玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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10年目の「使徒、襲来」「見知らぬ、天井」

あの頃から、僕はどう変わったんだろう?そう思いながら見た。
「気持ち悪い…」
そう思うと言う事は、僕が大人になって分別がついたからだろうか?NEETになって暗黒にまみれたからだろうか?富野由悠季のにわか信者になったからだろうか?
いや、丁寧なつくりで、トミノアニメほどじゃないが(!?)演出密度も濃いし、1,2話の時点ではとっても面白い怪獣アニメなんだが・・・。オチを分かった上で、そこに向かって突き進んで行くんだと思えば、…気持ち悪い。
自分でも一番以外だったのは、あの頃一番好きなキャラクターだった碇ユイことエヴァンゲリオン初号機が不愉快になっていたことだ。
エヴァンゲリオン初号機。あのマッシブな鬼の形相。機能性のあるディテールを積み重ねた反機能的なシルエット。一度も使う事の無かった肩部姿勢制御用スラスター。計算され尽くしたカラーリング。そして絶対無敵の主役ロボ。
僕はあの頃、エヴァ初号機が大好きだった。スーパーロボット大戦Fではデータが飛びすぎてクリアーするのに去年までかかったけど、ずっとエヴァを使っていましたよ。カヲル君はミノフスキークラフト装備で屠殺したよ。
しかし、エヴァンゲリオンはカッコよくて無敵だ。しかし、だがしかし。10年経ってもエヴァンゲリオンのカッコいいフィギュアの新製品が出ると、こう思うようになった。
「これ、おかんゃん。
おかんが着ぐるみを着てるだけゃん。
おかん・・・。ええ年してそんなカッチョエー武器とか構えなくてええから、マジで。ハズいから!その格好で学校こんといて!」
ガンダムは、父親の作ったものであり男性の象徴を模したデザインである。が、父そのものではない。むしろ、父に作られた兄弟のような物であり、頼れるアニキのような物だ。
で、エヴァはお母さん。うーん。どうして、アニキに助けられるのは良くて、母に戦わされるのは気持ち悪いんだろう・・・?ジェンダー論ですか?
そして、そのおかん。