玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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あそびにいくヨ!

今、イデオンナイトに備えて伝説巨神イデオンを見直してるけど、やっぱりあそびにいくヨはイデオンの美少女バージョンだなー。
イデオンでは人間らしさとか生活感とかストレスマネジメントとかファーストコンタクトとかいろいろテンコ盛りでしたが、あそびにいくヨはそれは軽く流して、美少女の絵と、ポルノグラフィティなシチュエーションと、オタク内輪ネタという、手堅い要素に整理したサプリメントに仕上げている。で、後半は大月メソッドで悲劇的にするのかな?
SFを突き詰めたりドラマをハードにしても客に受けなかったら記号的な「皆殺しの富野」としてしか残らないわけで、だったら最初からドラマを記号化して置くという選択肢はありだ。
機動戦士ガンダムSEEDの初期のサイレントランとか、整理されてない模索期のSFとドラマが噛み合った話が割と私は好きだが、機動戦士ガンダムSEEDのヒットの結果を見るに、やはり美形とメカという快楽原則が正しいよな。
深夜アニメはこれでいいんじゃないかなあ。
NARUTOとか鋼の錬金術師とか、少年マンガのヒット作は、設定に粗があってもドラマは割ときちんとしてるし。
でも、黄金期富野は夕方にやってたんだよなあ。ガチで。
しかし、富野も「イデやガロウ・ランを本気で描いたら自分が狂うから辞めた」って言ってるから、作者が富野より命をちょっとだけ捨てたら、まだ闇のフロンティアはあるんだろうなあ。