玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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インクエッジ @02Curry は #水星の魔女 から逃げたヘタレ #G_Witch 後編

(前編)
nuryouguda.hatenablog.com


  • インクエッジがなぜ水星の魔女ラストを見ていないのか

 当ててやろう。「正しくないから」です。


 水星の魔女の第一クールのラストのグロシーンや今まで出し惜しみしていた戦争やら地球との関係の情報を一気に出して来たのは、インターネットで賛否両論だ。
 「賛否両論」これはパターナリストが最も嫌うものの一つだ。

 パターナリズム(英: paternalism)とは、強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援することをいう。


専門知識において圧倒的な格差がある専門家と素人のあいだでは、パターナリスティックな介入・干渉が起こりやすい。たとえば、医師(専門家)から見れば、世話を焼かれる立場の患者(素人)は医療に関して無知蒙昧であり、自分で正しい判断を下すことが出来ない。その結果、医療行為に際しては、患者が医師より優位な立場には立てない。

 つまり、インクエッジさんは自分を専門家とみなし、僕を「頭がおかしい選民思想を持ち、迷惑で気分屋で意見が間違っている劣った存在」と勝手に定義して、「お前は間違っている!」と言って気持ちよくなっているおじさんなんだな。


 そして、僕が水星の魔女についての感想を書くのをやめたら、「お前は間違っている!」というキッカケが失われるので、インクエッジさんは水星の魔女について言及できなくなる。詰みです。
 ま、僕が「水星の魔女の記事のアクセス数が伸び悩んでいるし他にやりたいことがあるので書かない」と書いた理由も本心の一部だが、もう一つある。
「揚げ足を取ってくる奴がいる所では、まず足を上げない。そうすると、相手は揚げ足を取ることもできず停止する」単純な戦法ですね。


 もちろん、他にも水星の魔女の惨殺シーンについて意見を云々しているTwitterは沢山いる。同時に、水星の魔女のファンもいる。
 ここでインクエッジは選択を迫られる。
「水星の魔女の演出について、賛同か、批判か」
 しかし、彼は等間隔に置かれた「賛否両論」のエサのどちらも選べないロバと同じで、選択をすることができず、結果として1カ月、閃光のハサウェイのテレビエディションが4回放送されてさらに数日たった今も、水星の魔女の第一クールのラストを見たとも明言せずのらりくらりと逃げている。意見を言わない。感想も書かない。



 インクエッジは「自分は正しい見方をしている識者!」とアピールしたいので、彼が愛好しているコンテンツが正しいか正しくないかわからず、賛否両論の事態になっている時は口を開くことができないのだ。
 自分で何が正しいかを決められず、印象レベルの感想も書けず、世間の客観的な評価が定まるまで好きなアニメについて言及できないなんて、かわいそうだね!
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 オタクって、「正しい解釈をしてスゴイ!」って自分よりもライトなオタクに褒められるために感想を書いてるんですかね?


 僕は自分の意見や感想が正しいか、それを周りの人間にどう思われるか、そんな不確定で分からないものを気にするよりも先に自分の感想を書く。オタクだからな。


(実際、Gのレコンギスタのテレビ版のリアルタイム感想でキア隊長が風呂の栓になったあとに登場した小清水亜美声のラ・グー総裁の秘書について「悲劇を悲劇として引きずらなくてギャグを畳みかけてきたのが面白い」と書いたら、反感を持たれたことがある。それも覚えているよ)


 でも、たとえ人に反感を持たれようが、キチガイ扱いされようが、俺はオタクだからさ、自分の感想は吐き出さないと気が済まない。でもインクエッジは自分の感覚よりも「周りから見て正しいかどうか」を優先する。正しいことを言って優位に立っている自分、でなければインクエッジは気が済まない。


 僕は割と「初期状態で自分が間違うのは当然として、とりあえず素案を投げてみる」ということをする。当然、非難される部分と賛同される部分がある。それを観察して、次から少しずつ改善していく。試行錯誤、トライ&エラーで改善するためにはまず最初にエラーをするのは当然だと思う。エラーをするとしてもやってみなければ始まらない。
 実際、今度、ぼっち・ざ・ろっく!の元ネタになったロックバンドのライブに行くのでそのファンの人に「アイマスのライブみたいに応援グッズを持って結束バンドを腕にぐるぐる巻いていったらどうだろうか」と言ったら、普通に「観客が演者より目立つの、よくないよ」とたしなめられて反省した。反省するためにはまず間違わなくてはならない。間違って反省して、少しずつ正解に近づく。
八+八



 だが、インクエッジは間違いたくない。間違いを正す客観的な存在という自意識を保ちたいのだ。
 不平不満を言っても、自分自身から行動を起こさないのがドームポリスのピープルの習性だもんな。(大河内一楼脚本のキングゲイナー)
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  • インクエッジの「間違っている!」という快感

 じゃあ、大好きな革命機ヴァルヴレイヴの脚本家が大河内一楼大先生が手がけたガンダムの感想を書かないインクエッジは何をしているのかというと、「チェンソーマンの粗さがし」である。チェンソーマンのアニメ版が不評なのは大体全体的にネットの主流の意見なので、「チェンソーマンのアニメはここが間違っている!」というインクエッジの快楽原則に合うんだな。


 「オレはフツーに理解できている、フツーの理解ができていない奴はダメ」という、周りの社会的評価が定まって劣位とされるものを安心して叩くピープルだ。



「蛸の悪魔はこうする”べき”」の連呼だ。いや、ヒルの悪魔や未来の悪魔や血の悪魔があんな風体をしてる漫画なんだからタコそのものじゃなくてもいいんじゃね?
 しかして、そのインクエッジの「こうするべき、こういう描写が正しい」という論拠は自分の経験と自分の好みだけです。自分が大事なんだなあ。 



 古来から浪漫派と写実派の対立はあったわけだが、「現実ではこうだから創作物の中でもこうす”べき”」というインクエッジのアニメや漫画への向き合い方はずいぶんと窮屈だと思わんかね?



 そう、インクエッジの思想の根幹は「現実の本物」が正しいから、創作物もそれに沿うべきだ。

 なのである。創作物は取材と空想のブレンドで成り立っている。しかしながらインクエッジは無批判に現実を至上のものとしている。多分、彼自身は気づいていないだろう。
 「現実の本物に近づける事、それが正しい。なぜなら現実は正しい物理法則に沿っているから」というのがインクエッジの基本的な思考パターンだ。
 イマジネーションや演出よりも、インクエッジの中では「正しい現実」が優先される。それは多感な時期に80年代の「リアルロボットアニメブーム」を経験した者のインプリンティングなのかもしれないね。


 バスタード!の乳袋についてもそうなんだよ。


「さよなら絶望先生」の「原作通り」なんだよ。でも、インクエッジの意見は原作のどこがどう正しくて、アニメにする場合にどう翻案するかという「メディアの違い」よりも「自分が思春期に吸収した80年代の体験が正しくて、懐かしい、その正しい原作に近づけてほしい!」というとっちゃん坊やの譫言なんだよ!


 典型的な権威主義。過去に売れた原典、原作が正しく、売り上げが価値であり、現実の本物に近いものが偉い。でもその実態は「自分の思春期を肯定してほしい」というガキなんだよ。所詮、懐古趣味の歴史オタクだって判ったんだよ!庵野秀明君もそういうところがあるね。



(まあ、40歳を過ぎてもいまだに思春期を終えていないで何が正解かを決めずに迷ってばかりの僕も社会不適合者なんだが)

  • インクエッジの正しさへのこだわりの原点


 インクエッジは水星の魔女の白人中心社会描写の「リアルさ」をageるために、∀ガンダムのロランを黒人と断定した。



 ロランは肌の色では黒人かもしれないが、「アフリカ系」と言ってしまったのは悪手だね。宇宙世紀から数千年の黒歴史を経た∀ガンダムに対して。(そもそも、ムーンレィス自体が外宇宙に行けなかったスペースノイドの寄せ集めなので、本当に全員がアメリア大陸サンベルト出身なのかって言うのも疑問。サンベルト地帯には人があんまり住んでなくて農業に適しているのでディアナ・カウンターは入植したい、というのは物語としては理解できるけど)


 それに対して僕は「あきまんさんはロランは”よく日焼けしている肌”だとデザインズで書いてましたよ」と反論したのだが。



 インクエッジは「デザイナーの資料本での証言の方が後付で、画面を見た俺が黒人だと思ったからロランはアフリカ系黒人だ!ルーツはリセットされないんだ!」と主張する。
 インクエッジはアニメキャラの人種的多様性を画面で見ただけで、演出や企画意図やデザイナーの証言を無視して判別できるんですって。すごいね。特殊能力じゃん。



 もう、ぼくも怒りましたからね!∀ガンダムデザインズは割と入手困難だったりするのであきまんさんは悪いのですが(すでにブロックされている)、引用させていただきます!





安田朗 ガンダムデザインズ


 直毛の銀髪で緑色の瞳のロランがアフリカ系黒人なのか、まあ、僕もアフリカに住んでる黒人のすべてを見たわけではないので白いカラス論になるのだが。
 デザイン段階、そしてその前の脚本段階ではロランは黒人というより「謎の宇宙人」という要素があったようだ。
 そして、安田朗ことあきまんさんは意図的に「ガンダムはリアルであるということを捨ててデザインする」というスタンスでロランを生み出した。


 インクエッジはその後も∀ガンダムのロランのハイム家での描写は「典型的な黒人の使用人」でディアナ様も「典型的な白人崇拝」と言っているが。(ハイム家には白人の老いた運転手もいる)



 ∀ガンダムの第一話のラストのロランを追いかけるソシエって主人と使用人というより、「謎の転校生が気になるJK」という方が近いですからね。前作のブレンパワードの伊佐未勇がいきなりキスするのも、少女漫画の文法に近い。


 ていうか、インクエッジはロランよりももっと黒人的なアグリッパ・メンテナーが月で要職についていることについてはどう思ってるんすかね?(安田朗さんは「アグリッパ・メンテナーは鼻が大きく唇の色が薄いという特徴なのでアニメ的にはカッコ悪い記号の顔だけど全体的にはカッコよくまとまっている美男子としてデザインした。でも性格が小物なのでモテても女に愛想をつかされる人生」と述べている)(ひでーな)


  • ルーツから逃れられないインクエッジ

 まあ、ロランが黒人かどうかは僕にとってもインクエッジにとっても大した問題ではない。インクエッジにとって問題なのは「ルーツは決まっている」「現実の本物に近づけることが大事」ということのようだ。


 僕は「ドキドキワクワクできる楽しいアニメが観たいなー」くらいです。僕は原体験が映像のリアルロボット物より先に、実はミヒャエル・エンデや筒井康隆の虚航船団とかくたばれPTAを活字で読んでた嫌な小学生なので、リアル感より想像力が好きかな。(初めてリアルタイムで見たガンダムはF91でハマったのはVガンダムという黄金世代。碇シンジや伊佐未勇やロランとも同世代。ゲイナーと同時に引きこもっていた)


 それはそうとして、インクエッジは自分の書き言葉が下品であるということについて、「生まれのルーツがそうだから」と言い訳をしておる。フムン。僕は割とテレビや書籍で言葉を覚えた根無し草なので固定した方言を持たないのだが。


 そういうわけで、ネットでの書き言葉でも自然に讃岐弁風に書いてしまうので怒っている風にみられるんだとさ。



 そうどすか。私は京都洛外に流れ着いた備前と越前の混血の根無し草ですさかい、馴染んだ方言を決められへんのどすが、讃岐の方は書き言葉でもお国言葉が出てまうんどすなあ。それは厄介な癖どすなあ。文をしたためるときに推敲もしないのか、お前は。田舎者め。



 汚言症の言い訳に地元を持ち出すところが田舎者だってんだよ。


  • スラップ訴訟


 消したけどな。消せと言われて消した段階で問題は解決しているんだ。なぜならお前が消すしかない、と選択肢を示したからオレはそれに従っただけだからだ。



 インクエッジは自分のガレージキットサークルのディーラー名前も、そのメンバー名も、Twitterのハンドルネームも全部「インクエッジ」にしている。そのため、インクエッジというディーラーに他のメンバーがいたということを知らなかった僕が勘違いしたのは、まあ、僕のうかつな部分であったことは認める。



 これが発端。


 nnmiさんとインクエッジが同じようなことをツイートしていたので、まあ、複垢かなあと思ったんですがね。


 ま、これは間違いだと複数の人の証言から判断したのでその記述はインクエッジの要請の通り、きれいさっぱり消しましたけど。


 これには一つメリットもあった。


「インターネット越しで他人の間違いを指摘して悦に入ることを習性にしているインクエッジは、リアルの知り合いに怒られないと痛みを感じない」
 普段は僕の書き込みを見ても怒ってはいない風を装っていたけど、リアル知人に怒られたらスラップ訴訟を起こすぞってレベルで逆上しているのが文からにじみ出ていたね。はははっははははっはははっはっははははっはははははっははは あっはっ はははははっははははっはははは!!!!!!!!!!
 肉眼で見える相手から怒られたらさすがにビビっちゃいますか!そうですねえ!


 委託しないとわかりませぬからねええ。


 あー、あと、お前、メルカリで捨てアカウントを使って一番安いのを買って僕の住所を調べようとしただろ。あのさあ、取引件数が0の新アカウントを使うのって、へたくそすぎか。ルパン・ゼロが好きなら、もう少しそれっぽくしないとねえ。


 それ、逆探知のリスクがあるって考えなかった?まあ、僕は売れて金を得たからそれでいいんだけど。ふっ。あははははは!!!!!
 いやあ、僕もメルカリを続けたいんで悪用はしませんけど?



 そういうこっすい手を使ってくる相手にさあ・・・。まあ、一応、インクエッジと混同した記事を消す際に謝罪はしたので要件は満たしているよ。


というわけで誰よりも他人や世間の目を気にしているのがインクエッジだとわかった!自分の間違いを認めない!正しいものに追随するだけ!でも知り合いに怒られたら困る!そんな人間に、賛否両論のガンダムの感想、自分のご意見なんてかけるわきゃあねえよなああああ!!!!!


(まあ、この文章がカンフル剤になってインクエッジが水星の魔女についてとても素晴らしい文章を書いてくれたら、それはちょっと面白いかもしれないけど、別に僕はそこまで水星の魔女が好きではないからなあ)


 僕は僕のスキのためにオタクを続けるよ!
ユリ熊嵐 公式完全ガイドブック



(なお、このテキストを発表して数時間後にインクエッジのことは再ブロックします)


  • ほしい物リスト。

https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/6FXSDSAVKI1Z
↑グダちん用


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匿名で住所を伏せてプレゼントを送るための、つかいかた
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