玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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対して、

野々村亜美だが。
聞いてて、正直、きつい。
おれでも、きつい。
こんな妄想ダダもれ文章を書いている俺でも、きつい。
なんど堪えられなくなって停止ボタンを押した事か。
頭を抱えます。
えっとぉ・・・。
若い読者のために説明するとですね。
くりいむレモンというヤーパン最初期のエロアニメビデオがあるんですが、その1本目に出ている野々村亜美と言う娘がとっても萌萌な訳なんですね。
どう萌えるかと言うと、ビデ倫的には血の繋がっていないカミーユ声の兄と近親相姦するとか実は小5とかそう言う話だ。
んで、世のお兄ちゃんたちがクゥ〜〜〜ってなったので、ラジオ番組になりました。1985年のことです。
Zガンダムと同じ年ですね。解き放て!
あと、PC98のゲームにもなりました。これは私も高坊の時にあやよさんとかと一緒に載ってるのを雑誌で見た。
最近実写になりました見てません。
ラジオの構成はパーソナリティーの亜美に対して(堀川りょうの嫁で亜美役の及川ひとみさんではない)全国のお兄ちゃんが熱い思いをしたためた手書きのお手紙を送って亜美に音読させるプレイ。
たまにゲストが来ます。でも、声優さんではなく、キャラクターが来ます。
うわぁい!
こう言う構成は銀河にほえろ!のオガタ司令に近いですが、オガタ司令の8倍徹底してます。
亜美はずっと亜美なのです。アニメのキャラクター付けに沿った台詞しか吐かないのですな。
ある意味、ずっとラジオドラマをやっていると言う感じでしょうか。
その亜美に対して全国のお兄ちゃんが熱い思いをしたためたソレをナニするわけです。番組が終わったら、アナウンサーのおねえさんが「あなたも亜美ちゃんのお兄ちゃんになって手紙を書いてくれませんか。亜美ちゃんに対する気持ちを送ってくださいね」とか煽ります。
なんか、キツい。吐きそう。
最近のオタクはぬるいなあと思わされるのでス。
やっぱり、おたくというのは80年代のバブリーで金持ちのボンボンが本物なんだなあ。岡田斗志夫とか。今のオタクはただ提示される物を消費するだけのものなんでしょうねえ。
お便りの内容がすごいガチなんですけど。
「僕はいつか必ず亜美と結ばれる」とか「ヒロシ(カミーユのこと)はこんなに可愛い妹を泣かせるなんてひどいやつだ!とっちめてやる!」とか「僕は本当に人を愛した事が無い。きっとどこか異常なのでしょう」とか。
ネタで書いてる雰囲気がしない。
ネタで書いてるならある意味すごいと思います。
でも、劇中の言葉を借りるなら、「これ、全部ラブレターだぁ〜(はぁと)。亜美には全国にたくさんすてきなお兄ちゃんがいるのよぅ(はぁと)」
うわー。
うわああああああ。
んでね、20年前の時代を感じるのですよ。
ラジオのリスナーの質も変わったなあ。おたくは今も理屈っぽいし自分語りが大好きで、自分理論を暴走させるのが大好きなんですけど。
昔のおたくの人の電波はすごかばい。
どのおたよりも「かっこヒロシはきっとA型だと思うな、かっことじる」とかそんな注釈ばっかりなのね。お前のラブレターはマイクロソフト仕様書か。
「愛は信じる事だよ頑張ってね」とか勝手にアドバイスとか。
こんな一方通行ラブばっかり。
しかも、微妙に礼儀正しいのね。『長くなってごめんね』とか「ちょっと独り善がりな文章になってしまったね」とか。
なら出すなよ。
純情と言うか。そこら辺も80年代的と言うか、ポエムを書いて贈ったり。
やっぱり、文化ですねえ。文体が昔の少女萬画のセリフっぽい。やはり、人間は他人の模倣によってしか自分の思考が出来んのですなあ。やっぱり、人間はいろんな体験をしないといけませんね。アニメも含めて。
あと、唐突に流行歌謡曲がかかるところも80年代風。意味もなく洋楽とか。Happy Xmas (War Is Over)とか。時代だなあ。
んで、お兄ちゃんからの熱い思いを音読し終えた亜美は必ずエコー付きで
「グダお兄ちゃん、亜美も、グダお兄ちゃんの事、大好き!」
とかいいます。
全員に。
まさに、娼婦!
脳にデンプシーロールをかけるような番組です。
一時停止ボタンなしでリアルタイムで聞いてたリスナーは本当にきつかっただろうなあ。俺でさえ、5秒ごとに1分休憩を取らないと脳が腐る。
ていうか、お便りを出したお兄ちゃんは他のお兄ちゃんを好きという亜美に対してどう思うんだろうねえ。
俺の妹がそんなことをしたら、刑法39条の堤真一のように「よがれよ!売女!」とかいいながらマウントポジションでボコボコにします。
そんでつばを吐きかれられたい。
イデアの妹は全ての男に犯されても誰の物にもならない永遠の処女なのさー。うはは〜。
あ、今、亜美がスタッフを紹介してるよ。うわー。
デレクターの扇一平さんがカッコいいとか言ってるよー。
こういうメタな演出は大好きです。林原めぐみさんのお友達のキティちゃんみたいな感じ。脳が腐る。
なんか、第一次アニメブームと宮崎勤事件の間の幸福な時間の間に咲いたあだ花のようなものですねえ。今の大部分のおたくはもう一寸おたくに対して引いたスタンスかもしれない。まーそれも先人達のオタク分析や様々なアレな事件たちのお陰っちゃあおかげなんでしょうけどネエ。
私はこれを26回分、ぶっ通しで聞いておるわけだよ!今11回目くらい。
インタァネットの星の中で入手しました。便利な世の中です。インパク様様です。
こういう入手困難な物を何すると言う意味においてはアレもナニだなあと思う。
ドテチンズの「空手チョップは負けないぞ」とか。
それに、インターネットのホームページやブログや2ちゃんねるに亜美のお兄ちゃんみたいな電波な人たちが流れる事で秩序が保たれると言う側面も在るよなあ。
おれとかなー。