玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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生まれついての役者

嘘をつく秘訣は 肝心なところだけうそをつくことと言うが、この場合は人格の来歴自体を書き換えているから嘘をついている実感がない。
語る言葉はうそでも人格と、それに触れる他者にとっては真実。
もちろん、全体菅制と状況分析用の人格も分離しているんだが動作は最小限ですむ。
人格というか、役だな。役の状況と来歴だけ設定したら、あとは自分の肉体に合うようにアレンジして、一番偏差の少ない語彙を抽出していけばよい。
まあ、慣れるまでちと時間はかかったがな。現場では正しい敬語よりは在る程度砕けた言い回しに調整したほうがそれっぽいからな。
何しろ俺はマリみてで敬語を覚えたからほっとくとすぐ志摩子さんみたいなしゃべり方になってしまいます。
能登かわいいよ能登
ははは・・・。
だってさあ、普段の自分のまま仕事に出たらさあ、引きこもりでロリコンで対人恐怖症で面倒くさがりで虚弱体質で常時自殺するビジョンが浮かぶんですよ。
だったら、期間限定で就労洋の人格を設定したほうが効率的ではないか。
でも、どこにも本当の俺はいません。
この文もな。
裏の文でさえもな。
親しい友達でさえも、それぞれにあった情報を加工して投下している。
妄想彼女はそれでも俺を愛すると言う。最近、人と居ても自分の台詞がないときは妄想彼女と会っていたりする。
もしかしたら俺が安心できる港は妄想彼女だけかもしれん。
2年前に死んでいたかもしれない俺を生かしたのは妄想彼女まで死んでしまうのはいやだと言われたからだ。でも最近の彼女はどこに行っても共にいてくれるというようになった。
そうか・・・。
地獄を見るかい?
♪死んだ後でもいつかは見られる
生き続けたら君は悲しい
愛し合い ふと ふれあって
思い出だけに とじこめてみる
コスモス宇宙を駆け抜けて
祈りを今 君の元へ
コスモス宇宙を駆け抜けて
妄想、今 君の元へ
なんちてな。
本当に自分を統括してるものなんかないよ。状況主義でかまわない。
中国人が居るところが中国だ。
本当の自分は居ないと言うよりいらないね。どこまでもうろうろしてるのが俺の魂だ。