玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。


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勇者ライディーン第11〜16話

ページがみつかりません バンダイチャンネル

話数 サブタイトル       脚本 コンテ 登場怪獣
11 殺し屋ギルディーンの陰謀 辻真先 泰泉寺博 化石獣ギルディーン
12 火球獣アルガンドスの痛撃 伊上勝 高橋資祐 化石獣アルガンドス
13 妖変美女シュラガの愛 高久進 瀬田強 化石獣シュラガ
14 暗闇魔獣ダアクルの洞窟 辻真先 安藤正信 化石獣ダアクル
15 宝石魔獣ダイヤンの復讐 辻真先 高橋資祐 化石獣ダイヤン
16 海竜ドローズデンの地獄攻め 高久進 富野喜幸 化石獣ドローズデン

ほとんど辻真先先生のターン!富野喜幸監督もあんまり絵コンテを書いてない・・・。


まずは前回のコメント欄で思いついた事を

勇者ライディーン第6〜10話 - 玖足手帖-アニメ&創作-
id:kaito2198
こんにちは、いつもお世話になっております。
ちょうどライディーンを見てるようなので是非訪ねたいことがあるのですが、
トリトン』から『ライディーン』へと、富野監督の演出には何かの変化でもあるのでしょうか?
というのも、今の富野監督の作劇においては、高畑勲監督からの影響が強く感じられると思いますが、
だったらまだ高畑作品に参加していない時の作品とそれ以降の作品も色が違うんじゃないの?って勝手に推測していますが、
こっちは今のところライディーンを見れる機会はありませんので、是非富野通であるグダちんさんに聞きたいところです。
ご視聴の真っ最中にこんな話をしてすみません。変な固定観念を与えたら申し訳ございません。
しかし、もし何か違うところが感じたら、教えていただけないでしょうか。



nuryouguda 2010/12/04 20:11
えーと、トリトンは処女作ですし、原作も迷走していたものですので、ハッキリ言って作品としては酷いです。レギュラーの登場人物が全員人間ではないし、ひたすら海に浮いてて、たまに幽霊船か怪獣の島に上陸する程度です。ストーリーとしては破たんしています。ぶっちゃけ退屈です。感情移入しにくいし、ピピのツン回とヘプタポーダとか魔人の回と最終回以外はわりとルーティンワークです。
ライディーンは、それに比べると、主人公や敵が古代民族の血を引いていると言う共通点がありますが、レギュラーの脇役にちゃんとした人間がたくさん配置して、ゲストキャラクターも豊富で、決定的に群像劇として成立していると言うのが、大きな違いです。
これは今回、kaito2198さんに質問していただいて思いついた視点ですので、こちらこそありがとうございます。
これが高畑勲監督からの影響かというと、そう言う部分もあるかもしれません。


また、ライディーンはムトロポリス付近の熱海や小田原と言う地上のキチンとした根城(ロボットプロレス場)があるのも、ひたすら水に浮いてたトリトンから変わった所ですね。映画で言うと、グランドホテル形式です。ライディーンに向かって様々な敵が来たり、ゲストが絡んだり。
逆に、トリトンにあった、世界放浪ロードムービー的な部分は機動戦士ガンダムまで寝かせて置かれるのかなーと言う感じです。
で、ガンダムからは「船と言うグランドホテルがロードムービーする」という、ゆうきまさみ先生にエルガイムの時に揶揄されたような富野作風が出来るんですな。


それと、美少年路線はトリトンから継続している物ですが、安彦良和という美少年アニメーターを手に入れて、さらに美少年パワーがアップしています。また、安彦さんの細かい芝居付けが加わっているのもトリトンから、アニメーションとして格段に進歩した点だと言えるでしょう。
後の細かい所は、おいおい自然とブログに書くんじゃないかなあと思いますので、読んでください

だが、16話の富野絵コンテは、高畑の影響と言うレベルではなく、まるパクリだったと言う・・・


  • 11殺し屋ギルディーンの陰謀

戦ってると、敵にダムに追い込まれて、ライディーンはがんばってダムを押しとどめるけどダムが決壊してライディーンの人気が落ちる。(一応ライディーンが頑張ったので、避難勧告は出せた)
プリンス・シャーキンが「ライディーンの人気はガタ落ちだ!ライディーンの敵は人間どもの悪の心だ!人間の方が我々よりも悪魔にちかいわ!」
とか、偽ライディーンとか。
んで、目が見えないライディーンファンの女の子の手術前の夢をかなえるために戦うライディーン
王道過ぎる・・・。
ギルディーンは人気怪獣なので、パチンコにも出てるそうです。
でも、うちの近所のパチンコやはエヴァンゲリオンばかりでライディーンが見つからない。100円くらいならプレイしたいんだけどなあ。


しかし、新聞にライディーン批判が載って「ライディーンの出動は国会の承認がある時だけにしろ」とか言われたり、怪獣を迎え撃とうとしてバイクで走ってる洸が一般市民に取り囲まれて、クラスメイトと一緒に角材で殴られるとか、王道ですけど、ザンボット3くらいひどい・・・。角材て。
あと、フェードインしようとしてる洸を狙撃する怪獣とか、邪道すぎる!変身を2回も邪魔するとかパターン破りすぎるだろ。
今回はあんまり出番がないが、神宮寺のナイスアシストで何とか合体。


あと、なんか今回、ゲストのミヨ子ちゃんのお母さんの顔が手塚治虫っぽい顔なんですが。


それにしても、今回はファンの幼女に呼びだしされて、幼女をお見舞いしたり、幼女をかばったり、幼女のちょっとした言葉をヒントに勝利を収めるとか、ひびき洸のイケメンぶりはとどまる所を知りませんな!
人間に怒られてリンチまでされたのに、幼女一人の応援があるだけで人間不信に成らないで、むしろファイトする洸のイケメンぶりが素晴らしすぎます。
人間の悪意を計算したプリンス・シャーキンも洸のイケメンパワーと幼女パワーまでは読み切れなかったようです。いやー、もう、このアニメは基本的に「洸がイケメンでライディーンが無敵」って言うだけでほとんどの理由が付くのが素晴らしいですね!
あ、ギルディーンは所詮化石獣で、材質が石だったので、見た目や装備が似てても、謎の超合金ムートロンで出来た無敵のライディーンさんが瞬殺しました。



いや、でも、こんだけ主人公が有無を言わせぬ無敵ぶりを出してるのに、それなりにバリエーションのある敵を出してきたり、バリエーションのあるゲストのドラマがあるのは、結構がんばってるなー。


ちなみに、偽ライディーンのギルディーンの声はマジンガーZの兜甲児役の石丸博也さんです。マジンガーZに対する三番煎じロボット番組の嫌がらせですね。わかります。
あと、わりとどうでもいいんだけど、大抵の化石獣の声がゴジラと同じなんですけど、それもなんだかなあ。使って良いのかなあ。

  • 12話 火球獣アルガンドスの痛撃

神宮寺力回。
神宮寺の交通事故で死んだ弟は、洸のサッカー部の部員のチビガキのコッペ(声はフグ田タラオ)に似てるそうです。
そんな理由で、コッペをかわいがってる神宮寺は自分の戦闘機でのパトロールに同行させます。シートベルト無しで。無意味に宙返りとかします。
うん。また死ぬね。
ミスター神宮寺は人間として何か常識的な部分が欠落しているのではないか。
そして、敵に撃墜されてるし。撃墜されて気絶してる猿丸太郎博士をくすぐったり、こよりで目覚めさせるとか、なんかイジメっぽいし。
チビを守って敵の人質に成るし・・・。
神宮寺は強いけど、なんかダメ人間臭いな。
まあ、チビがこまる


んで、イケメンで勇者の洸はどっかの丘でカッコいいウェスタンジャケットを着て寝そべりながら「どうして神宮寺は俺の言う事を聞かないのかな」とか言います。
中学生か高校生なのに、元はプロの軍人でパイロットの神宮寺の旦那に対して、自然に上から目線です。
怪獣の出現を知らせるマリに対して、「何が大変なんだ?だれかにスカートでもめくられたのかい?」って鷹揚なセクハラ発言です。
もう、イケメンだから何をやっても許されますね。おめでとう。


ちなみに、勇者ライディーンオリジナルサウンドトラックの挿入歌、「ぼくらの仲間ライディーン」の冒頭の寸劇は今回からサンプリングされた物です。
「そろそろライディーンが来るころだな」
「待っているのは俺かい?」
「なにぃ?」
「ライディーーーーーーーーン!」
ってやつ。本編を見ると、サンプリングよりも洸のイケメンぶりが引き立ちますね。
あと、熱さに苦しむライディーンと、苦しむ洸の二種類の悲鳴が楽しめて、神谷明ファンの女子高生にはたまらない内容となっております。


声と言えば、旧ジャイアン役で有名なたてかべ和也さんが妖魔帝国の三枚目の雑魚怪人の役で出演していて、若々しいコメディアンぶりを聞かせてくれます。でも、自軍の怪獣戦闘のマグマに飲み込まれてギャグっぽいノリで20人くらい死にます。妖魔帝国はひどいですね。
スネオの肝付兼太さんは妖魔帝国の幹部のベロスタンです。がんばれジャイアン


あ、人質は普通に助けて、怪獣は普通に殺害しました。イケメンですからね。当然です。


  • 13話 妖変美女シュラガの愛

学校のシーンから始まります。洸はウェスタンルックで通学して居眠りして、母親の夢を見て先生に怒られます。
居眠りは怒られるけど、制服を着たり着なかったりするのは怒られないみたいですね。地球が滅びて色んな学校の生き残りが臨海学園に集まってるのかなー。


そんで、妖魔帝国のジャイアンたちが金髪美女を追いまわしているのを発見した洸は、とりあえず高い木の上に登ってからやっつけました。イケメンだから高い所から名乗るんですね。わかります。で、落下しながら4匹位蹴り殺して、10人くらい殴り倒して追っ払います。強いね。
まあ、ジャイアンは金髪美女を洸に近づけるのが目的だったので本気じゃない。
金髪碧眼の美女リディアは実は魔女狩りで死んだ女の霊を元に作られた化石獣シュラガだったんですねー。あー、また人類の罪が・・・。武器が刺す又と鎌をつなげた薙刀っていうのが魔女狩り時代の人っぽいです。あと、髪の毛が蛇で顔が鳥で乳首がドリルミサイルです。なんだそれ。


素顔のリディアは髪の長いセイラさんって感じで、安彦良和が炸裂しています。たまらん。
洸はイケメンなので、敵に追われてる美女にペンダントを送るとか、とりあえずイケメンぽい口説きをやります。イケメンとしての礼儀ですね。わかります。んで、リディアは「人にやさしくされるのも、贈り物を貰うのも初めて・・・」とかデレ。
そんなリディアはひびき洸を暗殺するためのスパイです。いきなり魔女に変身して殺害しようとする。
でも、リディアは洸の失踪した母親の写真を持ってるので、洸は殺しをためらう。美女だからというより、母親の手掛かりを知ってるから殺さないっていうのがイケメンのワガママぶりですね。
プリンス・シャーキンは9話でライディーンにボコボコにされたので、最近は心理戦に凝っているようです。


でも、洸はシュラガを「マニュアルパワーオン!(コックピットの洸の手に繋がったマスタースレイブ操作による直接殴打)」で殴りつけ、念動光線ゴッドアルファー、ゴッドゴーガン、ゴッドバードによる急所貫通コンボで容赦なく殺害します。必殺技使いすぎだろ・・・。ゴッドアルファーはエネルギー使いすぎで、今まで禁じ手だったのに、なんか普通にコンボに繋げてるし。さりげなく強くなってる。
女が魔女狩りの被害者だろうが、ちょっと美人だろうが、母の手掛かりを言えって言ったのに黙ってるやつはとりあえず殺す。
殺した後、水平線に向かってリディアを思い出しながら「あの写真はどこで手に入れた!」と叫ぶとか、自分の家族の事しか頭にないわがままイケメンぶりがすさまじいですね!!ドモン・カッシュか。
ダメだこいつ。イケメンすぎる。早く何とかしないと。


あと、明日香麗は10話で昔の男を洸に殺害された後、11,12話では出なかったけど、今回再登場したら、髪型がツンツンした外ハネからストレートパーマをあてたっぽいボブに変わって、そばかすも消しました。おそらく、洸に惚れなおしたためにエステに通っていた模様。戦闘服も宇宙戦艦ヤマトみたいな全身タイツから、品の良いえんじ色のプリーツスカート付きのスーツに黒タイツとスーツに合わせた臙脂のローファーに変更。
イケメンは女心を変えますね!


あと、敵のラスボスの名前がここら辺からバオラからバラオに変わりました。それは変わったらダメだろ。妖魔帝国はテキトウだね。

  • 14話 暗闇魔獣ダアクルの洞窟

敵の怪獣の攻撃で、冒頭からライディーンは手が腐りました。
そしたら、コックピットから紙が出て「キタヘ ムカエ コノママデハ テガ ボロボロニ ナル」って書いてありました。
ライディーンって昔のコンピュータか電報みたいですね。ブレンパワードはディスプレイに台詞を投影するので進化しましたね。
そんなライディーンの誘導で富士山麓の洞窟に入ったら、ライディーンの手が自己修復しました。
なんかライディーンにオーガニック的なパワーを入れるムートロンが埋まってるらしいから治ったらしい。マジンガーZのジャパニウム鉱石か。思いっきりパクった!
とかなんとかやってたら、修理待ちでフェードインする前の洸がダアクルの爪に洞窟の中で斬られて、ガチで死にました。
でも、ムートロンが在ったんで生き返った。ちょうテキトウ。
あと、ガチ死にシーンをヒロインのパンチラでサンドイッチする所でショックを和らげる脚本家演出の手法は上手い。
生き返った洸をマリが抱擁するのもギャグっぽく描かれてる。
それを見た荒磯が「我が最愛のマリさんと、我が尊敬するキャプテンが!我が初恋が!」とか言うブサメンギャグが洸のイケメンぶりを強調していますと言うか、もう、洸は男にも女にもモテすぎだ。
メカが得意でチビの眼鏡男子の猿丸大先生はライディーンの修理調査に行く時に戦闘機のコックピットで「マリさんは洸さんとキスした事がありますね?どんな味ですか?手を舐めた時と同じ味ですか?」とか言う理系男子のモテない感じもまた洸のイケメンぶりを強調。
ていうか、洸がイケメン。イケメンだから、ヒロインをからかって嘘をついたりしても、「いやん、バカバカ」とかわいい猫パンチをされて高笑いするくらい余裕です。イケメンはブサメンに比べて余裕があるんだなー。


あ、怪獣の腐食光線をどうやって克服するか気に成っていましたが、ライディーンは無敵なので、ゴッドバード状態で正面から喰らいながら、普通に貫通しました。特に理由はありません。まあ、スーパーロボット大戦で言う所の気力が高かったのかなー。
このアニメのほとんどは「洸がイケメン。ライディーンは無敵」で説明がつきます。おめでとう。
ガンダムSEEDとかガンダム00はイケメンばっかり活躍して、腐女子に媚びすぎ!」って怒るのが馬鹿らしいくらいイケメン力でごり押ししてます。
しかし、不思議と爽快感があるのは、変に社会問題とかトラウマとか大風呂敷を言わないで、イケメンと怪獣の戦闘だけに集中しているからでしょうか?

  • 15話 宝石魔獣ダイヤンの復讐

冒頭の戦闘は、ダイヤン1世がライディーンの能力を調べるための物でした。だから、ダイヤン1世は簡単に死にました。
そんな簡単な緒戦で、小田原駅が壊滅して小田原城が毒液で消滅しました。どんだけ富野さん、小田原に怨みがあるんですか・・・。
絵コンテの故・高橋資祐さんはライディーンから長浜ロマンやトライダーG7に参加し、2007年に66歳で逝去されるまで第一線のアニメーターとして活躍して、るーみっくわーるどの監督も務められた方です。特に小田原を標的にする理由はなさそうですね。そういうわけで、熱海とか小田原とか、神奈川県のその辺とかは大体ライディーンが壊滅させてます。
熱海は辻真先先生の仕事場があるので、壊滅させやすいんですね。


まあいい。
ダイヤン1世は炎と氷を操るが、ライディーンは5000度の高熱にも、零下300度の寒さにも耐えられるそうです。すごいね。零下300度って存在したんですね。いや、妖魔帝国はボスの名前も変えるような適当な集団なので、絶対零度のマイナス273度も四捨五入するんだろ。有効数字は1桁。うん。アホなんだ。
で、ライディーンの装甲のムートロンの硬度は9なので、それより硬いダイヤモンドの牙のダイヤン2世を生みだしたら勝てるんじゃないかなーって言う作戦。有効数字は1なので、9より10が大きいと言う事はわかるようです。
でも、なんか雑魚クラゲのドローメが触手にミサイルを持って、それを投げつけると言うのは新戦法ですね。妖魔帝国もミサイルを製造できました。ミサイルポッドは作れません。
でも、ライディーンは投げられたミサイルを8発、両手の指の間に挟んで投げ返しました。わぁい。北斗神拳奥義 二指真空把よりすげえ!んで、ゴッドミサイルからのゴッド連続攻撃でドローメは全員殺害。まあ、所詮はイカっぽいクラゲっぽい雑魚ですからなあ。


でも、ダイヤン2世はダイヤの牙でライディーンを穴だらけにして、中の洸の肩を直接刺すとか、かなりの戦果をあげました。
でも、洸はイケメンなので血を流しながら、「昔から言うぜ。肉を切らせて骨を斬る!」「ライディーン、よく聞け。こちらが苦しい時は敵も苦しいのだ!」とか余裕です。美形が血まみれに成りながらカッコよく戦うとか、腐女子サービスしまくりですね。
んで、伊豆大島の火山にダイヤンを叩きこんで「ダイヤモンドは炭素で出来ている!高熱でもろくなったんだ!」で、殺害。
ライディーンは高熱でも余裕です。
ダイヤン1世は炎と氷を操るので、耐熱加工が万全だったはずですが、2世はダイアモンド一辺倒だったので、ちょっとダメでした。
大島の海岸の火山堆積地層の描写は地味に上手い。


あと、マリはパンチラ多すぎる。いつも白。
あと、こんかい、ひびき洸とレッド団の子供たちはコープランダー隊の払い下げのエンジンを使って大島でオリジナルメカを特に理由もなく作ってます。やっぱり、地球が滅んでるので子供には甘いのかなあ。
でも、事故で洸と荒磯は死にかけた。
いいのかなあ。

  • 16話 海竜ドローズデンの地獄攻め

富野喜幸(現・富野由悠季)コンテですよー。もう、富野がフリーダムすぎて、酷い。
なんか、∀ガンダムでロランがガンダムハンマーを見つけて、「なんだこれ、ふざけてるのか?」って言い放ちたくなるくらいひどい。
とりあえず、富野のひどさを書く。
あらすじ。
日本以外の世界をほとんど支配している妖魔帝国に唯一対抗できるライディーンを操る事の出来るひびき洸が何故か豪華客船クイーン・マリリン号で神戸に遊びに行くチケットを持っていて、友達と豪華客船国際線の旅に行って遊ぶ気満々です。おそらく、洸は世界で唯一の武力を持っているので、いろんな方面と裏取引をして、贅沢三昧のようです。描写されないけど。
ひどい超展開1。
エヴァンゲリオンのシンジ君達が任務で第三新東京市から離れられないのとは対照的なフリーダムぶりですね。
でも、チケットを持ってる洸は空気を読まないフリーダムイケメンなので、サッカー部とマリちゃんが電車で港まで来たのに、堂々とバイクで遅れて来ます。
ひどい超展開2。
バイクで乗りつけた洸は「どうやらクイン・マリリンは俺を待っていてくれたようだな」とのたまう。何この自信。破嵐万丈っぽい感じの自信。青春を謳歌しすぎだろ・・・。
ひどい
そしたら、ゲストキャラの車椅子の少女のユカちゃんが泣いています。お母さんか看護婦さんっぽいおばさんがチケットを忘れたせいで大好きなクイン・マリリン号に乗れなくて、神戸のおじいちゃんに会いに行けないそうです。もちろん、洸はイケメンなので、チケットをユカちゃんにあげます。幼女でもとりあえず物をあげて口説く。でも、イケメンは余裕だからそのまま帰る。あと、ユカちゃんの世話はガールフレンドのマリちゃんに頼んで、ユカちゃんの保護者は船に載せない。
酷い。
んで、豪華客船にのったマリちゃんはドレスに着替えます。そこを、船の揺れでマリちゃんの部屋に転がり込んだ荒磯に半裸の所を抱きつかれます。ひどい。マリちゃんは白いブラジャーと白いパンツです。
なんか、いなかっぺ大将のフンドシ見せギャグとドラえもんのしずかちゃんの風呂を混ぜたような強引さ。富野…。ギャグが苦手って言ってたのに・・・。わりとテンポがいい。ベタすぎるけど。
むしろ、もっとひどいのは、次。荒磯を殴り飛ばしたマリは「私の体は洸にしか見せないんだから」と言います。はい、ヒロインは非処女ですた。
ひどい。
もう、洸がイケメンすぎてそりゃあ、ガールフレンドは当然非処女だよね・・・。あたりまえです。一応子供番組なんだけどね。酷い。
とかなんとかやってる間に、豪華客船は妖魔帝国に乗っ取られて、時限爆弾と、神戸の石油コンビナート直行の水中ジェットエンジンが取り付けられました。なにこの超展開。ひどい。
船は時速180kmの超高速で進み、石油コンビナートを破壊するらしい。ひどい。っていうか、スピード2?ちなみに、モーターボートでも時速80キロか60キロくらいだからね。はやすぎ。
ていうか、プリンス・シャーキンの作戦、また路線変更しましたね。
10話くらいでは「化石獣ではライディーンには勝てないのだ!」ってキレてて、人間の憎しみを利用した作戦を続けてて13話の親心を利用した心理攻撃は結構効いてたたと思うけど、14話でうっかり洸を殺したので、また化石獣路線に。
15話ではドローメにミサイルを持たせたりして、今回は人間の船に時限爆弾を取りつけて石油コンビナートへのミサイルにするとか、化石獣に強化武器を取りつけるとか、テクノロジー路線に成ったようです。
色々とやらないと、子供に飽きられますからね!シャーキン課長も頑張るなあ。洸はフリーダムだと言うのに、働く中間管理職のシャーキンが健気に見えてきたよ。
で、180キロで疾走する豪華客船から逃げようとした救命ボートは速攻で転覆して死ぬ。ひどい。
さらに豪華客船を止めようとして、コープランダー隊が無人タンカーをぶつけたりしますけど、豪華客船はタンカーをぶった切って爆発炎上させて、そのまま疾走します。実写だと絶対無理なレベル。
ライディーンはそこら辺の島を引っこ抜いて、海に刺して船を止めようとしたりします。もう、無茶苦茶。というか、豪華客船の材質が分からん。なんでこわれないの・・・。っていうか、ライディーンが強引過ぎる・・・。
ひどいひどいひどい。
というか、もう、詰め込みが酷い。
敵が、疾走する豪華客船と、時限爆弾と、化石獣の三つで、ドラマとしても怪獣との戦闘と、歩けない少女と、マリちゃんへのセクハラなどが盛りだくさん。並行しつつ組みかえられて、富野コンテのヤバさが堪能できます。
化石獣も何回か斬り殺してるけど、洸が船の方に向かおうとしたら怪獣が再生して復活して、怪獣の相手をしていたら船が進むって言うサスペンス!
バトルシーンをサスペンスに挟んで回数を増やすことで子供を飽きさせない!富野はテクニシャンだ。
あと、ライディーンが顔面に銃撃された時に顔の横の装甲を閉じるとか、ギミックを使った戦闘は見事。


しかし、もっとひどいのはここから。
ライディーンが島を船にぶつけたせいで、船が思いっきり揺れて、ヒロインのマリちゃんが船から落ちそうになります。
主人公の癖に、未必の故意でヒロインを殺そうとしてる・・・。まあ、ね、乗客が千人くらい死んでも、石油コンビナートが爆発して数万人死ぬよりはいいもんね・・・。外道主人公!
で、マリちゃんを助けようとして、夢中に車椅子のユカちゃんが立ちあがりました。
荒磯が「ユカちゃんが立った!」と叫びます。うわ。ハイジのパロディだよ。ひでええええ!!!!!
ちなみに、とみの喜幸が絵コンテに参加したアルプスの少女ハイジ放送はライディーンの前年の1974年の12月まで。即パクリですよ!
「クララが立った!」の名言は富野ではなく、奥田誠治さんが絵コンテをやった48話「小さな希望」(牛に驚いて立つ)か50話「立ってごらん」(「クララの馬鹿!」で立つアレ)なので、富野コンテじゃないんですけどね。
でも、アルプスの少女ハイジの終盤はほとんど富野と奥田誠治さんの二人が絵コンテを交互にやって、たまに山崎修二さん。
もう、高畑勲監督の影響とか、そう言うレベルじゃないです。その物をやりやがりました。ふざけてるのか。そんなパロディをしてまで視聴率がほしかったのか!うん、ほしいよね・・・。監督を下されたくないもんね、まあ、降りたけど・・・。


でも、ライディーンが島をぶつけて一時的に船を止めたおかげで、戦闘機ブルーガーから神宮寺と明日香が乗り込めたのはよかった。
でも、船が突然動きだしたのでブルーガーは海に落ちた。まあ、サスペンスっぽい緊迫感は出たけど。ブルーガーに猿丸は残ってなかったのか・・・。ひどい。
あ。爆弾は爆発3分前で簡単に解除できました。良かったですね。


んで、爆弾をブルーガーにまかせたんで、怪獣に集中したライディーンがちょっと本気出したので、怪獣は瞬殺しました。最初から本気出せ。
あと、ライディーンって爆弾が爆発しても良いように、怪獣を殺した後に豪華客船を持ち上げて、どっかに投げようとしてただろ。全く躊躇なく。彼女と友達と同僚と幼女が載ってるんだけどね・・・。
まあ、世界の平和が一番大事だから、しかたないよね。ひどい。
でも、一応、爆弾も爆発しなかったし、みんなに感謝されたし、マリちゃんはどさくさでパンツ丸出しだったのでよかったですね。
まあ、失恋した荒磯がパンツ丸出しにはしゃいでいても、洸は余裕で肉体関係があるんで別にパンツくらいではどうでもいい感じでスルーしてそのまま終わる。ひどい。


とにかく、富野作品の中でも富野が絵コンテを斬るとさらにひどいことになると言う事がよくわかりました。


ちなみに、またゲストキャラの顔つきと言うか、描き方が手塚治虫萬画っぽいというか、古臭い萬画っぽい。
11話の作画監督はいつもの安彦良和先生。作画はスタジオオークと谷口守秦さん。
16話の作画監督は野崎恒仲さんで、作画はスリー・ナイツと塩山憲武さん。
なんかなあ。
っていうか、16話は安彦良和作画監督がいないから富野が強引にコンテを書いたのかなー。