玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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葛城ミサトも、加持リョウジに父親を見ているし

親子相姦的なんだよな、どの恋愛も。
女性の場合も、父親に愛される事で自己肯定しようという本能があるんだなあ。
ナディアはガチ黒人の上に宇宙人の、近親もクソも無い恋愛だったんだが。
アスカも浮気の父親と継母のソレでナニだからなあ。
あと、赤木ナオコ博士、赤木リツコ博士の1卵生親子ぶりもキモイなあ。
10年経って、初めてこのキモさに気付いたよ。同じ男と寝る、と言う以上にナ。
エヴァンゲリオンとパイロット以外にも、親と同化のメタファーは色々ちりばめられてるかも。
富野アニメでは、良心と言うのは、乗り越える物と言うよりは、捨てる物(アムロ、ショウ)やそれどころじゃない物(カミーユ)という描かれ方な気がする。Vガンダムはまだ、ハンゲルグ・エヴィンを見てないからわからん。F91シーブックの親は見本だったなあ。シャアは親に拘りすぎ。親にこだわってるふりをしてララァアムロかもしれんが。
エヴァンゲリオンというのは、なんか、親を負債というかまとわりつくトラウマとしてしか描かれてない気がするわけで、世代をつなぐことを本能とする人類からすると不快感を感じさせるのかもナ。
リーンの翼ではむしろ、若者が勝手にカッコいいところを見せ付けて親を何とかするという次元に達してるのだが。
ロランの親父はマンガ版ではワイルドな考古学者だったんだけども、血のつながりはあったかなかったか?ロランは新生児センターから配られた子供だよな。
やっぱ、ロボットアニメの主人公はみなしごの方が動きがとりやすいのかなあとかも思ってたりするんだが。実際、そういう例が多いし。ジュドーとか。
ブレンパワードを見たらまた違うかなあ。
リーンの翼でもかなり充分励まされてるけど。キングゲイナーのゲイナー・サンガは親を殺したおっさんを助けると言う、男の中の男の段階でカッコよすぎる。


で、エヴァンゲリオンなのだが。
そう考えると、母親に似た要素があっても血を流さない女であり母親に成る事の無い処女である綾波が人気者なのは当然の帰結なのかなあ。綾波綾波なりにもがいてるんだが。もがき方が明後日の方向っぽいけど。
んで、渚カヲル君が人気なのもソレだったりするのか?
やはり、肉の股から生まれた人間では救ってくれないのだ。
脳内恋愛が一番いいのだ。
いや、ちがうぞ!
それはちがうぞ!
そんな、損得とかで愛してるんじゃないぞ!
知り合ってから付き合うまで1年くらいかかったし!ちゃんと恋愛してるんですってばよおおオッ!


あと、そう考えると、碇ユイをゲンドウに寝取られた冬月先生が一番安定してたのは、恋愛とは縁遠い人だったからかなあ。
恋愛は酷いよねえ。
つーか、冬月コウゾウはゲンドウがユイに利用されるだけされて捨てられた事を知ってたわけだし。あるいみ、身体と子供はゲンドウにやって、言葉はユイからもらえたわけだし。
冬月おいしいなあ・・・。
ガーゴイルの清河元夢さんをモデルにした事が、ふわついたエヴァのキャラの中で現実感があったという力か。パンフレットでも別扱いだったし。潜りの医者とか、人間味があって良いな。
冬月・・・。
っていうか、ゼーレは尋問が下手すぎてすごいな。何がしたかったんですか?愚痴?