玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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阿久悠と井荻麟

えっと、怒られたら消しますけど、別にいいかと思うので書きますが。
昨日、日課のmixiの足跡逆探知をしてたら、僕が富野由悠季監督の次女の人かなあと思っている人(違ったらすみません)からアクセスがありましたので、拝読しました。
すると、阿久悠氏と小さい頃から家族ぐるみで付き合ってらしたそうです。
ご冥福をお祈りします。
∀の癒しを読むと、トミーノは阿久悠氏に直接作詞のコツをお教え願ったことがあると書いてあった。
説明は一切無く、どんな縁だよ!と思ったのだがフツーに仲が良かったのかなあ。近所?
∀の癒しはとても面白いエッセイだ。
んで、阿久悠の極意は「詩の世界を作る事」で、それは富野監督の仕事とも同じなのだそうです。
でも、言葉遣いの極意は言葉では説明して貰えなかったそうですが。


今、NHK阿久悠特番を見ているのだが、アノ歌もこの歌も阿久悠という感じですげー。たくさん聞いているが、かなり好みの言葉使いだなあ。
僕の大好きな宇宙船サジタリウスのスターダストボーイズと夢光年も阿久悠だ。
UGAかなんかだったら絵が出るから今度歌いたい。
そういうわけで、阿久悠井荻麟と同じくらい好きな作詞家だなーと思う。


で、詩の世界を作る以外にも言葉の繰り返しのリズムが似ていると思う。


ザザンザーザザン ザザンザーザザン
ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して
たちあがーれー たちあがーれー たちあがーれー
ああ夢みるよろこびふたたび ああ夢みるよろこびふたたび
コスモス空をかけぬけて 祈りよ今君のもとへ コスモス空をかけぬけて 祈りよ今君のもとへ
ああ春には花咲く日が ああ夏には星振る日が
ブルーゲイル今は駆け抜け ブルーゲイルきらめく力
魔球は魔球は
スタンダップ スタンダップ
ウララウララウラウラで ウララウララウラウラの
ターンエーターンターンエーターン
宇宙戦艦
キング キング キングゲイナー


こういう詞が大好き。
トミーノは100歳まで現役なのでよかったなあ。


そういえば、トミノ監督はこないだのサイン会で、

05/07/18-23:16
まんがの森 富野由悠季監督「富野に訊け!」発売記念サイン会&トークショー


6:作詞についてはどのような考えをお持ちでしょうか?

作詞については…それを始めたのが、アニメの主題歌を
ただ単に”アニメのときにかかる歌”で終わらせたくなかったために
何とかしてやろうと始めたのが、きっかけなんですが…。
言葉をうまく使えない不甲斐なさを作詞をするたびに、思い知った気がします。
気をつけていたことは、その歌詞のなかに何か光るもののある
興味を持ってもらえそうなフレーズを入れることは必要だろう…
等と考えつつやっていましたが、本当の作詞ってそんなもんじゃないんです。
作詞家の方と話をしたこともありますが、もっと感覚的に鋭いというか
飛びぬけているものがあるんです。そこは絶対真似できないだろうな、という感じを受けました
詩の朗読等もなさるようですが、「そういう時は靴を脱いで裸足にならないと朗読は出来ない」
という話も伺いました。本当は服も着ていたくないらしいですが
そこはそういうわけにもいかないので(笑)
まぁ、それだけ自分の感性を鋭く保つ努力をしているということです。
では感覚が優れていればそれでいいのか?というと、そういうものだけではないのです。
たとえば有名な阿久悠さんは、ものすごく多角的に世の中を見つめ
非常に論理的な詞の構築をなさっています。作詞をするというのは
そういうアプローチの仕方も、あるということです。
とにかく自分では、まだまだ到底及びもつかない…そういうことです。

http://char.2log.net/archives/blog739.html

と言ってるので、トミノ的には作詞は阿久悠が師匠っぽい。