玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士Vガンダム〈4〉コンビネーション (角川文庫―スニーカー文庫)

小説版4巻を読了。
ザンスカールにウッソ達が潜入したり、シャクティがマリアに会う所らへんはほとんどアニメと同じなのだが、この巻から大きく違ってきていて、「ははぁ、これがうつ病の富野が我欲を吐き出したノベライズかぁ」と言う感じです。
まず、バイク戦艦が出ない。まあ、でなくても話の趨勢には影響しないか。
アニメでもモトラッド艦隊は地球連邦政府に対する威し程度であり、地球全土を平らにする前に停戦を勝ち取って(ザンスカールのような小国なら早期講和は正しい)宇宙に帰っちゃったしな。
そして、一番大きな違いは、ハンゲルグ・エヴィン、ミューラ・ミゲル、ウッソ・エヴィンの親子が揃う!これは感動するなあ。
まあ、そこで交わされる会話は富野臭が濃すぎる子供らしくない家族らしくない会話だったりするんだけども。政治論争・・・。
でも、親子の心情の揺れ動き方はなかなか上手いと思った。
で、ミューラがアニメよりも理不尽な扱いを受けて最終巻に続くんだが。どうなるんだろう小説版。アムロ撃墜されるしなあ。
後、カテジナさんがなかなか敵パイロットにならない。クロノクル青年との淡いラブロマンスは、本筋ではないのだが富野が妙に力を入れて書いてるような気がする。
追記
フォンセ・カガチとエンジェル・ハィロゥは確実に木星帝国に関係している。クロスボーンガンダム鋼鉄の七人が楽しみになった。クロスオーバーガンダムになってる?
しかし、富野の文章で読むと悪役のカガチが何年もかけて実現しようとしている人類絶対平和の夢は案外正しいものなんじゃないかという感じもしてきたりする。