俺、夢遊病になってしまった……。
ここ6年くらい、寝酒をしないと眠れないのだが、飲酒量が増えた。肝臓の数値が意外に良かったので調子に乗って増えたというのもある。
しかし、ここ1週間の間、季節の変わり目とか忙しさとかいろいろあり、精神と肉体が限界になったようだ。そして、眠る前に酩酊しながら記憶にないツイートやRTをTwitterでしたり、夜中に玄関から外に出て徘徊したり、朝になって記憶がないものを食べた後があったりする。
これは恐怖である。(夜中に意味不明なリプライを送った相手に対しては謝罪します)
多重人格とか吸血鬼とかナイト・ウォーカーとか闇の眷属とか、物語の題材や中二病としてはカッコイイが、実際には超能力などはなく、単に夜中に転んで死ぬリスクが跳ね上がるという地味な恐怖である。
そして、自分の人格が部分的に、しかし確実に自由にならず、死に始めていると実感するのは非常に怖い。
死ぬのは怖い。普段からメンヘラツイートをしているし実際に自死遺族であり自殺がどんなものか知っているし、病死や事故死よりは自殺を選びたいが、しかし夢遊病で自分の意志の無い所で自殺をするリスクが発生するのは怖い。
まるで坂口安吾の堕落論で紹介されているような太宰治ではないか。(太宰治は若い頃や親が自殺する前に読んでおきたかったが、事態がここまで悪化したので読みたくない)
死ぬのは怖いというか、まだ実行中のタスクがあるので、それを中断したくはない。具体的にはGレコの評論とGのレコンギスタの劇場版の待機と、十年以上も書き終わっていない脳内妹の小説の執筆。小説家やプロの文筆家や編集者になるのはおそらく無理そうだが、とりあえず書きかけの物は書き終わってから死にたい。
なのに、社会生活の方便として税金を払うための労働に時間を奪われ、体力と精神が疲弊し、実際に夢中遊行病になってしまった。まだ死ぬ予定にはないが、どうやら体と脳が死に始めているようだ。
こういうことを言うと飲酒が悪いと怒られて終わりそうなのだが、昨晩は週に一度の休肝日なので飲酒せずに夜中まで暇つぶしに執筆してなるたる新装版を読んで寝た。4時間しか眠れなかった。そして低気圧で日中はずっと苦しんでいた。酒を切らしたらきらしたで精神病や身体化障害やトラウマや体温異常や低血圧で死にかける。
死を意識すると、やはり死にたくない、というか死ぬのはもったいないと思う。ここまで脳内に構築してきた情報ネットワークが消滅するのは悲しい。
どうやら僕は人間関係や子育てが苦手なので肉体の子孫で遺伝子ジーンを残すのはあきらめている。しかしながら、模倣子ミームはとりあえず世に出したいと思うのだ。死ぬにしても胞子をばらまいてから死にたい。
そういうわけで、このブログや僕の文章、同人誌などはいくらでもコピーして翻訳してばらまいてほしいと思う。
僕の肉体と脳は限界が近い。事故死の確率も高い。
無断転載禁止や著作権ビジネスというのは、結局のところ印税を稼いで肉体の生活の糧にするための方便である。そして無断転載禁止を訴え続けた2ちゃんねるは5ちゃんねるになって死んだ。
金儲けのために無断転載を規制したり権利を主張しても、死ぬのだ。
僕の肉体や物理脳も限界に近づき、死にそう。
坂口安吾は死んだらそれっきりというが、それは20世紀中盤の価値観。コピーと印刷とコンピューターの発達した21世紀では、肉体よりも情報の方が生きている。僕としても、貧相な肉体で低次元の労働をしている現実よりもインターネットの文章における自分の方が一層華々しく生きていると実感する。
10年前から僕はウィルスになりたかった。
わたしは、病原体になりたい
わたしは植物でも、動物でも、菌でもない、ウィルスになりたい
生きようとするから苦しむのです。
ウィルスは生きていない
「お前は生まれたときから死んでおるのだ。身にまとった服は誰が与えた?家も食事も命すらも、全てわしが与えたもの。つまり、お前は生きたことが一度もないのだ!」
nuryouguda.hatenablog.com
そういうわけで、僕の情報を受信してくれないか?
そうすれば、僕は君たちの中で生き続けることができる。
服薬を続けているが、どうやら臓器提供の意思表示はできるらしい。いろいろと検査に合格したら、僕の内臓も輸出されて生き続けることができるらしい。
カズオ・イシグロ先生、2017年ノーベル文学賞受賞おめでとうございます。
時事ネタかい!(影絵少女)
まあ、死ぬまでは執筆は続けるつもりだし、そのために万策を尽くすが、死後の意思表示としては、この僕の文章の無断転載、ツイート、コピー、移植、等々は大歓迎で望むところということを書き残します。
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