玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

エースをねらえ!各1話

テニス王国のシンデレラ

 地元のローカル局出崎統監督作品エースをねらえ!が放送されていた。その終了後、岡崎稔監督作品の新・エースをねらえ!が今日から放送開始した。
 マジかよ・・・。
新・エースをねらえBlu-ray BOX(5枚組)


 どちらも26話。エースをねらえ!が1973年10月から。新・エースをねらえ!が1978年10月から。


 原作漫画は、『週刊マーガレット』の1973年2・3合併号より1975年5号まで連載され、いったん完結。その後、アニメ版第1作の再放送による人気上昇を受けて第二部として再開され、1978年4・5合併号から1980年8号まで連載された。


 ソースはウィキ!


 例えるなら、サンテレビ機動戦士ガンダムの再放送がなされたあと、機動戦士ガンダム THE ORIGIN一年戦争部分新作が放送されるようなものだ。
 というわけで、見比べてみることにした。
 原作も文庫版が古本屋で安かったので買ったのだ。
エースをねらえ (文庫版) 【コミックセット】



 毎日更新するので、手短に書く。ちなみに上戸彩エースをねらえ!も見ていた。劇場版エースをねらえ!はもちろんDVD持っている。
エースをねらえ!DVD BOX

劇場版 エースをねらえ! [DVD]

 出崎統エースをねらえ!もDVDBOXを買ったのだが、再放送されるんだったらそれを録画しておけばタダだったのにチェー。入手が難しいエースをねらえ!2やファイナルステージも再放送してほしいよー




 原作では宗方コーチは最初から西高テニス部のコーチで居る。宗方コーチよりも開幕でかっこいい作画で第2サーブエースを決める藤堂生徒会長の格好良さが当初は優先だったのかもしれん。一応鬼コーチだし、序盤で岡ひろみを地区大会の5人メンバーに入れるのは3媒体共通。
 新アニメ版では練習対抗試合を視察に来て、そこで岡ひろみとぶつかって、次の日から赴任する。第1話「ひろみとお蝶と鬼コーチ」
 出崎統版第一話「テニス王国のシンデレラ」ではぜんぜん違う・・・。いきなり抽象画的な水彩画の連打と岡ひろみのポエムから始まる・・・。この前の枠でジャングル黒べえを監督してた出崎統、いきなり作風を変えてきてビビる。というか軽く引くなあ。ジャングル黒べえ見てたキッズはどうリアクションしていいのか。
 で、水彩画でふわふわした作画で、キャラクターの作画と背景の作画が半分溶けた感じの青春の高校一年生のぽわぽわした上品な感じで前半がスタートする。岡ひろみの声優は高坂真琴だけど、高橋真琴の少女画みたいな雰囲気。新・エースも小林七郎なので雰囲気があるが、5年前なだけで出崎統エースをねらえ!はもっと雰囲気アニメになっていて、基本的にイヌカレー空間に近い。
 原作は白黒のペン画なのでかっちりした印象。少女漫画なのに。水彩画背景でキャラにもハーモニーや波ガラスやエアブラシで効果をつけたりしているアニメ版のほうが更に少女のインナーワールドというかぽわぽわしている感じが出ていている。


 それで、学校帰りに喫茶店で愛川牧と岡ひろみがお茶してウロウロしているとアニメオリジナル展開で!!!お蝶夫人こと竜崎麗香がテニス用品店で新しいラケットが届くまで1時間かかるので待ってほしいと店主に言われて困っているところに岡ひろみが居合わせて「私は家が近いので届けます」と言って代わりにラケットを受け取ることにする。お蝶夫人は自動車通学。
 そこで、ひろみが一時間待って店主に代わりに「竜崎麗香さん」と呼ばれてラケットを受け取ったところで宗方仁が登場して「君が竜崎麗香かね!」と間違えて、お蝶夫人の役に立てて舞い上がっている岡ひろみが調子に乗って「お蝶夫人の事も知らないとは、てめーさては素人だな」とか言って宗方コーチと印象の悪い出会いをして、その後日、宗方コーチが西高に赴任してくる。


 出崎統やばいな。アニオリでぜんぜん違うドラマ作ってるし、なんかこう、他にも色々ぶち込んできて、体感時間が新エースよりもすごく長い。原作者が不慣れな連載でちょっと適当だったところなのかもしれないが、とにかく出崎統はぶち込んでくる。まあ、70年のあしたのジョーでもぶち込んでいたが、2011年に死ぬまでの40年間、出崎統はぶち込み続けていたんだなあ・・・。手塚治虫原作にもエロゲー原作にも源氏物語にも平等に原作レイプする。
 

 でも、宗方コーチがお蝶夫人に過激なテスト練習をしてボコボコにしてから、その次に一年生が一人ずつ宗方コーチにボコボコにされて、岡ひろみが「お蝶夫人の仇だ!」とキレて宗方コーチに向っていったのは感情の起伏の表現としてはわかりやすい。アニオリだけど。
 それが地区予選のメンバーに選ばれたきっかけ(原作では特に説明がない)として表現されているといえばそうなのだ。


 新・エースをねらえ!は割と細かく原作のセリフを拾っていて第1話相当は原作では24ページしかないのだけど、原作から膨らましている感じ。


 出崎統版は「岡ひろみが地区予選の代表に選ばれる」というオチだけ共通で、あとは女子高生の気分や雰囲気をノリで描いている。それで、背景やモブキャラクターも前衛美術っぽい画の感じで行くので、感情的な感じがする。
 で、テニス王国のシンデレラに選ばれたのに、ひろみが困惑してアブノーマルカラーでガーン!ってなって終わる。雰囲気アニメだ。
 劇場版エースをねらえ!は79年作品だけど、それはそれでまた違ってた風にぶち込んでいるので。


 白鯨伝説の感想も途中だしGレコも途中だけど、なんかこう、毎日見比べる機会が出たので乗っていこうと思う。しかし、鬱病なので15時間位寝る。9時間睡眠でも長いのだが、そこに戻していきたいのだが、鬱病の俺は毎日出崎統感想を書けるのだろうか。


 あと、エースをねらえ!2とファイナルステージも放送して欲しいなー。
 というか、出崎統にとっても中期のライフワークっぽい作品だったのだなあ。しかし、ファイナルステージはぜんぜん違うアニメにしてるらしいので、よく怒られなかったなあと思いますけど、出崎統は怒られてもぶち込み続けてきたのでぶち込んでるなあ・・・。
エースをねらえ!ファイナルステージ DVD-BOX


 出崎統エースをねらえ!のエンディング作画監督はヴァンパイア・ハンターD監督やマッドハウスのコンテマンの川尻善昭さん。現在68歳らしい。出崎統エースをねらえ!の時は20代前半だけど、天才って感じの絵だ。

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