玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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#チェンソーマン 第96話 むしろめぞん一刻

 前回、再生されたレゼ(爆弾の武器人間)にチャンソーマンが反応しなかったのはデンジではなく、ポチタだったからだったのか。


 最初の方のゾンビの悪魔との戦いでデンジはポチタに心臓を与えられた。しかし、心臓以外のデンジが借金のために売り払った目とか臓器もポチタと融合することで再生していた。
 なので、ポチタの心臓ではないデンジ自身の心臓もどこかにあると思っていたが。やはり、あった。


 なので、ポチタのチェンソーマンが再生していたレゼに反応しないのは妥当。しかし、ポチタとデンジが分離していたというのは予想外で、むしろ寄生獣だった。
 デンジは「チェンソーマンになりたい」と言ったが、それは変身することではなく、チャンソーを持った男になることだった。ポチタから独立して戦える男、みたいな?まあ、パワーの遺産武器もあるけど。
 めぞん一刻の主人公の五代が童貞を捨てて、それで響子さんと結ばれる格を手に入れたような。デンジがポチタに頼らないでマキマさんに一撃を加えたのはそういう事。パワーは…まあ、友情パワー?


 そして、ポチタのチェンソーマンがマキマさんと会話して「私は・・・面白くない映画はなくなった方がいいと思いますが」、「うーん・・・じゃやっぱ殺すしかねーな」と言うやり取りは、デンジではなく、ポチタとの語らいだった。


 でも、マキマさんはそれをデンジくんの言葉だと思ったし、チェンソーマンは痰を吐かないと言った。マキマさんはチャンソーマンが好きだったけど、チェンソーマン(ポチタ)の気持ちを理解できていなかった。デンジだと思い込んで、ポチタのことを分かっていなかった。ポチタもデンジと一緒に生活する中で、マキマさんやパワーと一緒に見た糞映画に価値を見出していたのか。


 やっぱり、相手を理解せずに一方的に理想を押し付けるセックスは良くない。


 だけど、デンジはマキマさんが好きだし、マキマさんもポチタが好きだし、一緒にたくさん食べて、寝て、幸せな生活をしたかった。


 それで、デンジはポチタとマキマさんの絆を尊重しつつ、マキマさんを自分のものにして、一つになることにした。


 バトルマンガと言うよりむしろめぞん一刻!
 デンジは好きな年上の人の前の恋人との関係や、彼女の罪も背負って、一つになって、一緒にたくさん御飯を食べて、寝て、幸せな生活をすることにした。めぞん一刻だ…。
 アパートで新生活を初めたデンジの体の中には三人が同居している。
めぞん一刻〔新装版〕(1) (ビッグコミックス)


 カニバリズムは最高の愛情表現だって幾原邦彦監督のノケモノと花嫁で言っていたので、マキマを殺すための戦術的にどうこうと言うだけでなく、やっぱり愛の話なんだなあ。


 自分たちのことをわからないで、暴力的な愛情を向けるだけの女だとしても、愛があれば元カレの事も含めて背負って生きていく。ロマンチックだと思います。


 チェンソーマンが食べたものは消滅するけど、ポチタを宿したデンジくんが食べたものがどうなるかはよくわからない。次回、最終回か…。
 ジャンプのアプリで課金したコインが残ってるし、今まで買ったバックナンバーもチェンソーマンしか読んでないんだが・・・。どうしよう・・・。

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