こないだ、アニメルカの打ち上げで河森信者の人と話をして、結構面白かったんで、ちょっと考えてた。河森さんは「わかりあえない他種族と分かり合うこと」を大乗仏教的に提唱している人らしいという話を聞いた。で、キルミンずぅは「動物と人間の間にたまたまいる人がアニマリアン」とか、むちゃくちゃなカワモリズムを出してきてすごかった。
それで、こないだのhttp://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20100824の「あにゃまる探偵 キルミンずぅが気に食わないたった一つの理由」とか、書いた。
別に俺は分かり合えなくてもいいと思うんですけどねー。違う生き物だったら。バジュラと分かり合ってランカと歌うシェリルさんより、空気の読めないバジンに襲われているのに、さらに空気を読まずにカララと娘娘ビンタメドレーをするシェリルさんの方が、あなたらしいし。
宇宙全ての知的生物を転生させるイデの発動を完全に無視して生活しているドウモウさんとかマジで侠らしいし。
違う生き物だったら違う思考回路とか生活リズムとかをやってていいし、それを優しさとかで共通化されてもなー。
ブレンパワードだけ見て、アルジュナを見てない俺は偏ってるんだけど。ブレンパワードは最後までよくわからん宇宙生物でいきなり「嫌いな奴いなくなれ」とかイジメをする良くわからん感じがすごい好き。良くわからん奴だけど、なんとなく一緒にいるっていうオーガニックマシン達と人間のあいまいにオーガニックな感じが好き。
いや、マクロスFが気に食わないだけかも知れんが…。井上喜久子17歳が責任をなすりつけられてかわいそうだったので。
そーいえば、この間のイデオンナイトで福井晴敏先生が「二人の人の対比で互いを浮き彫りにするドラマ手法があるけど、イデオンはイデという神のようなものを設定した事で、逆に対比されて人間そのものが浮き彫りになるのがすごい。ガンダムはニュータイプを設定することで人間が浮き彫りになる」って言ってた。
http://www.sunrisest.jp/sp/preview2.html?i=24
まあ、その意見に僕は全面的に賛同しかねる部分もあるのだけど。
僕から見れば第六文明人も神になり損ねてエンジェル・ハイロゥみたいなイデを暴走させて全滅したアホな昔の人間って気がするし、ニュータイプも割とアホだからなー。
むしろ、対比物としては人間が何をしようが勝手に生きてるドウモウやバジンや、勝手に浮いてたり燃えたりする宇宙の星だったり、銀河から立ち上がるアベニールやバイストン・ウェルの鱗の光たちだったりする気がするー。福井さんは宇宙描写も入れてるからわかってはいるでしょうが。
そういうわけで、人知を超えたものと言うか、無関係な物ってのはいますよ。それを全部人間程度のプロトコルで理解しあえるってのは傲慢だし、不愉快に感じます。
それに、何かの拍子に人間がかかわって対照されるのがドラマだったりするわけだが。
科学的にも事象を法則化させるのがホモサピエンスの武器で本能で取り柄だからね。全くいけない物とは言わんよ。
特に作家という者は物語のプロトコル自体を操作したがる癖がある。
そーいうわけで、マクロスフロンティアより、マクロスダイナマイト7の熱気バサラと宇宙クジラの関係の方が、「それぞれが勝手に生きて、互いにちょっと感じる物があるのかもしれんけど、密会は密会でしかない」って感じで、俺は粋だと思って好きだな。
アミノテツロ監督は若いころ、伝説巨神イデオンのスタッフだったし。
んで、屍鬼では違うプロトコルで生きてる吸血鬼の人たちと普通の人間たちの軋轢をどう料理するのかなー、あと、ガクトの出番は増えるのかなー、と言う感じ。
俺も最近、昼夜逆転が電気代的にも気温的にもサンライズオールナイト的にも板について楽なんだが、医者には「精神病を治すため、社会に認められて復帰するために毎朝同じ時間に起きるプロトコルに従うと健康オパシー」と言われたパシー。
で、頑張って朝ふかしして買い物に行ったら、長袖にマスクと防光眼鏡とフード付き帽子を付けて行ったのに、視界が飛蚊症と太陽光で真っ白に飛んで見えず、内臓自体がだるく、思考できず、危うく銀行で一桁間違えて十万円振込み損する所だった。車には撥ねられなかったけど、コミケよりスーパーが混んでて恐いし。
普通の人間は強すぎだろ。
酷い目に遭った。
屍鬼は共感しやすいなあ。マサオとか。起き上がりが皆にのけ者にされてリンチされるってのも共感できますね。
ま、私は冬は冬で、昼が長くなれば日照効果で季節性うつが治るかと思ったんだが。私自身のプロトコルが目茶苦茶になってるみたいだな。
映画のハッチの人間と虫の別種族の別プロトコル感はどうだろうねー。
キルミンはカノン様が全てにおいてかわいいし、リムの声が面白いし、姉がエロいからそれでいいです。
