玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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コードギアス 反逆のルルーシュR2☆☆☆!!!!!!!ナナリー皇妹陛下大復活祭!!!!!!!☆☆☆21ラグナレク の 接続

☆☆☆!!!!!!!ナナリー皇妹陛下大復活祭!!!!!!!☆☆☆
えっと、もう、そんだけ!
やっぱり、コードギアスは終了間際4分が面白いですね!


ラグナレクの接続は、僕自身の夢や、僕が書いている小説に似た所があるので、先にやられると困ったなーって思ってたけど、ガン×ソードのカギ爪の男の世界と同じく、「主人公は全容を把握してないし検証不能だけど、中二の頭では理解できないし、なんか愛がなさそーだし、言ってる人が何となくうっとおしいから間違ってるように思う計画」=マクガフィンレベルで、大したこと無かったので安心でした。
ルルーシュの憎しみが神様じゃなくて、なんか無表情っぽくて構ってくれないっぽい親に言ってしまったのも器が小さいなー。
僕、カギ爪の男の方を応援してた人なんだけど、今回も谷口吾朗監督作品のGUN×SWORDガンソードと同じく、前半〜中盤の親殺しのシーンは、なんかルルーシュの理屈が中高生のマンガに書いてある程度の道徳観で、説得力がなくてつまんなかったです。
何が感情だ。何が未来だ。そういう、中二ポエムみたいな理屈は聞かない!言葉が多すぎるんだよ!
言葉が多い上に、アクションも少なく、幻想世界の割にエヴァンゲリオンほどのアニメーションの面白さがなく、なんか立ち話。
構図もはっきりしすぎで動きがないし。
ま、ルルーシュ、スザク、C.C.の子供グループの方が一生懸命っぽくて、厭世家の親は気持ち悪いなーって視聴者が感情的に思えるような恣意的な演出としては上手かったけど、僕は皇帝のやることがそれほど悪いとは思わない、って言うか、皇帝が具体的に何かをする前にルルーシュに殺されて可愛そうでした。
いや、まあ、子供をほっといたのは悪いけどな。その程度で、ラグナレクの計画をdisる資格はルルーシュにはないと思う。っていうかしらねーくせに。
まー、神根島を占領したかったのをルルーシュよりも優先したって言うのがシャルル・ジ・ブリタニア皇帝の死因だったのかなー。
ルルーシュは他の日本人よりは優遇されてたのに。
うーん。
かわいそう。
大河内一楼脚本だからか、言葉が多すぎる。
学級会レベルの感情論でしかない言葉を貸させるくらいなら、「うっさい!言う事を聞け!神様ーッ!」っていう結論だけでよかったのでは?
ソッチの方がテンション上がるし。
神にギアスをかけるのはおもしろかった。
ギアスがそこまでレベルアップするためにルルーシュを追い詰めるって言うのは必要だと思うけど、言葉の応酬で追い詰めなくても、母が父の隣にいるだけで理解して怒るだけでも充分だと思うけど。それは僕が富野アニメの見過ぎ?
現代アニメのスタンダードは全部セリフで説明か。
まあ、富野アニメは売れませんからね!(笑)それを富野由悠季監督のそばで実感したスタッフなら、売れるように改変するでしょう。


なんか、あれかなー?
親はとにかくうざいから、親が何かしてくれようとしても、それも親の自己満足に過ぎないから、親が何をするかは分からないでとりあえず感情的に殺さないと成長できないという事か。
うーん。
何かをする前の親を殺したら、自分が殺される立場に成った時に何も出来ないだろ。案外保守的?
ドモン・カッシュ東方不敗がやったことを分かった上で論破して、論破はしたけど感情的に殺し、殺されながらマスター・アジアがドモンを認めて、成長させ、両方の感情が鎮められるって言う流れだったわけだが。
まあ、ドモンは社会人で、ルルーシュは学生だしな。
うーん。
エンジェル・ハイロゥや隕石落しやオルファン浮上は目に見えて被害結果が予想されるから皆で止めようとするのに説得力がある。で、予想しているけどそれを是とする悪役に対して、是非以上の発動を見せるのが富野作品。
エンジェル・ハイロゥが光速を超えるとか、ドンだけー。
今回のルルーシュは、どういう結果か分からない物を発動前に虚勢しましたね。ウーン残念。
何だか分からない物を感情だけで取り扱うスイーツ脳ナウシカ最終回?


あるいは、セカイ系的、ニュータイプ進化的、右肩上がり高度経済成長的な価値観の親の計画に迷惑を被って尻拭いをさせられる若い世代的には、「何もしないで身近な人や妹を大事にしてくれよー」っていう意識が在って、それは若い視聴者の共感を呼ぶのかも?
えっと、つまり、経済縮小期の先進国の若者の気分。


旧世代の中二病のシャルル&マリアンヌは発展し、より良いセカイを作るための超能力だけど、新世代中2のルルーシュはなんか分からんけど気分よくなりたいための、赤ちゃんイヤボーン


バブル後、エコロジー時代の若者は、経済成長の尻拭いを生まれる前からさせられるから、成長したいっていう気持ち自体を否定するって言う。
ルルーシュの言ってる事は、前向きなように見えるけど、ラグナレクが何か分からない、分かろうともしない=「科学のブラックボックス時代の若者の気分」で、なんか分からんけど気分は悪いから、イヤボーンしたいって言う気持ち。で、身近な優しい、小さい友達グループ(ゼロ年代の想像力)に閉じこもろうってする。外の世界は、そのための道具。
で、ルルーシュは身近じゃない人はガンガン殺して見ないので、そこらへんはやっぱりガキ臭いですね。
親であってもなんか気分が悪かったら、親がどういう気持ちや目的かは知らないし、知ろうともせずに、消すぞーッ!
どくさいスイッチだ。
どくさいのび太は、身近な人が消えたあと、停電っていう社会インフラの崩壊に直面するわけだが。
神になったルルーシュ先生はどうなるんすかねー?


中盤のラグナレクの否定は、子供の理屈そのものだし、演出的にもつまらないし、情報密度が低い、学級会レベルの言葉が長々と繰り返されてつまんなかった。
でも、終盤のルルーシュ皇帝様と枢木スザクナイト・オブ・ゼロ様の子供の暴走超特急ぶりは、中二病万能感全開で超楽しかったです!
いやー。なかなか高度な中2病を見せていただきました。
やっぱりコードギアス 反逆のルルーシュはラスト4分でのどんでん返しが肝だなー。クリフハンガーに特化しすぎ。っていうか、ルルーシュのラストのぶっ飛ばしを全編に渡ってやると、イデオンになるわけだが。



っていうか、
☆☆☆!!!!!!!ナナリー皇妹陛下大復活祭!!!!!!!☆☆☆

訂正、ナナリーは、今回は復活してないとのコメントを頂きました。そうですね。すんません。