玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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#君のいる町 第11話「告白。」

脚本:国井桂 絵コンテ、演出:木村延景 作画監督:竹田欣弘、林あすか 阿部可奈子
http://ch.nicovideo.jp/channel/ch2576110?zeromypage_nicorepo

うわっなんかすごいものを見てしまった!
田舎地方のお祭りのうらぶれた感じとかノスタルジックな感じが劇場版AIRみたいだなーって今週序盤は思ったんだが。


もうそういうレベルじゃないなこれ。


ほんとどうしようもないな。
どうしようもない頭より性欲で行動する顔がちょっといい高校生大学生のほんとうにどうしようもないドロドロでぐずぐずの恋愛を、何とか演出できれいにしよう、きれいにしようっていう演出がすごかった。

こんなクズのいる町、どんだけきれいにしようとしてもきれいになるわけないじゃん。
でも、演出の特殊効果、数えるのをやめるくらいすごく手数を売ってる。
その怒涛ぶりに、逆に笑えた。
僕は斜め上を行く演出を見ると割と笑えたりします。ガンダムが盾の裏にビームサーベルを持ってて敵をぼこぼこにした時とか、そういう絵的な意外性みたいな。


うん。演出を分析したりするとすごく疲れそうなくらい、本当にすごくアニメーターとか美術とか撮影効果とか、頑張っててほんとすごい。
あと、どうしようもない言い訳の余地が無い浮気を子供のころからの思い出とか、地域の景色のきれいっぽい絵とか回想の挿入とか、すごいテクニカルな言い訳がましい演出を連発しててほんとすごい。
言い訳がましいのは好きじゃないんだけど、この言い訳がましすぎるほどの演出の乱発は、逆にどうしようもない主人公たちのどうしようもないどうしようもなさを描いてて、ほんとすごくて笑うしかないっす。
そんで、きれいな雰囲気からのホラーっぽいラストの引きで。もう、ほんと色んなことをしててすごい。
ガンダムF91のヘビーガンが「もっと動くんだ!」とかそんな感じ。すごい。
すごすぎてブログであれこれ解説するのが野暮で笑い疲れた感じ。
いや、けなしてるんじゃなくて、僕は本当にこういう「どうしようもないけど笑うしかない過剰な演出」って好きなんですよー。哀しみのベラドンナとかエヴァンゲリオン旧劇場版とか。
ガンダムだと、あと、∀ガンダムのノックス崩壊がオペラ調になってる所とかもすごくて思い出し笑いできますねー。そんな感じ。


スクールデイズも見るかー。最終回だけ見てるんですよねー。

僕は恋愛も家族制度も嫌いだから恋愛とか彼氏彼女とかカップリングとか、そういう内容は一切無視する。