玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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つまり、やっぱり、碇ユイが一番酷い女に見える。ラスボス

厨房の頃は本気で憧れの女性だったんだが。
今は嫌悪感と恐怖さ。
それは、当時の僕とシンジ君が14歳で、今の僕が24歳の半ひきこもりだと言う事にも起因している。大人になったとはいえないなあ。
男の子にとって、乗り越えないといけないのは父親ではなく、母親に取り込まれることなんじゃないかとか。
富野も∀の癒しで、母親べったりの男は犯罪に走るって言うし。(凄く要約したら)オウム信者、ネオ麦茶、酒鬼薔薇聖斗、てるくはのる、には女性的なものを感じるんだと。
男に成れずに、男社会に入れずに、母親要素を取り込んで、成れもしない母親に似た、男女でもない欠陥生物になったということかな。
女の子は、母親と同化して、母親に成れば済むことですが。アスカは25話で母親とシンクロして大暴れするわけだし。シンジは母親に取り込まれると自意識を喪失する。
そう考えると、父親に対しても敵ではなく、同じ女に振り回された被害者仲間と言う観点でもあるわけだが。そういうことを言うと、自分の存在の半分を否定する事にも成ると言うのが親の恐ろしさなわけで。
また、フェミニズム的な見方をしてみると、(フェミニストでもないので間違ってるだろうけど)母親は女なので、女として特に日常何もしなくても抑圧と差別を 受け続ける女として抑圧されてきた部分があるわけなので、研究者としても優秀だったが、女だった碇ユイが、碇シンジと融合し、エヴァンゲリオンの中でペニス(つまり、自由な行動力)を手に入れようという欲望と言うのも、自然な物ではあるなあと思うわけ。
男の子って言うのは、母親をどこまでも都合よく肯定しつつ、母親の機能を拡張するための追加周辺機器だからねえ。
その代わり、母親は子供にどこまでも都合の良い愛情と受容を与える共生関係になるわけですがね。(円環状に)
まあ、普通は父親や社会的経済的抑圧によって、そのような欲望は制御されるわけですが。
あと、男の子がそれなりの精力を持っていれば、母親を離れて、他の女の腹ませるため、その他の理由で出て行くわけで。
母親も、女ではなく母親として安定し、次に婆さんとなるような老いのステップを踏んでいけば、そう言う欲望も小さくなっていくのかも知れんけど(よく知らんけど。俺は男でニートだし)。
ただ、碇ユイの場合は非常に優秀で、かつゼーレの秘蔵っ子で、碇シンジと言うオス要素も手に入れ、エヴァと融合する事が可能になってしまった。エヴァンゲリオン初号機と融合したのは完全生命体(アンドロギュノス?)になりたいという非常に激しい欲求によるものではないのかなあ。碇ゲンドウはある意味、シンジが生まれた時点(エヴァが完成した時点、ネルフが完成した時点)で捨てられたのかもとか。碇ゲンドウ自身もユイに捨てられた事で、去勢され、父性を剥奪されたのを隠してるだけだったりして、とか。と思い。
気持ち悪い・・・。
近親相姦というよりは、ひきこもりカプセルのようだ。
INTROJECTIONとは、心理学用語で取り込み、で、ポジティブな意味では子供が母親の抑圧や規制を取り込んで、自分を律する超自我を形成する事だとか、ブックレットに載ってたんだけども。
エヴァの場合は、母親が息子の男性機能を自分の領域内で操作するというニュアンスですかね?みたいな。
いや、僕は京都人の長男のボンくらと言う生まれなので、そう言うのは敏感なのさ。
ただ、ミサトさんのブチ切れに反応して?シンジ君を戻してあげたのは、24歳の童貞男子には良く分からない。20話で主人公が消えたらいかんという判断か?