玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

機動戦士ガンダムAGE3話 日野社長の予言通り面白かったな

日野社長が「3話までは見てくれ」って言った3話だったが、前々回、前回より格段に面白かった。
脚本が日野さんから別の人になっていたからかなー。
あと、カメラが良く動いて、前回、前々回よりもよく場面の方向性が切り替わっててそこも面白かった。人物作画も設定がよりも陰の付け方が濃くなっていたりして、感情が前回前々回よりも熱かったと思う。
コロニーの崩壊もCGを使っててダイナミックで面白かった。ガンダムSEEDのコロニー崩壊よりも脱出できるかどうかって言うタイムサスペンスがあってドキドキした。機動戦士ガンダムSEEDの時は脱出は個別のポッドとかだったし、今回のAGEみたいに大規模脱出ではなかったよーな。(うろ覚えだが)
コロニーの居住ブロックの戦闘に戦艦がついてるってのがマクロス7みたいで面白かった。避難民を抱えて宇宙をランナウェイするのかな?到着した次のコロニーでどういう扱いを避難民が受けるかが楽しみ。富野アニメなら確実に厄介者扱いされるよなー。
あと、戦闘シーンが前回前々回よりもよく動いて面白かった。ちょっと動きの軌道を見せる所がマクロスFっぽかった。敵の姿が見えないほどの宇宙の遠くから敵の弾が来るのは富野ファーストガンダムみたいに戦闘空間が広い感じで良かった。まー、ガンダムもUEも装甲が厚いので、弾が当たってもそんなにダメージがない感じで、そこはあんまり緊迫感はなかったし、接近格闘戦に持ち込んで殴り殺すとか、フリットが焦ったり怒ったりする熱気はなかったかな。でも、前回前々回よりも面白かった。1,2話でかなりハードルが下がったので、面白いと思う。
ニュータイプ描写はよくわからん。
ニュータイプみたいな軌道予測で弾は当たったけど、敵をやっつけられなかったし、敵が何で撤退してくれたのかよくわからんかったので、あんまり爽快感や達成感はなかったけど、UEの正体を隠すっていうお約束に縛られてるっぽいので、仕方ないのかなあ。そこら辺は視聴者の方が察してあげないといけないのだろうね。でも、秘密を隠そうとして、逆に話が膨らまなくて、謎自体もバレバレな感じではある・・・。敵は謎なのに、敵の機体を捕獲しようとか、そういう話にもならないのも、なんだかキャラがリアルじゃない気がした。ディーバの指令室に居る人が焦っていても報告ばっかりで、現場に飛び出して手伝いに行ったり行動しないので、あんまり混乱した感じはないね。


あと、避難民が富野ガンダムイデオンに比べて統制を取って避難していて大人しかったり、死ぬことが決まったブルーガー司令だけが一人で頑張りすぎるのはちょっと決まりきった感じで、あんまりハラハラしなかった。段取り臭い。
コロニーコアの内部に居る軍人が接続切除作業をしたり、現場の最前線の人がいなくて簡単に戦艦からほとんどが遠隔操作できているっていうのも芝居としてはハラハラしないなー。と。富野ガンダムなら手の空いている人は機銃やミサイルを撃ちに行くとか、けが人の手当てをするとか生き延びる努力をしそうだけど、ラーガンとかバルガスは棒立ち。対空機銃もコア切り離し作業も全部中央管制室か戦艦のコンピューター操作。機械に頼りすぎじゃないか?作業用モビルスーツでシャフトに爆弾を仕掛けるとか、しないのね・・・。
でも、柱がコアに引っ掛かってトラブルが起こるっていうアクシデントが起こるのは面白かった。爺が一人で解決したけどな!(コアの内部にも人がいて、潰されたりしただろうが、そういうリアルな描写話リアルな描写は無しだ!リアルって言うのは、グロテスクって言う事より、その場に居る人が脇役であろうとも人間らしく自分で判断して行動する事なんだが)
まー、基本的に「ブルーガー司令の自己犠牲」っていう「泣かせ」がメインだから、あんまりその他大勢のリアルなリアクションや細かい作業は見せないで、芝居の枝葉をカットして、中央の段取りを積み重ねるっていう感じのシンプルなストーリーだね。
シンプルだけど、コロニーの巨大感とかはよくできてたし、そこは良かった。穴のあいたコロニーの内外を行き来してアクションするのは面白かったし、今までのガンダムではあんまりなかったダイナミズムだった。(0083の漫画版のラストでデンドロビウムがコロニーを内部から破壊しようとするのはおもしろかった。Zのラストの劇場の茶番劇はちょっとアクションとは意味が違うよね)


つーか、量産型は頼りにならねーな。バルガスはジェノアスをAGEシステムで修理して戦線に投入して下さいよおおおお!白い狼は寝てばかりかよ!
っていうか爺が小型モビルポッドで特攻できるんなら、他にも余ってる作業用モビルポッドで頑張るとか、脇役にドッズライフルを配るとか、一人一人が生き残る努力をしろよおおおお!ガンダムとジジイに頼りすぎだ!
でも、ガンダムAGEはそういうリアルな民衆を見せる事よりも、メインの主人公の家系とか、主人公の知り合いのドラマを見せていくアニメっぽいので、メインキャスト以外のエキストラはBLOOD-Cのエキストラよりも出番がなく、死ぬ所や不安や実際の最前線の作業も描写されないのかなー。


まあ、だいたいどういう演出態度かって言うのは分かった。
っていうか、富野アニメが脇役に小芝居を付けすぎなのである。
新世紀エヴァンゲリオンだと序盤の第六話くらいまでは脇役のネルフ職員の現場や第参新東京市の住民の生活が描かれていたけど、第弐拾弐話くらいだとメインキャストばかりだったな。ガンダムAGEの脇役との距離感もだいたいそれくらいかな。エヴァンゲリオン第25話だとちょっと殺される所が映ったけど。


でも、作画とかCGはファースト機動戦士ガンダムより良くなってるよね。安彦良和先生のような色気はないけど、アベレージは30年前より上がってるし。まー、タイバニの残念回とかもあるんだけど・・・。CG補正があるし・・・。


うん。おもしろいおもしろい。



あと、ユリン山田がリボンを渡すとか、すごいビッチくさいというか、フリットに近づこうという意図があるよねー。前回も避難しないでフリットガンダムを待ってたっぽいし。どうするのかな。
やっぱ宇宙人とかなのかな。
バイファムなのかな。


あと、フリットもあんまり感情の起伏がないなー。7年間の恨みのある敵をぶちのめしているとか、戦って命をかけているとか、女の子を膝に乗せて肌を触れ合わせていた、と言う事に対するリアクションが薄く、淡々と戦闘とかをしてる感じ?まー、メカニックでガンダムを作るという事に心血を注ぎすぎて感情がマヒしてる天才なのかもしれんが。しかし、バルガスも「データがないから新しい武器は作れない」って言った後に棒立ちで何も行動しないのであんまり感情を感じないな。「武器よりも人が大事」って良い事を言ったっぽいけど・・・。良い事を言いっ放しで行動しないのは感情より論理って言う感じの雰囲気だな。
爺も自分が死ぬという事に対してすごく淡々と落ち着いてるっぽかったし。
でも、フリットがビッチ山田からリボンを貰う所はちょっと感情が動いたかな。やっぱ、そこはドラマ的な感じで盛り上げるポイントだから表情を付けたのかな。