玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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新機動戦記ガンダムW29戦場のヒロイン30リリーナとの再会31ガラスの王国(サンクキングダム)

見てたけど寝てたので書いてないのだが、書きます。微妙に時間が置いたので、これ幸いと何となくうる覚えで書くので時間を短縮するというか、後5日でCLANNAD!!


とりあえず、
29戦場のヒロイン
いぬー!いぬー!いぬー!
水辺で犬と戯れるヒイロとカトルー萌えー
夕日が水面に反射して、キラキラと光る中をかけていく〜
もう、お前ら結婚しろ。
緑川光「どおぶつはきらいか?」
折笠愛「うぅん」
ピカル「なら あそんでやれ」
犬「わんわん」
グリーンリバーライト「どおぶつは本能的に優しい奴が分かるんだ☆」
ヒイロ・ユイはついこないだ、カトルを殺すといってましたが。なんだよこのうちとけぶり。
カトルもな。
ゼロシステムに振り回されたどうしの傷の舐めあいか?逆に互いの心の奥底を晒しあったからわかりあっちゃった?


やっぱしトレーズ派と連合と連合を形成している独立国はパッと見では混乱するなあ。


サリー・ポゥがなぜかゲリラ組織ではなく単独でガンダムを奪取しようとしてたのを、ルクレツィア・ノインが助けた。
ノインはカッコいいなあ。本放送当時、中学2年だったが、かなり好きだったんだが、今は何だかよくわからん女だと思う。
テロ屋のサリーはともかく、ルクレツィアがサンクキングダムのリリーナ派に入れ込む理由がわからない。
ルクレツィアはミリアルドに恋しているから動いているんじゃないの?ミリアルドは宇宙でサンクキングダムの名を語って行動しているのだが、それはどうでもいいの?ホウレンソウしろーよー。
ルクレツィアは本当にサンクキングダムの思想に命を掛ける主義者になってしまったの?
それにしては、リリーナは指導者としては薄いんだが。
父親が政治のスターだということに舞い上がっているだけの、1話の学園で外務次官の娘のヒロインという地位に舞い上がっていた時のお嬢様と何も変わって居ない気がするんだが。
戦う気力は付いたと思う。でも、それも周囲に祭り上げられている事に満足して、周囲の期待どおりにする事で自意識を満足させる、自分のしたい事も自分で得た情動も無い、空っぽ人間に見える。
その証拠に、リリーナは学校を転校しても過去は振り返らない。年相応の娘のような感傷が無い。元々友人なんて居なかったんだ。
カテジナの出世欲だけが肯定されたような女だ。
それに組みする者たちも、役割を演じる事で満足して、その役割が何のためか本当に考えて完全平和主義を掲げているのか、わからない。


そこに、真打ドロシー・カタロニア嬢登場!
キテハ――――!
「はやく戦争にな〜ぁれ!」
今回もまだ失踪してなかった池田成監督の脚本・絵コンテなので、このプッツンてこ入れヒロインは池田監督の担当なんだな。まだ軸はぶれてない。
まあ、常にぶれているのがガンダムWの軸だという事もできるのだが。
ドロシーステキだなあ。
リリーナよりもきれいな金髪、リリーナよりもでかくてバカな車、リリーナよりも金持ち、リリーナよりも鋭い目、リリーナよりも多い眉毛、リリーナよりも多分良いスタイル、リリーナよりも確固とした自意識、リリーナ・ピースクラフトガンダムだとしたら、ドロシーはHi-νガンダム
ちょっとリリーナは調子に乗りすぎなので、ドロシーは頑張ってリリーナをボコボコにしてやって欲しい。
そうしたら、リリーナ自身も、力石を倒したくなってからあしたを目指し始めたジョーのように、自分の意思で戦う欲求ができるのではないかと思う。


たった二人だけで軍艦を制圧するヒイロとカトルってどんだけえ。
っていうか、よく考えたら「ガンダムのパイロット」に希望を見出すノインたちも微妙によくわからん。
だって、ガンダムは誰でも動かせる機械だし、ガンダムのパイロットたちも所詮は訓練を受けた特殊工作員、でしかない。
代換可能品でしかない主人公達を絶対的な価値として扱うという事はかなり気持ち悪いというか不条理で、まあ、主人公だから偉いんだ、という事でいいんですけど、でも、嘘なら嘘なりに、アニメという劇中のウソ世界の中での真実という程度の言い訳は用意して欲しいなーと思うんですね。
と、言う訳で、機動戦士ガンダム00の「ガンダムマイスター」という呼び方はエポックメイキングだと思います。
「な、なぜやつらはつよいんだー!」
ガンダムマイスタークオリティーだからさ!」
的な。
つまるところ、
「わたしたち 正義のために戦います。 たとえ それが命をかける戦いであってもわたしたちは 一歩も引きません! それが 帝国華撃団なのです!」
という、強引な定義づけでオッケー。



30リリーナとの再会
トレーズ派はついこないだまでは悪いオズだったのに、なんか善い者になってしまった。演技とか戦い方が。
うーん?
トレーズ派って美形ぞろいだけど腹に一物がある一流の騎士たちの集まりって感じだったけど、今回はモビルドールに対して泥臭い戦いをする古参の老兵って感じになっちゃったねえ。
設定よりもふいんきで!


まあいい。
完全平和主義が偉いという事はよく分かる。
僕も完全平和主義者だ。
でもなー。
何でも話し合いで解決できるはずっていうリリーナは一遍レイプされたら良いんじゃないかなあ?ダメな奴は居ます。
欲求という物が在るからね。
リリーナは世襲で地位と名誉と生きる目的を手に入れて、ドラマチックな人生のヒロインに甘んじているからな。
フリーター赤木智弘にレイプされたらいい。
いや、レイプはダメですよ!絶対!そんなに気持ちよくないし。オナニーの方が僕は好きです。
でも、レイプの快感は射精感ではなくって破壊衝動だからなあ。
いやいや、だめですってばぁ〜(笑)


ヒイロは少年兵士で、戦場から解放されても他の選択肢が思い浮かばない所が子ども兵士のPTSDっぽくてグッドなのだが、多分そこまで深く考えてなくって単に戦ってるだけだろ。
なんで、そんな奴にノイン達は希望を見出すのか?技量は他の人も訓練したら何とかなるだろ。
じゃあ、代換不可能な物と言ったら心意気なわけだ。トレーズもガンダムパイロットの純粋性を評価していた。
だが、結局はそれも、子ども兵士にコロニーのナショナリズムを植え付けて、それを彼等の深層心理欲求だと誤認させているだけで、外側からは純粋に戦っているように見えるのだが、単に人生経験と視野が足りないだけだ。
そんなものに、大人が頼るな。
純粋性が欲しいなら、大人がもっと奇麗事を信じろよ。
まあ、ガンダムはヒーローものだから、「ヒイロ強いし、戦ってヨ!」でいいんだが。それがダメだ!というのが同時代のエヴァ


カトルは完全平和主義を求める村人との交流で、戦争はダメでサンクキングダムがいいと思う。
まあ、このアニメの中で言えば、それは当然なのだが。
このアニメの世界は決定的に現実と違う世界なので、完全平和主義も僕には奇妙に見える。
何が足りないのかと言うと、富野喜幸機動戦士ガンダムで意識した、「兵站論」。
ガンダムWの戦争は勝手に動く巨大モビルドールが押し寄せるだけの戦争で、それを支える兵士、メカニック、指揮系統、補給路、それを支える軍属、その周りの市民、という構造が見えない。
日露戦争で熱狂したのは大衆ではなかったのかナチスは民主主義から生まれたのではなかったのか。
ガンダムWは戦争は利益目的の金持ちの支配層がやるものだ、という素人の浅はかなイノセンス思想に裏打ちされた世界。
市民は迷惑を被るだけ。
そりゃー、そんな世界なら完全平和主義が一番正しいでしょうさ!
でも、モビルドールを作る企業って言うのは、金持ちのロームフェラ財団だけじゃなくって、それを構成する従業員や株主の人生も預かってるんだよ!
財団の派遣だけじゃなくって、世界経済も大事なんですよね。
金持ちだけじゃなくって、中流階級にとっても。
だから、僕らも加害者であるという気分を持ちつつも完全平和をやると言う気概が見たいんだけど、このアニメにはそれは無いね。まあ、萬画だし。
シンジ君は殺されても殺さないというのがえらいなあ。
冷静に考えたら自分が死んでも敵が死んでも1人死ぬ事には変わりないからなあ。


31ガラスの王国
速攻で完全平和主義は戦う完全平和主義になった。
まあ、敵はモビルドールだから器物損壊で済むしな。よく考えたらモビルドール以外の輸送機も落としてたな。人殺してるじゃん。
だーめーじゃーんー
トレーズ派が味方になった。いいのか?
っていうか、トレーズ派はトレーズ派なのだから、トレーズのため以外に働いたらダメジャン。
敗残兵を雇うのっていいのかなあ?国許に返してやれ。
久しぶりにガンダムが強いのはガンダムらしくて良いのだが、ノインがガンダムを自分で動かせばもっと良かった。
で、負けて、ヒイロがモビルスーツの足元をかいくぐりながらガンダムに乗り換えておお暴れしたらヒーローものとして完成するのだが。
ガンダムガンダムのパイロットが乗るものだ、という幻想に捕われすぎ。