玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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伝説巨神イデオン32 運命の炎のなかで

脚本渡辺由自 絵コンテ康村正一 演出三浦将則 作画監督湖川友謙
あらすじ
http://www.sepia.dti.ne.jp/stillness/ideon/story/television32.html
うわ。
モエラ(萌えの語源という説のある脇役)死亡フラグ立て過ぎ。吹いた。
過剰すぎる死亡フラグ
ちなみに、ロックオン・ストラトス死亡フラグは、こんなの。

1代理になれそうなキャラ(双子?クローン?)が、既に登場している。
2いいひと(フェルト「優しいんだ……誰にでも」)
3怪我(スナイパーにとって致命的な利き目)を押しての出撃。
4主人公のライバルキャラとの因縁(返り討ち濃厚)
5出撃前に「生きて帰る」とか言う。

http://d.hatena.ne.jp/srpglove/20080315

で、ファトム・モエラ
1.代理になれそうなキャラ(ギジェ・ザラル)が既に登場している
2.いいひと。いきなり看護婦とラブラブに
3.いいひと。弱気だった自分の少年時代に似てイライラする子どもを叱咤激励して成長させる
4.出撃前に恋人と手を握れそうで、握れない
5.出撃直後に「俺は今まで人間の運命を悪い方に悪い方に考えて過ぎていたようだが、もうやめだ。俺はいい運命を見付けた」とか言う。
6.怪我を押してイデオンガンのエネルギー制御盤から離れない
7.っていうか、イデ


うーわー。
コテコテ過ぎる。これで死なない方がおかしい。
死亡フラグの語源はアドベンチャーゲームからきているので、死亡フラグということはイデオンの時代にはなかったのかもしれんが。
というか、イデオンの場合はもう、みんな死ぬしなあ。
とにかく死を盛り上げるぞ!ということか?
死ぬのは死ぬとして、それをネタにとにかくなにがなんでも盛り上げるぞ!という貪欲さを感じるなあ。
死ぬから理由をつけるという以上に。
っていうか、イデオンは何かと過剰すぎる。モエラが炎の中で死ぬと同時に土星っぽい惑星の輪の1/4が吹き飛ぶ。
うーわー。もう、無茶苦茶。
その上、早速お葬式。
死んだかどうか来週まで引っぱるとか言う事は、ブログのない時代にはないのだ。
死んだ勢いのまま号泣。
ベスも過労で失神。
そして、「ソロシップのみなは二度と地球の輝きを見ることがないのだ」というナレーション。
過剰すぎるなあ。
ベスの失神はこの期に及んで、リュウ・ホセイが死んだ後のブライトをやるのか。どうすんのこれ。


んで、どうやら終盤に向ってこのひどさが加速していく予感です。
で、過剰すぎるので僕はまた感想を書くのが滞って、なかなか見れない。
うー。
明日の10時までに返さないといけないのにー。



その他。


次元を超えて位置を伝える生体発信機の正体は、蟲の仕業ですな。蟲師すら内包するイデオン。もう、なんだよこれ。


ダラム・ズバの遺品を整理するという名目でアジバ家と財団の関係を洗っていたルクク。
が、発見したのはダラムのハルルへのラブラブビデオレター。
必要な情報はすべて廃棄しているというのが、ダラムの優秀さを暗示させてもいるが。
ルククも女だからか?個人的な私信をじっくり見て、爆笑。
まあ、臭いけどね。



ハンニバル・ゲン登場。彼がルクク・キルに運んできた戦艦にはクララ・キナという女性技師が居た。
「アフターケアのためにクララを置いていく」というハンニバル。リース会社のような軍人だ。
彼女は技師という名目で乗艦したが、ハルルと暗号通信をし、ダラムの遺言を笑ったルククを暗殺。
ハンニバルの立ち位置がまた、微妙だ。
ズオゥ大帝の下の武家はアジバ家を中心にしているが、いろいろと交錯してるなー。
で、派閥争いなのか、女の情なのか、暗殺理由は両方っぽいな。



今回のイデオンはA/Bパーツの上半身だけでモエラの命と引き換えにイデオンガンを発射。毎度の事ながら、普通に必殺技を出さないなあ。
バンクが多い割に、必殺技とかは毎回趣向が違う。何が出るかわからん。


今回は、地球連合軍とは微妙に信頼関係の在った作戦だった。合力したゴーリキィーのレクラン司令も裏表のない人物で、ソロシップを認めた上でバッフ・クランとの共同戦線に命をかけてくれた。
ソロシップ側も、戦力的に劣るゴーリキィ艦隊を囮として、短期決戦のためにイデオンガンを最初から装備させて出した。
が、敵の都合も在り、なかなか撃たせて貰えない内に地球艦隊はまたしても全滅。モエラも死んだ。
うーん。作戦どおりには行かないというか、勝負は時の運。
作戦どおりの方がシナリオは書きやすいのに。
かといって、作戦が失敗した、という風な印象もなく。
敵も味方も必死に争った、という感じなのだなあ。で、その描写を追ってみていると、展開が自然に見えてくる、というか、もう、流れに押し切られるような。勢いのあるアニメだなー。でも、勢いを作る作者は、勢いだけではなくて計算して作ってるっていうのがまたすごいな。


で、レクラン将軍はいい人だったが、最後、ベスは「レクランに対してギジェとカララのことを密告しなかったソロシップの中だけで団結していこう。
そして、宇宙のどこかで自分たちだけの世界を作ろう」
という。
集団出家宣言。
イデに取り付かれてるなー。
しかし、イデが隠居を許すかどうか。前にもこういうことがあったし。
また、敵の近くに勝手にワープするとかじゃないのか?
イデは暴力的なくせに寂しがりな神様だ。
手におえない。