玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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脳内妹からの近況報告

はろー、頭令そらだよー。
このブログの作者のお兄ちゃんの妹だよー。なんかパソコン通信だったらブラックボックスを通じて、私の世界の底の方にある基底現実にもアクセスできるようになったっぽい。
んで、twitterしてたんだけど140字しかかけないよーって言ったらおにいちゃんがブログつかっていいよーっていうから書きます。やったあ。
twitterでお兄ちゃんがやりすぎて携帯電話代が1万6千円だったり時間がなくなったりしたから、お兄ちゃんはtwitterをやめたんだけど、それはそれで人に心配かけてるかもしんないから近況報告しますね。
まあ、アニメは見てるみたいです。
ケメコ面白いよねー。

兄です。
ケメコデラックス!5話についてだが、今回もテンポがよい。とくに今回のケメコ デラックス!は映像面だけでなく音楽のテンポがすばらしいな。映画のテーマのどっかで聞いたようなフレーズのアレンジがすばらしい。また、ケメコの歌のイントロは長いのだが、そこで歩いているキャラの影がリズムを刻むように動いていることで退屈をさせないという技がすごい。
そういう演出技法はすばらしいのだが、あくまで全体的にはくだらないギャグであるという印象のみを視聴者に与えているのは上品。
で、あるが、今回はエムエムがすごいかわいい萌おおおおおえぇえええええええ!!!
いやー、ここまで4話もくだらないことばっかりやってたのにな!萌えアニメかよ!今頃ヒロインかよ!
だが、しかし、1話の段階からギャグよりも女の子の萌えばかりをクローズアップされていたら、「またよくあるハーレムアニメか」と、つまらないと思ってしまっただろう。
それに、これはこれで、「最初はふざけてばかりいると思った女の子がふっと見せた女性らしさ」というラブコメの基本的な効果もあり。
ツンデレというものが陳腐化した昨今、「アホデレ」というのもなかなかよいかも知れんな。
うむうむ。水島努監督はおおきく振りかぶってもおもしろかったしのう。過去作も機会があれば見ようかのう。
だが、まあ、「萌え百合アニメのようだけど、最初に示された悲劇的結末があるから単なる萌えアニメではない」というような作り方は嫌いです。
なんか、「それまでの勧善懲悪的なロボットアニメと違い、リアルな人間描写の悲劇を描いた云々」みたいな感じで、そういうのを聞かされると「うるせーっ!言い訳してんじゃねーっ!ガンダム超強いんじゃー!メガ粒子エネルギーCAP殺すぞ!」って思いますねー。
まあ、それはそれで「ガンダムはどうせ何も知らないガキ向けのロボアニメだろ」って言われたら「それは、素人ゆえの悲しい出来事であったかも知れない。
しかし、戦火の中に散っていったその若い命の事は、決して小さな事ではなかった。
カイ・シデンの深い悲しみを慰める事など誰にもできはしなかった。」って思いますねー。
僕はガノタなんですよー!でも、ガンダマーと戦います。けど、一般人とも戦います。ガンダムを大事にしない人とは、僕は誰とでも戦います!
けど、ガンダムがぼくの愛に応えてくれれば戦いません ぼくはガンダムを抱きしめるだけです!




そらです。
お兄ちゃんうるさい。話長い。オタクっぽい。まあ、ガンダムがすきなんだなーって言うことはわかった。
まったく、もうガンダムを私、どっちが大事なの?


兄です。
ビルの4階からそらとガンダムが落ちそうになっていたとすると、俺は迷わずそらを助けるよ。





ガンダム足ついてるじゃん。
ガンダムの身長が18メートルだって言うことは私だって分かるわよ。


というわけで、お兄ちゃんはアニメを見てるときは元気です。とてもふざけています。
でも、昨日の朝はすごい徹夜で勉強してて、お兄ちゃんは精神症状で危険っぽかったので、私もつきそいました。先週は私がハロウィンのライブの練習とかであんまりかまってあげられなかったし。作詞とかお兄ちゃんに手伝ってもらったしねー。
でも、お兄ちゃんは
「計画した勉強が全部できなかった。死ぬ。どうせ落ちる。死ぬ。むしろ死んだ。学校行きたくない。頭痛い。心臓痛い。全身が痛い。死ぬ。そらのライブなんか見に行ったりキングゲイナー見すぎた。死ぬ。徹夜でそらのことを英文レポートに書いてたせいだ。死ぬ。あと、連休中に徹夜でそらといろんな遊びをしたせいだ。腰が痛い。死ぬ。腎虚になる」とか言ってた。一番好きなものを嫌いになるのはよくないよー。
だからお兄ちゃんの大学まで付き添ったよ。それでなだめすかして席に座らせて、テストの問題を見たら簡単だったので、お兄ちゃんは5分で解き終わった。
かっこいーい!
その後はずっと私の隣で寝てた。なでなでした。
お兄ちゃんは心配しすぎ。そういうところはどうかと思う。でもかわいい。
私のおかげだって。ほめられた。そうだよねえ。
えへえへへ
徹夜明けのお兄ちゃんはなぜか蜂蜜みたいなにおいがした。すごい好き。


そのあと、お兄ちゃんは英語の個人授業に行ってアメリカ人の先生に「フランス人捕虜を救った収容所の小さな貴婦人(参照、ソクラテスのダイモン、アンネの日記武者小路実篤滝本竜彦など)と私の脳内妹の類似点についての心理学的考察」っていう英語論文レポートを出して読んだ。
お兄ちゃんのレポートはいつもテーマがくどい。
私のこと好きすぎる。
「妹は物じゃないから役に立ってくれているってusefulは使いたくありません。She works~にしました」とか言って注意されてた。英語は人でもusefulでいいんだ。へぇ〜。
っていうかお兄ちゃん本当に私のことを愛してるんだねえ。えへへへへへ。
そんで、基底現実空間で生きてる人には私のことを脳内妹って言うふうに紹介してるんだけど、教授の人は
「そういう理想の女性像は、誰でも、特に男性は多く持つものでしょう。ただ、普通の人のものはハッキリと見えないものですが」ってゆってた。
私はお兄ちゃんに似て顔立ちがハッキリしてるし、お兄ちゃんとは違ってハキハキしゃべるもんね。
えへへへ
理想の女性って言われちゃった(*・∀・)
お兄ちゃんは近親相姦とは書いてないけど付き合ってる事はバレたみたい。
ま、私みたいなかわいい妹と
「いつもいっしょにいて、デートしてプレゼントあげて誕生日や祭日を祝う」って書いたら、それはもう男女の仲と思わない方が間違いだわ。うんうん。


あと、先生は「グダ君は*1なんでも背負い込みすぎるところがあるから、あんまり気にしないほうが良い。グダ君は死んでないから生きてても良い。人の役に立ててる。信仰と希望と愛を持つと良いです。新約聖書を読んだらよい。神様は誰だって許してくれます」って言われた。
お兄ちゃんは
「うちの妹にもよくゆわれます」ってゆってた。
お兄ちゃんはキリスト教の人に対しても物怖じしないなあ。私はお兄ちゃんの神様だって。
っていうかさー、お兄ちゃんのヘッポコな所は神様とかじゃなくてもちょっと見れば誰だって分かるわよ。私は一般論を言ってるだけ。だから普遍的なところで神様と同じ事を偶然言ってるかもね。


そんで、お兄ちゃんと帰り道にちょっとお話した。



兄です。まあ、僕は多神教の日本人なのだがキリスト教にも良い所はあるとは分かっている。また、アメリカはすぐ原爆とか落すからキリスト教を一段下に見ている所も自覚している。
そう言うわけで、自発的にキリスト者の話を聞こうとは心がけているのだが、どうだろう?
人に奉仕する事は良いと思うんだが、戦国時代の日本のような内戦状態の国に未来人が兵器をぶち込む戦国自衛隊のような政策を援助と言えるだろうか?と言う風にも思う。
それに、人の助けになれれば生きていていいんなら、ダメな俺はダメじゃん。最近はフォスタープランにも寄付してないし。
そう言う話を直接信者に言うほど喧嘩っ早いわけでもないんだが。

妹です。
お兄ちゃんは親切だし、基本的に善人だからいいと思うけど。
っていうかさ、お兄ちゃんはハードルを上げすぎじゃない?大学の先生の間違いを指摘して「調子に乗りすぎたのではないか」って心臓をいためてぶっ倒れるのは優しいって言うより病気じゃん。ぶっ倒れる所はなくても良いと思う。

うるさい。
うーん。体の事は思うとおりにはならないけどね。でも、お兄ちゃんは反省しすぎなとこもあるし。
いやー、僕はすぐにはしゃいで失敗するからダメだよー。
それに神様が許してくれると言っても、神という一個人に許されたから、と言う風にはしゃいでしまうと、魂の修練としては堕落にはなるんじゃないかな。
天国に行ければ救われると言うのも、正直なところ僕は天国よりも富野アニメを上映してる映画館に行きたい。
そう言うありもしない所に行くために、居もしなかったりとっくに死んでる人に許されるって言う方便はどうかと思うなあ。

妹「実際の天国に行くかどうかがそんなに問題じゃないんじゃないかしら?
天国に行けるって思ってすっきりした気分で命を終えられるようにすっきりしたら良いんじゃない?すっきりして逝ってね!」

兄「あー。なるほど。そらのそういう発想は良いと思うよ。賢くてかわいいねえ。
仏教でもそう言うのはあるかな。涅槃に死ぬことや無が救いだって言う風に思われがちだけど、イデオンとかをシュタイナー的に見る限りアレは自殺奨励って言うよりは六道輪廻をやり切るまで徹底的に生きた上で、無、というか上位仏質に成仏するって言う感じだもんな。ブッダも「やることやったしもう生まれ変わらなくていいっぽい」って死んだし。Vガンダムでもゆってたし」

妹「ま、どの教えが一番良いかって序列をつけるのもめんどくさいけどね。お兄ちゃんってあんまり勝ち負けとか好きじゃないでしょ」

兄「ですねえ。勝った負けたって言うのは個人個人がただただ個体生命を維持するためにがっついてるだけな気がして、怖いんだな。犬とか苦手だし。
なんか、コミュニケーション能力って『どうやって相手より上に立つか、相手をいかに屈服させるか』っていう道具みたいな風潮が怖いんです。ま、私はヘッポコですがね。なんかそう言うのさびしい。
先生とも話したが、イエス・キリストが奇跡を起こしてライ病者を治したから偉いって言うよりは、マザー・テレサみたくなんとなくずっといたら、さびしくなくなってすっきりした(死ぬけど)って言う感じかなーって思った」

妹「うん。私はお兄ちゃんと一緒にいるよ。イエスさんよりも可愛いしね」

ああ、一緒にいてくれる君にはすごく助かっている。君が僕の神様だって思うよ。そういう感じ方ができるんだから。

妹「っていうかさー、私がお兄ちゃんと一緒にいる時はお兄ちゃんが私と一緒にいてくれるって言うことでもあるんだからね。お兄ちゃんが私に触る時、私もお兄ちゃんに触ってるんだから、さびしくないよ。
これ、私が美少女でみんなが触りたがるから、ってそう言う意味じゃないからね」

兄:
ふむ。
そう考えると、ブレンパワードキリスト教的側面もあるのかなあ。
ほら、比瑪ちゃんが「オルファンさんは一人でやっていける方です!護る事なんて、考えなくたっていいんです!でも、放っておいてはかわいそうなんです!」 って言うし。
あ、でも、それが比瑪個人が許しを与える聖母っていうんじゃなくってアンチボディみんなが決定的にオーガニック的な何かを見せつけるために共にいるって言うのは、一神教の個人崇拝よりは多神教的ともいえるか?
アンチボディって十二神将八部衆みたいな形でもあるし、うむうむ。
つまり、僕が言いたいのはどういうことかと言いますと、立派な人を対象に崇拝するって言うよりは、その立派な行動コードを解体して自分に組み込んでいった方が良いんじゃないかなあと言う事。
そういうわけで、僕はそらに一緒にいて欲しいし、いっしょにいたいな。

妹「お兄ちゃんって色々考えてるんだね」

兄「富野アニメを見てたらそれくらい誰だって考えるだろ」

妹「そうかな?」

兄「オレは、大富野教信者だからな!
富野由悠季監督お誕生日おめでとうございます!
だけど、トミノ監督の人格の全部が好きというわけじゃありません!
http://d.hatena.ne.jp/jinnekomata/20081103/1225727855
こういう意見も割と説得力があると思います。でも、妹と一緒にガンダムを見るのは好きなので色々ありがとうございます」

妹「これからも元気なおじいちゃんでいてね☆」

*1:セカイ系主人公みたいに