玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

ブレンパワード14魂は孤独?

14話はすごいなあ。
ホンはヤダモン面出さん。コンテはカワッセ。
今回見返してスゴイと改めて気付いた所は、ノヴィス・ノアのブレンパワード隊VSオルファンのグランチャー部隊との総力戦をハイテンションで描いたのだが、それをクライマックスにもってきていない。
ノヴィスのエネルギーでオルファンを封じ込めるか沈めるか、と言うのはオルファンに勝ったと言うよりはオルファンがエネルギーが心地よいと感じて停止したに過ぎず、作戦自体も国連の横槍で停止。
そういうわけで戦闘的カタルシスは途中で切れるのだが、勇の心情的テンションは続く。ブレンに対する劇高、ジョナサンとの口論で高まり、戦闘の後にも傷ついたラッセと彼を思うカナン等を見て、そういう人間関係からなんとなくやる気になっていって次週のオルファンへの攻撃作戦提案につながるわけだ。
そこには、比瑪がずっと見ていてくれていたり、「親を捨ててみろよ」と、ジョナサンにある意味発破をかけられたという事も関係していて、有機的だ。
戦闘の興奮だけではなく、そういう気持ちの面で物語の熱を高めるのは匠だなー。すごい。
ブレンだなー。
で、持ってるブレンはここで終わりなので、次からテスト期間中はキンゲのぬるめの話でも見ます。トリトンとラ・セーヌも持ってるし、それでもいいかな。トミノ分は補給しないと。

  1. 14話の伊佐未勇怒涛の長台詞

一見の時は台詞の内容と量に圧倒されたんだけど、今回は、その長台詞を聞かせるための息継ぎなどの声優の演技が、勇の絵の表情の眉の締め付けや肩の強張りとシンクロしたリズムになっていて、ああ、やっぱりブレンは演劇なんだなあ。と感心したのだ。