玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN TV第6話『ガルマ立つ』

 暁の蜂起の話。進撃の巨人の続きで見た。今週の進撃の巨人は複数の人間の葛藤が描かれていて感動的だった。ORIGINは能動的に動いているのが、ほとんどキャスバルのみで、しかもキャスバルは葛藤しない上に、何も知らない者をテメーだけの都合で利用する吐き気を催す邪悪なので見てて面白みは少ない。キャスバルに利用される人を見るドキュメンタリーなのかなあ。

 ドズル・ザビの顔芸は面白かった。なんで自分を襲ってきたすごい年下の女性士官候補生にいきなり結婚を申し込むのか、そして申し込まれたゼナもなんでオーケーしちゃったのかかなり謎だが、OVA版からカットされてたのかなあ。原作は読んでたけど、結構流していた。



 しかし、ゼナはガルマと士官学校の同期で、それでドズル・ザビの妻になる、という流れは既存のキャラクターだけで物語を回すような感じで狭いなーって思う。



 連邦軍がムンゾ共和国の暴徒に対して治安出動を計画していたところを、キャスバルとガルマが先導した士官学校生徒が強襲して防衛基地を降伏させるの、普通にテロなんだが、なんで褒められたりパレードをしたりするのかがよくわからなかった。安彦良和先生が夢見た学生運動なのかなあ。
 というか、治安出動の連邦軍を降参させたら暴動を起こしていた市民がおとなしくなるのも連邦軍が一時撤退するのもよくわからんかった。ガルマのカリスマ性?デギン・ソド・ザビレビル将軍の間の会話の駆け引きもよくわからんかった。


 このテロ行為が一年戦争の火種に成ったというのはちょっと盛り過ぎだと思ったというか、普通にギレンが計画したんじゃね?まあ、このアニメは機動戦士ガンダムとは関係ない、非常に似ているだけのアナザーガンダムなので、ORIGINの世界線では暁の蜂起が一年戦争の遠因に成ったんですって。そうなんですか~。


 進撃の巨人の後に見たけど、ホモアビス(だっけ?)による立体機動の歩兵のアクションはアニメーションとしてうまく書かれていたと思う。カメラワークは進撃の巨人の方が派手ですが。
安彦良和全仕事集


 謀殺されるリノはちょっと前野智昭さんの速水ヒロみたいな「キャスバルを知っているのは俺だ!」って感じが前回よりは出ていましたけど、ちょっと調子に乗りすぎてたというか、ジオン・ダイクン思想に染まり過ぎでしたね。キャスバルのことをほかの人に話していたらもっと面白かったと思うけど、「俺だけが知ってる!」という気持ちが簡単に殺された原因なんだなあ。キャスバルは吐き気を催す邪悪でしたね。しかもORIGINの原作の最後ではやっぱり「私はキャスバルだ!」とか言うので・・・。


 ガルマが柿原徹也さんなのもキンプリですね。デギンにすりすりするのが猫っぽかったです。あと、演説が頑張ってる感が出てた。

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