玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士Vガンダムとクリント・イーストウッドを比べたり

本屋で本を買ったら即聴をしたら能力アップ!的なチラシが在って、電話をかけて、サンプル音声を聞いた。
なんか「頑張れば夢は何でも叶う!ポジティブシンキング!仕事能率アップ!」的な事を早口で言ってた。
高速音声が聴くのか、ポジティブな言葉の刷り込みが聴くのか、どっちなんだ?
とりあえず、50万円もする速聴機械を自己投資するのは無理なので、フリーソフトでオっけー。
音声は、Vガンダム。ポジティブだ。終わりのないディフェンスでも大丈夫。
オイ・ニュング伯爵は女のファラ・グリフォンを挑発して自らギロチンにかけさせることで情報を守り、ファラをリストラさせたと言う離れ業だったのかもしれんが、田代の姦計かもしれん。
そんなこんなで、移動中はずっと4倍速のVガンダムを聞いていますが、はっきりって、怖いですね!
父親たちの星条旗よりもよっぽど怖いです。
声だけで、死体も見えないのになあ。
父親達の星条旗は、まだ、戦争の歴史とか、思想とか、差別とか、日米関係とか、人生の悲しみとか、鑑賞の逃げ道があるんだが。時系列入れ替えでストレスを散らしてるし。
でも、Vガンは30分番組で一気です。(まー、最初は時系列を無茶苦茶にしたわけだが)
なんか、生理的に怖いな。
「怖いだろ、怖いだろ?いっぱい怖がるんだ!!」
怖い!
どんな主人公だよ。
この間のガンダム00もカタルシスよりはストレスフルなアニメだなーって思ったけど、ガンダム00は作り方がいやらしいなあという気分の悪さなんだが、Vガンはとにかく気分が悪い。
で、テンションが異常に高い。
ジェットコースターに酔うという感じ?でもないか?
辛いお話と、辛い!という事の違いか?
そんな感じ。


音だけ聞いてるのは時間がないからで、最近、家人がGジェネにはまってVガンを借りてくるようになったので、1話くらいは見ようと思って、見た。
そのわりに、時間がなくって家人だけが見て返却していたのだが。
今、京都で逢坂浩司展がやってるので、
39, 1993年12月24日, 光の翼の歌, 脚本、桶谷顕, 演出、 渡邊哲哉, 絵コンテ、加瀬充子 作画監督逢坂浩司
を見ましたよー!
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20061215/1166199266
悪いが、父親たちの星条旗よりも泣けました。
マチス・ワーカーさんがメッチャ血が出てた。怖かったです。
っていうか、テンションが高い!みんなギャーギャー言う。「死ぬなー!」って。
硫黄島の方が実際に死ぬし、死ぬ確率も高いし、怖いはずなんだが、演出としての怖さの盛り上げ方はクリント・イーストウッドよりも富野かもしれん。
いや、硫黄島は戦場をドライ(偶然死ぬ)に描いて、内地の方をうっとおしく描いていると言うバランスかもしれんが。
硫黄島は戦場の効果音がでかすぎて、僕のしょぼいテレビでは臨場感よりも「セリフが小さくなった」という印象だったのもあるなあ。
千住明氏の音楽もいいなあ。


逢坂浩司さんに注目すると、全般的にすごく上手かったです。
よく動くし。空中戦闘の放物線、高いところから落ちそうな人の重力感とか、風のはためきとかが上手いなーと。枚数をおさえてるVガンで。
と、同時に萬画的なディフォルメも結構多かったなあ。特にウォレンがおもしろかった。
爆発とか閃光とかのエフェクトもテンポよく決まってた。
メカもカッコよかったし。V2ガンダムの発動っぽさも怖くてナイス。
マーベットのV1の肩にアムロのマークのパクリのカミオン隊のマークが描いてあって、カッコよかった。19番って何?機体番号?
http://angel-halo.blogzine.jp/keyroom/2004/11/lm312v04_victor.html
カミオン隊のマーク自体に19番?