らない。
まー、人革連が主人公で良いや。
セルゲイがロシア人らしく、間違った政府に軍事クーデターを起して大統領になってくれたら面白いよな。


おしまい。