今日は富野由悠季監督と鈴木さんの
— ジブリ汗まみれ (@renga_ya) 2022年1月9日
対談をお送りします‼️
鈴木敏夫に捨てられた⁉️
日本のアニメ業界に危機感❓❓❓
気になる方はこの後11時から#TOKYOFM #JFN 38局ネットでO.A‼️#ジブリ汗まみれ #鈴木敏夫https://t.co/3TRpbVGR4P
リアルタイムで聞いてないけど、アプリのradikoで一週間無料で何度か聞ける!聞こう!
この対談は富野由悠季の世界展のDVDに収録されるけど、全部は収録されないし、ラジオのほうが多いらしい?
a-onstore.jp
富野由悠季監督が「鈴木敏夫に捨てられた!」という部分が目立つ対談ではあるけど、そういうだけでもないと思うというのが僕の富野由悠季監督に対する感情なのですが。
富野由悠季監督は「鈴木敏夫に捨てられたから生活する道が半分以上閉ざされた」とか「鈴木敏夫は宮崎駿の方に行ったという恨み節のほうが強い」とか、何度も言ってて、めんどくさい元カノみたいなムーブをしててすごくめんどくさいなーって思った。
まあ、僕も僕で富野由悠季監督の喜寿に13万円するプリザーブドローズタワーを、傘寿に数万円のおこめ券の束を送りつけて、富野由悠季監督からファンレターのお返事と言うか、「これで区切りにしましょうよ」というおハガキを頂いたくらいめんどくさいオタクなのですが。米寿まではあと八年、大人しくしている。
だって富野由悠季監督ほどの偉人が八十歳になるとかオタク界に生きるものとしては祝賀するしかないだろ!ご飯を食べて長生きしてほしいだろ!
とりあえず、僕は富野由悠季作品があったのでオーガニックエナジーを補給してうつ病なりに死なないで済んでいたので恩人なんですけど。富野監督のことが好きなんですけど。
だから冷静に考えたらさっさと寝るべきだし髭も剃ってないのに午前二時すぎてブログを書くのもよくないけど、やっぱり富野由悠季監督の声を聞いたらウワーって書くしかない。オタクなので!
でも、富野監督のことが好きな割に、富野監督ばかり褒められたらそれはそれでムカっとする。
それで、富野監督の70、80年代、の仕事である無敵鋼人ダイターン3、伝説巨神イデオン、戦闘メカザブングルには企画がある程度出来上がっていた時点で後から富野監督が参加したというのは有名な話である。が、参加した富野監督が世界観をブラッシュアップして作品にしたという富野監督の手柄が図録の解説文では強調されており、他のスタッフへの敬意が足りない気がした。
読み物の文脈として、富野由悠季の世界を強調する流れの演出の文章(文章にも演出はある)になっておるので、「おもちゃ向けの企画に後から参加した富野監督が世界観を大幅にオリジナリティを以て作り直したので、名作になった」というふうな流れの文章が多い。まあ、それは一面としては事実なのだろうけど。
なんか、プリティーリズム・レインボーライブのヒロ様とか好きなんですけど、富野由悠季監督のことをわかっているのは俺だ!って思う割に、富野由悠季監督だけ褒められたら、いや、もっと周りのスタッフの功績もちゃんと褒めるべきでは。とか言っちゃう。
(今回のラジオでも富野由悠季監督が「ダメな絵コンテマンのコンテを全直しするにしても、直すためには元のコンテがないとダメだから意味がある」とスタッフを配慮してたりする)
Gのレコンギスタの放送当時もみんながわかりにくいと言うので「分かれよーーーー!判るまで見ろ!」って気持ちで何十回もリピート再生しながら解説ブログを書いた。1クール目のモビルスーツの各話全紹介記事も書いた。しかも放送が終わってから劇場版が始まるまでにもう一回解説ブログを書いた。劇場版は面白いんだけど第2部の伏線が第3部で意味づけられてたりしているし、特典でついてきている絵コンテの読み解きも結構時間がかかるので、手こずっている。
なので、僕も巨大感情のオタクだし、富野由悠季監督が鈴木敏夫さんに捨てられたという、めんどくさい元カノみたいなムーブを笑えないのだが。
富野由悠季監督がアニメージュの編集者でジブリを立ち上げた鈴木敏夫さんに対して「僕はあなたに捨てられた」「だから僕は自分で生きていくしかなかったのよ!」「ガンダムのあとに鈴木敏夫さんを頼ろうと思っていたらいつの間にかいなくなって。ずっと恨みつらみが」とか女々しいことを言って、すごい昔のメロドラマみたいなお爺さん達の会話なのだが。
捨てられたって言う富野監督に対して「ガンダムのおかげでアニメージュの部数は増えた」「宮さんが文化功労者をもらったのもカネに目が暗んだからですよ」って金の話をするのもなんか、こう。情と金のいざこざ・・・。
で、「ナウシカをやってアニメージュを宮崎駿の方にしていこうと思った時に部数が半減する覚悟をした」って言ってて、やっぱそれも「金を捨ててでも宮崎駿の方に行ったのね」って思ってしまう。
アニメーション映画監督・富野由悠季、クリエイションの源泉に迫るロング・インタビュー/第1回・文化功労者への選出に寄せて https://t.co/opxRhCzjF7
— ダ・ヴィンチニュース (@d_davinci) 2022年1月8日
でも、富野由悠季監督が捨てられた捨てられた、宮崎駿に取られたっていいながら、要所要所で、宮崎駿監督、高畑勲監督がいてくれたから勉強になったとか、自分も気合を入れてやってこれたとか、ハイジの頃に一緒に仕事をして褒められて嬉しかったけど、今じゃなくて三十年前に褒めてほしかったとか、なんか、こう、
「私はあなたに捨てられたけど、あの頃はみんなかがやいていたのよね・・・。ジブリのことも他人とは思えないわ・・・」みたいな70年代フォークとかムード歌謡みたいな、さすらいの太陽みたいな、そういう雰囲気もある。
でも、なんだかんだで20年くらい前から富野監督は読者の人生相談のお便りコーナーをアニメージュで毎月連載してるし、逆襲のシャアもアニメージュ版とニュータイプ版の2つ小説書いてる。
アニメージュ展もジブリだけでなく富野監督の展示も多いらしい(金がなくて出不精なので行ってないけど。明日で大阪会場が終わるらしいけど、普通に用事があるわ・・・)
animage-ghibli.jp
なので、鈴木敏夫さんはジブリですごいけど、角川のNewtypeの編集を経て社長の井上伸一郎さんとか、色々といざこざもあったけどサンライズとバンダイの人達もいるし、富野由悠季監督を立てて行った人たちもいるので、鈴木敏夫さんに捨てられたから〜〜〜っていう富野由悠季監督も完全に本心で鈴木敏夫さんを恨んでいるだけじゃなくて、今回の対談のネタのトピック的な演出として言ってる面もあるよなって。
それはそれとして、富野監督はノスタルジーや思い出トークの部分もありつつ、80歳になってから新しいことをできないとかいいつつ、中国のアニメ業界とか、ゲームの映像論がアニメの映画に影響しているのをどうしていくべきかとか、やっぱりやりたいことは色々あるんだなあという感じで長生きしてほしいですね。
高畑勲監督が亡くなったのはショックですね。でも、高畑勲監督もやりたいことがたくさんあるといいながら死んでいったのが、富野監督は「元気で死んでいった」と褒めていたり。
生きてる限りはまあ、なんかやってくれそうです。ていうか普通にGのレコンギスタの劇場版が作ってる途中だし。
僕も富野由悠季監督が死ぬまでは観察したいオタクなので渋々自殺しないでいる。オタクは生きるモチベーション。
(あと、富野由悠季監督の声が好きなのでこのラジオ、ブログを書きながら、もう5回聞いてる)
しかも、来週に続く!
お聞きいただきありがとうございました‼️
— ジブリ汗まみれ (@renga_ya) 2022年1月9日
次回は今回の続きを放送します‼️
次回の放送は1月16日(日)夜11時から#TOKYOFM #JFN 38局ネットでO.A‼️#鈴木敏夫 #ジブリhttps://t.co/3TRpbVGR4P
しかし、アニメージュの初期に鈴木敏夫さんがガンダムの新番組紹介とか、ガンダムのオンエア中もページ数を増やしたって話をしていても、富野監督は「ふーん」って言って、恩を素直に感謝するんじゃなくて「でもガンダムが終わったあとにあなたは消えたのよね」って言ってしまう富野監督はすごいツンデレだなあ。
まあ、富野監督はめんどくさい元カノみたいな女みたいなところがあるけど、ああいう性癖が広い性格だから魅力的で多様な女性キャラクターや美形キャラクターを生み出せていたんだなあって思う。シャアの元カノたちとか、本当にすごい。一人ひとりがとても重い。
女性キャラクターも多彩だけど、シャアとか黒騎士とかマスクとかみたいな「絶対あいつを殺す!」みたいなライバルの男らしい殺意とかもかなり強いよね。富野アニメ。そういうパワフルさもオーガニックエナジーを感じていいと思う。
まあ、現在八十歳の富野監督のセクシュアリティーとかは実際は(普通に孫もいるし)どうでもいいんだけど、まあ、作中の人間模様が多彩で元気だし、それは好きです。
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