玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

オンライン会議をやっている限り日本のテレワーク生産性は上がらない

 オンライン会議というものに時節柄参加した。



 結果的に言うとこれはダメです。

これからのテレワーク──新しい時代の働き方の教科書
 なぜかというと、分割された画面におじさんたちの顔がずらりと並ぶわけです。もう無理。


 まあ、俺もおじさんだけど、自分の顔は慣れているので、情報としてはあまり新規性がないので無視できるが、他人のおじさんの顔がたくさんディスプレイされているのは、僕のようなメンヘラにとっては不愉快極まりないことであった。(僕は自分の顔を見られたくないのでカメラオフ)
 しかも、おじさんの顔は見ててあんまり楽しくないものである割に、画面の占有率が高く、情報の価値とその大きさが釣り合いません。




 

 顔の表情から感情を読み取るために必要という人がいるかもしれないが、役者でもない素人がなあ!適切に表情で情報を伝えられるわけ無いだろ!!だいたいボケット文章を読んでるか、ヘラヘラ笑っているか、得意げに話しているか、何となく呼吸しているか、くらいの表情の情報です。


 テレワークのオンライン会議のためにわざわざ家の中でワイシャツに着替えたり、女性なら化粧をしたりして身なりを整えなくてはいけない。全く無駄なことです。
 オンライン会議のために上半分だけワイシャツになっている服などがテレビで紹介された。くだらないことだ。



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 (トイレに行ってても自動アバターが取り繕ってくれる攻殻機動隊2巻はいいよね)


 そもそも僕はオンラインじゃない会議がKLab株式会社のサラリーマンだった時から嫌いだった。会議のために資料をの体裁を整えたり身振り手振りでアピールしたり上司に媚びたりするのが無駄に感じられた。(まあ、パワポ演出やってたしコンペでも勝ったけどさあ・・・)

 
 本質的に会議でする仕事で大事なのは情報と判断であり、そこに顔の表情や声色は関係ない。しかし、日本のビジネス界ではそういう属人的なものが評価される。


 僕もプログラミング研修を受けたことがある。成果物はそこそこ評価されたのだが、講師に「発表に覇気がないから業界の仕事に向いてない」と酷評された。まあ、仕事には向いてなかったのは本当だけど。なんか仕事の内容より顔色とか雰囲気とかで動物的に評価されるのは、鬱病の僕にとってはとてもつらいことであった。


 それで、今回の新型コロナウィルス流行下でのテレワークのオンライン会議である。ディスプレイに並んだ顔、顔、顔。しかもそれはほとんどが大して美しいものでも情報を持っているものでもない。
 色々なサイトでウェブカメラの導入方法とか機材の良し悪しが紹介されて、コロナウィルス流行でのビジネスチャンスをつかもうという企業努力は感じられるが。
active.nikkeibp.co.jp


 僕のような鬱病気味で人間がしんどい人間にとっては、テレワークと対比されて批判される判子文化と同じく、「人間の顔の表情の重視」も仕事では不必要だと思う。それで、オンラインでもマナーとか上司と部下の上下関係を演出するためにしなくても良い化粧とか服装が求められるわけじゃん。結局、サピエンシズム的にはサルみたいなヒエラルキーの確認作業をオンラインでもやってるわけですよ。誰の声がでかいとか、誰の顔のほうが偉そうだとか、誰と誰が仲良さそうだとか、みんなで同じものに取り組んでる現場感とか、そういう動物的な。


 だいたい、普通の会議とか電車でも人間は体積を取って邪魔なのに、ディスプレイも専有してどうするのだ。画面に数式を並べていたほうがよほど情報的な価値がある。
 それに僕は日本人同士でも人間の顔の見分けがあんまりつかないくらい人間に興味がないので個人を認識するより「40歳くらいのオスの人間が映っている」としか感じない。本当にオフ会でも、名札がないと誰が誰だかわからない。オフ会で複数回合う人でも、服装が変わると認識できない。「(このアカウントの人の体は大柄だったような?)(このアカウントは(黒縁/ハーフフレーム)のメガネを掛けていたような?)」くらいの雑な脳内のフォルダ分けに、知人の肉体情報がごちゃまぜに入っている。これは僕の社会恐怖障害とか、回避性パーソナリティ障害などの精神疾患の影響かもしれないのだが。
 普通の人は、そんなにお互いの顔を見たいと思っているのだろうか?そこに価値はあるのだろうか?




 そーいうわけで、僕はツイッターも記号アイコンだし、対して美しくもない人の顔を見たいという欲求はないなあ。親戚付き合いもあんまりしないし、子供も居ないし、自分の顔を撮影されるのも嫌いだし、記念写真もめったに撮らない。印象深い光景は覚えていればいいのであり、アルバムに残して一緒に見る相手も脳内妹くらいしか居ないのだから写真を取る価値もない。ツイッターでソシャゲスクショ芸をするくらい。
 インスタ映えなどを重視する人の気持ちはわからない。製品の写真は公式サイトで閲覧すればいいし、旅行の記念写真もグーグルマップを見れば事足りるのではないかと思う。
 実際の人間の顔より、アニメやゲームのキャラの絵のほうがよっぽど「情報」として扱いやすい。(顔認証も最近ザル気味だということが記事になってたり…)


 オンライン会議で顔を写すことに苦心するより、せっかくオンラインなのだから、音声や発信者、責任者などの情報を議事録として正確に残すとか、そういうデータの整理をしていったほうが生産性は上がるんじゃないかなーって思う。
 だって、僕のブログ、読者から物をもらったり、広告収入を出してるけど、僕の顔は出さなくても成立しているでしょ。


  • 何を映すべきか

 つまり、オンライン会議での人間の顔の表情は画素を消費する割に、情報としての価値が低い。


 なので、資料の数値、それぞれの蓋然性や関係、あるいはテーマの文脈、従業員の顔「以外」の製品の画像や設計図や概念図などの仕事に対して本質的な情報を表示して共有することのほうが重要かと思う。



 まあ、要約すると「おっさんの顔がたくさん並んでいるのを見ながら仕事をするのはしんどいので辞めよう」「無人化すべきである」ということでした。



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