新機動戦記ガンダム W BLIND TARGET-1新機動戦記ガンダム W BLIND TARGET-2
今回のガンダムはガンダムWの続編のドラマCDです。
ガンダムWは平成アナザー3部作では一番売れたんだなあ。
ドラマCDですよ！ドラマCD!
その昔、高校生の頃林原めぐみのTokyo Boogie Nightでオンエアされていたラジオドラマで、聞いていたのだが、全く内容は覚えていなかった。
やっぱり、週1で音だけだと記憶に残らないね！
っていうか、二十歳を過ぎてTV版ガンダムを見始める以前の事は記憶が曖昧だ。オレの自我はガンダムで目覚めたのだな。オタクになったのはエヴァからだが。ガンダムWのサブタイトルは全部暗記した子どもだったが、ストーリーは今まで忘れていた。
んで、内容は、本編では割とスルーされていた貴族ではない武器商人のブルジョア階級や難民出身の（ガンダムに乗るほど強くない）テロリストと言ったキャラクターが出てきていて、本編よりもリアリティのある設定だった。
ガンダムの出ない音だけのシナリオで、サスペンス・スパイアクションの構造です。リアルになりそうです。
でも、それはそれ、ガンダムWですから、やっている事はお茶の間時代劇ヒーロー並の勧善懲悪お約束ストーゥリイでした。
だが、それがいい。
もう、とってもご都合主義なんだけど、全部「ガンダムマイスターだから」で説明がつくし、そうしないと訳わからん。
敵もなんだかんだ言って、大黒屋と悪代官ですよ！
敵に騙されて操られる悲劇の忍者とくノ一のカップルとか！
なんだかよーわからん複雑な「せーじじょーせー」を完璧超人外務次官西園寺まりりいな・どぉりあんとその騎士ガンダムたちが「お約束」の力でズバット参上、ズバット解決！
さ、さいてー。
大爆発！でも運良く助かったぜ！
ガンダムのパイロットにかかればこれくらいのセキュリティーはチョチョイのチョイさ！
「やはり・・・自爆しかない！」
いよっ！待ってました！十八番！じすいずナリハラナリユキ！
お約束は外さないなあ〜！
世界観は複雑っぽい振りをしていながら、二転三転するストーリーで複雑で高尚な雰囲気を醸し出しておきながら、最後の最後でお約束で締める！
これが爽快感を生んで、大衆的なヒットの原因になったわけですね。
細かく見たら支離滅裂なんですけど、そんなの関係ねえ！
ガンダムを奪わなくってもガンダムよりも強いトールギスとかメリクリウスとヴァイエイトのデータからビルゴの発展型を造れば良いだけとか。
全ての武器を捨てたはずなのに、トロワが何となく拳銃を発砲してたりとか。
そんなの関係ねえ！ガンダムは強いの！えらいの！
ガンダムパイロットは無敵なの！
全編、カッコいいガンダム声優がささやいてくれます。ガンダムパイロットたちのキャラクター・ソングも聞き所。
グリーンリバーライトとか。緑川光はいちいちウィスパーボイスです。
あんがい五飛こと石野竜三の歌が上手い。
キャラクターが熱唱してると思うと、結構微妙でいい感じに熱い曲だ！
90年代くせェ〜！
つーか、トロワのお姉さんのキャスリンは出てきても良いけどデュオの恋女房のヒルデは出ないんだな！
ヒルデにちょっと冷たくないか！
やおいキャラは恋愛したらダメですか！
リリーナの出世街道はちょっと出来すぎてて気持悪いですね！
リリーナ自身もほとんど悩まない完璧超人だし。
悩んでも振りだけだし。
渡辺久美子が女スパイの役で出ますけど、プラネテスのクレアっぽかった。
エンドレスワルツの伏線となる、ガンダム廃棄とか、思いつめる五飛も描かれています。
しかし、あれだ。
ヒイロとリリーナは周りの仲間から公認カップル扱いなのに全然くっつこうとしないのがもどかしいというか続編作る気満々というか、ラブコメはくっついたら終わり。
ヤオイキャラは恋愛したらダメですか！
でも、お姫様願望を満たしてやらんといかんので、バランスが難しい！
明日はエンドレスワルツを見ます。
