脳内恋愛問題、熟年シングル女性の恋愛問題、について考えさせられるスラップスティックコメディーだった。
あらすじ
キャスリン・ジェインウェイ艦長が娯楽用バーチャル世界の人工知能ホログラムのイケメンに一目ぼれした。
さっそく、背を高くしたり、教養(ポエム)を身につけさせたり、奥さんの人工知能キャラを削除したりと自分好みの男に大改造。
しかし、デート中にいびきをかきだした彼の「いびきサブルーチン」を削除しようとした時に、我に返って百年の恋も冷める。
「あんたなんかメカのくせにプログラムのくせに電動のくせに!」
寝ている彼をほおって勝手に現実世界に戻ってプレイ終了。
しかし、このバーチャルゲームはネットゲームみたく多人数プレイの常駐プログラムである。
他のクルーがゲーム世界に行くと、彼は失恋のショックでアル中になって大暴れし、キム少尉、パリス中尉らが負傷する。
で、人工知能ホログラムであり、主要クルーのドクターが艦長に本気の説教をする。
「あなたは艦長だ。クルーと関係を持つことは難しいでしょう。全員部下ですからね。
だったら、何が残ってるんです。通りすがりの異星人との戯れですか?
ヴォイジャーはまだデルタ宇宙域から抜け出すには時間がかかるでしょう。
ホログラムは唯一論理的な選択肢だ!
(脳内恋愛は唯一論理的な選択肢だ!)」
かんちょう「彼はホログラムよ、現実じゃない。
(脳内恋人は現実じゃないわ!)」
ドクター「私だってそうです!光子とフォースフィールド。肉体と血液。何も変わらない!
あなたの気持ちが本物なら!
彼の冗談にあなたが笑う、それが幻想ですか?相手の言葉に考えさせられる。体が何で出来ていようと関係ない。
結局、相手が本物かどうかだけの問題じゃないってことですよ。」
艦長「どういうこと?」
ドクター「あなたは彼との関係においてコントロールするのを止めるべきです。ロマンスは違いを超えて生まれます。
似た物同士からじゃない。おもいがけないものです。予測できません。(プログラムだけど)」
艦長「(脳内イケメンが)自分を愛してくれるか・・・、自信が無かったのかも・・・。」*1
ドクター「そう言う怖れは今までだってあったでしょう。相手が人間でも。
私が分かっているのは、マイケル・サリバンは木に登ってあなたの名前を叫んだという事です。(愛があるなら脳内でもいいじゃないですか)」
艦長「私は恋を怖れた事は無いわ。(脳内恋愛も制覇してやるわ)」
そして艦長は以後、彼のプログラムにプロテクトをかけて書き換えるのを自ら禁じたのであった。ちなみに、奥さんは消去したままだ!
それからいろいろあって艦長は提督にまで上り詰めたりするよ。
ボクも、脳内妹が生理中だからといってピルを無理やり飲ませるのは兄としていかんよなあと思った。妹自身の判断にゆだねよう。みうらじゅん兄さんが「生理中にエッチしろ!」と言うし。
やっぱ、スタートレックはホロデッキがらみの話が面白いなあ。俺、ホロデッキ中毒になる自信あるよ。
あと、ヴォイジャーのメインパイロットをして、医療スタッフも兼任し、クルー皆が熱中するバーチャルゲームプログラム*2を組むトム・パリス中尉はヤバイと思う。いつ寝てるんだ。つーか、その才能を分けてくれ。髪の毛は要らない。かわいそうだから。
番組当初は・・・。
っていうか、マイケルとデートしてるのをチャコティ副長に見つかった時の微妙な空気がタマラン。妙に気を使うチャコティ・・・。あれはあてつけか?