玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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GUNDAM EVOLVE../ Α-ガンダムイボルブ ダブルドットスラッシュ アルファ−

グダちんのー!D!V!D!に物申す!というほど大げさでもないんだが。
とりあえず、これで映像化されたガンダムにはおおむね手をつけたということになる。ガンダムマイスター初級としてはこんなものだ。
SDGFOVAの一部とOVAガンダムの劇場版の一部は見ていないが、現時点ではその必要を認めない。
というか、明日あさってには夏至であるというのに、Gガンダムの感想も滞っているので、先に進めないのだ。
だが、ガンダムを見ないで学校に行くということも避けたい。
が、学校のヘボいモニターでGガンダムの最終回を見たくもないし、雨のせいで京都精華大学にも行くことができない(グダちんは雨の中で自転車をこげないし、また、只でアニメを見るために交通費を払うのも馬鹿らしい。)
そんな状況でなんとなくビデオ屋に行ったら、ガンダムイボルブAがおいてあったので、「これなら見れるし、見るべき!」と、見た。
学校のヘボいモニターで。



■EVOLVE../11
(作品原典:「機動戦士ガンダム」)
 一年戦争において最終決戦の地となったア・バオア・クー。戦争の傷がまだ生々しい戦場で、連邦軍の新米パイロット“ヒデン”は戦後処理のためRB-79「ボール」で調査をしていた。そこへ、ジオンの残党がいるという知らせが入る…。ア・バオア・クーの内部を進む少年パイロット達、そして…!
EVOLVE../11 監督:百瀬慶一/絵コンテ:奥山 潔/ストーリー:近藤英明/キャラクターデザイン:笹井一個
ヒデン:神谷浩史
http://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCBA-2691


丸い棺おけver.Kaに乗せられた糸色望少年が戦後処理をさせられてる最中に残党兵に襲われて、仲間が全滅して、少女兵を殺して、トラウマを受けて絶望する話。救いようがない。
なんというか、リアルなCGは駄目だ。
だって、リアルに書こうとしているのに中途半端。
大河原邦男先生や安彦良和先生のような手描き絵なら、許せるんですが、CGのボールが、あんな位置にバーニアをつけているというのにまっすぐに飛ぶ映像を見せられると、物理的にありえんので許せん。せめて、前傾姿勢で飛べ。
ver.Kaなら、もっと元のデザインをいじってバーニアの塊にしてしまえば、せめて2001年宇宙の旅程度の説得力はあったのだろうに、プラモデルのデータを流用しているので、どうもなあ。
ロボットのデザインなら嘘っぱちでも許せるんですけど、ボールはロボットというには宇宙機器過ぎるので、生理的に気持ち悪かったです。あと、ザクがあの状況でロングレンジライフルを撃つのもありえないし、少年兵が作業中に襲われたのに指揮官に連絡しないのも変だなあ。戦後処理ならミノフスキー粒子はないだろうし、残留ミノフスキーがたまっているんならケーブルを引きずりながらでもいいはずなのだが。まあ、短編フィルムということで、表現したいストーリー優先で、そこらへんの必然的に発生する事案は無視したのだろうか?
ノーマルスーツのバイザーが角度によって真っ黒に見えるのは宇宙服らしくてグッド。むしろ、マンガ的な顔をさらすよりは顔が見えないsomeoneの方が上品だったのでは?



■EVOLVE../12
(作品原典:「機動戦士Zガンダム」)
 クワトロ・バジーナは、量産型リック・ディアスに戦闘データを移すため、模擬戦に臨んでいた。データマンの遊び心でクワトロが対決を迫られたのは、何と、かつての自分“赤い彗星のシャア”の乗機MS-06Sだった!MS「百式」受領の前後を舞台としたアナザーストーリー。なぜ「百式」は赤く塗装されなかったのか…。
EVOLVE../12 監督・絵コンテ:河田成人/ストーリー:近藤英明/キャラクターデザイン:窪岡俊之



キャラクターデザインのせいか、アイドルマスターっぽいですねっ!
リック・ディアスを使用した模擬戦で赤い彗星シャア専用ザクのデータに負けたクワトロ・バジーナ大尉がアンマンで飲んだくれていると、元アイドルの三浦あずささんのような愚痴を言う酔っ払いや戦争後遺症で赤い彗星を自称する基地外を見て、「私は昔にこだわるのはやめて、百式は装甲の地の色の金色のままにするぞ!」と気違いとしか思えない決意を固める話。
ナガノ博士も基地外だが。
そんで、百式というのは明らかにRX-78ガンダムと同タイプだが、シャアが意固地になって「アムロが目立つ白なら、私は金色だ!しかもシールドもつけぬ!」という意地の張り合いの象徴な気がする。
で、最後に百式ガンダム(データ)の戦闘が始まるのだが!
そこで終わる。
どっちが勝ったんだあああああっ!
うーん。
まあ、猪木にもアリにも負けて欲しくない気分ではある。
Zガンダムハーフっぽくもある。
いまいち、モビルスーツの全天周モニターはCGの塊なので、それをCGアニメで描画すると、実際のMSを使用しているのか、データのみなのか混同した。
CGオンリーなのはシャアザクガンダムのみで、他の機体は実際にアポリーのリック・ディアスカミーユ君のMk-IIだったようだ。(クワトロがシャアザクに負けて意地になって実弾を発砲するとアポリーがびびったし。クワトロは大人気無い。模擬弾のわりにマークツーの片腕がもげたりしていたが、、、それはいいのか?)
カミーユガンダムMk-IIはやはりガンダムなのでいい動きをして粘っていた。負けたけど。カミーユもしゃべったら萌えたのになあ。
んで、アーガマ隊の全員から一本をとったクワトロだが、シャアザクには負ける。
シャアザクの方が機体の性能よりもパイロットの思い切りの良さが目立つピーキーな戦い方だった。そこらへんは、クワトロがおっさんになったということを表してるのかもしれんが、よく考えたらCGデータはGに耐える必要が最初から無いよな!
ずるい!
クワトロが飲んでると、あずささんが酔いつぶれてショールが脱げて、巨乳がちらりと見えたので、クワトロ先生が急いでサングラスを装着するところがロリコンらしくて面白かったです。
「うわっ!おっぱい!目がー!目がー!」っていう。クワトロwwwwwwwwwwww
バーの猫がずっと赤い片目だったのが、両目を開けると金色になってるのが面白かったけどわざとらしいけど面白かったよ。
しかし、0080もそうなんだけど、やっぱり僕はバーで飲んでて、愚痴を言う女を見て決意を固めるって言うシチュエーションが苦手なんだなあ。
どーも、おたくの癖に背伸びした感じが。
三谷幸喜のドラマや映画に出てくる酔っ払いの女にはそういう感じは抱かないんだが。
三谷の場合は女を象徴化しないで描いているからだろうか?
まあ、シャルル・アズナブールのピアニストを撃てにもバーのシーンはあったけど、あれはあれで何が起こっているのかよくわからない映画だったので、僕はやっぱり子供っぽいのかなあ?


もうすぐ仕事の時間なので、いったん切ります。