- 迫水
「初期の作戦」…アメリカの属国になった（と思っている）日本国を開放するためにオーラシップで侵攻。
「ここはニューヨークではあるまい」・・・アメリカ人の建てたビルだから破壊しても良いと思う。
「しまった！東京駅」…戦前からの建物には帰属意識がある。
サコミズ「日本が認める（アメリカの）艦隊が存在するとは信じるわけにはいかん」
アレックス「現代はテロリストだって原爆もミサイルも使う時代だから（国際艦隊があるの）だ」
マキャベル「我々とサコミズ王で世界を支配するのです」
このおっさんたちの会話の微妙なかみ合わなさが良いな。初見では意味が分からんが何度も見ると三者のずれが面白い。
で、サコミズ「それでは日本は“また”米国の植民地になる。日本の事に口を出すな！」（反骨の米国人でも、かつての日本に対するアメリカと同じである）
ずれているのだが、ずれすぎて対処としては正解か。人殺しすぎ。
リーンは白富野というよりはセイントミノだと思うのだが、白富野作品を経てから、作品内で人が死ぬのが嫌だなあと思うようになった。で、直接的描写が無いけど、ものすごく殺してるだろ。で、サコミズの基本姿勢として同胞の日本人は守るけど、米国人やコモン人や米国の支配化の自衛隊には容赦ないよな。
迫水は結局、最後まで日本人として、日本のためだけに行動していたわけで、２１世紀人の僕から見るとちょっと違和感は禁じえない。素直にサコミズカッコいいとは思えない。
自分の同胞を守るのは美しいのだが、それはコドールやアメリカのような排他にもなるだろ。アマルガン達も「地上を巻き込まないため」と正義なことを言うけど、結局は血族のためだし。そしたら、また泥沼じゃないですか。
そこらへんはアイノコのエイサップがカウンターとして反論してるので、主人公だと思える。
サコミズは「にほんこく」「にほん」とはいうけど、「ニッポン」とか「大日本帝國」とは一度も発言しないのはどういう意図か？
- 朗利金本
「初期の作戦」…東京制圧を東京殲滅と考え、舞い上がる。初めて自分が組織に必要とされた喜び。
「水爆」…自分の判断で武装組織に入り込んだ自分に酔ってる。で、組織の命令を必要以上に達成しようとする。ここら辺の若年テロリストのリアル感は凄くよく観察してるなあ。
で、その根底には自分の命の価値も軽視してきた人生、社会から取り残された感がある。自殺願望か？
ロウリも水爆の爆発に巻き込まれるのもかまわない感じだったし。
- コドール、コットウ、カスミ、ムラッサ、フルッスル
「初期の作戦」…東京侵攻はブラフ。東京侵攻をエサに王をたきつけて反乱軍と潰し合いをさせようと。地上に出たことはイレギュラーか？反乱軍と王だけが消滅すればよかったのにな。
「オウカオーを叩く」…これが本当の「初期の作戦」か。バイストン・ウェルではおとなしく、地上で王を討とうとしたのはホウジョウ国には王に従う部族や組織があったのかもしれない。技術者組織とかはオーラエンジンを開発したサコミズに近そうだし。
「東京破壊」…ほとんど朗利金本にやらせる。様子見か？鉄砲玉は素直だよなあ。組織は組織の利害を見極めてから行動するんで、鉄砲玉の事はどうでもよさげ。
「砲撃」…反乱軍に向けて。ただし流れ弾で東京はえらい事に。
（追記→）でもないか？東京も爆撃したりオーラバトラーでの破壊活動もしているようだ。やぱり制圧する予定もあったのか。でも、とりあえずは桜花王に蹴りをつけるのが先か。しかし、必殺兵器といってる物を壊してどうするんだ。混乱しすぎ。行き当たりばったりか？作戦は在ったようだが、イレギュラーが多すぎてグダグダ。
「アメリカ国との連携は信頼できる」「作戦に変更は無い」…レンザンとは無線連絡は取れていたわけではある。結局、バイストン・ウェルに帰りたかったのか、日本を制圧したかったのかはよーわからん。
「町もオウカオーも全て潰せ」…サコミズと地上界に震えるコドールのヒステリーか？町を壊すとガロウランに落ちないで済むとは思えんが。やっぱり日本を制圧する欲はあったのね。それがマキャベルと会ってからのものか元々のものかはわからんが。
「王の妄執が爆発して我等は地上界に出てしまった」…やっぱりイレギュラーなのかなあ。状況自体がグチャグチャなんで登場人物の言動もグチャグチャだ。逆にリアルか？ハリウッドクオリティーになれると分かりにくいが。破綻してない戦争なんて無いからな。
「地上人の国を興す方法に驚嘆するからこそ」…北条と日本の連合の新しい国を興すつもりだったのだろうか？いいわけ臭いが。コットゥの「えぁ？」が可愛いな。
- レンザン
ガルン司令は無能ではないが、有能でもない。わたしはどうなるー。
- パブッシュ艦隊
オーラロードが開く直前に東京の喉本に到着？クーデターで戦端を開いたかどうかは微妙だが、日本政府にアピールのために戦闘機とオーラバトラーとの戦闘を見せる程度にしてみせる。本格的に戦闘が始まったら砲撃せず、静観しているふりをしながら時限爆弾とかこすい事を。
フガクを足止めしている間に何がしたかったんだか。反乱軍と潰し合いさせようとしてたのか。フガクの強度が予想以上だったとかか？技術を盗むだけなら、レンザンと数機のオーラバトラーでも充分だし？
とりあえず、サコミズの言う混乱の原因であるのは確か。でも、通信はしていたんだよなあ。作戦をもっとつめておけたんじゃないかと思うが。オーラロードをどれくらいが抜けられるかも賭けだったし、微妙か。４話のラストはかなり偶発的な暴走っぽかったし。
地上侵攻の戦力的にはサコミズの思惑通りたくさん出てきたが、アマルガンは想定外か？４話で殲滅しきる予定だったと？アマルガンは地上との縁が薄いから出ないと思ったんだろうか？
で、核爆弾をぶんどられる。このためと、戦争状態にいきなり突入させるために居た感じだ。
マキャベルの負け惜しみ。この一言が無かったら親父に拘束されなかったかもしれんのに。皆に嫌われてたんだな。「司令は言いなりです」誰の言いなりなんだ？
- アマルガンの反乱軍
「アマルガンは何をやっている！」着替え中だったようで。
東京には砲撃しないが、流れ弾は落ちたようだ。
あと、友軍戦艦がかなりあるなあ。コドールに「地上界でなら部族の恨み晴らすが良い」と言われ、オウカオーを砲撃したのだが、恨みはサコミズ王のみに在ったのか？東京への被害を最小限にするためか。
リュクスが砲撃を止めてといったのは素無視。リュクスはやっぱり16歳の小娘としか思われてないのか。
とりあえずの迎撃はして、落とされている。ダンバインのような内閣の描写が無いからなあ。散漫に見える。が、今の日本で政治家をアニメに出してもギャグにしかならないし、興がそがれるだろうな。
海楽さんは救命艇として救命してたんだろうか。
戦闘機の機体は日米の判断がつかない。2015年くらいが舞台のようだが・・・。詳しい人は見ただけで分かるからいいな。ラストでアレックス・ゴレムがタクシー代わりにしていたヘリコプターは日米どちらの物か？パブッシュから出てきたけど、乗員は日本人っぽい。
あ、パブッシュの乗員がそもそも日本人っぽい顔ばかりだった気が・・・？ワシントンに造反して、自衛隊は取り込んだのか？マンガ版は最近2ヶ月くらい読んでない。
