玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


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KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-Shiny Seven Stars Forever!(最終回)

 えー、先週の土曜日に鑑賞いたしまして、すぐに書けばよかったんですが。Gレコの劇場版について心が歪んでしまったブログを書いてしまい、炎上させてしまい、キンプリスッスッスの最終回の感想を書けなくて本当に申し訳ありませんでした。メンタルヘルスも悪化して、1週間も書けなかった。


 あと、今回のキンプリSSS最終回の内容がちょっとわがままな感じだったので「過去の監督の暴言で傷ついた人への配慮が足りない」という噂を聞いて、監督の過去の暴言について調べていたのですが。こわいこわい!
「マジなめんなよ事件」など、Twitterで雑がたりしたら監督に怒られが発生するとは、とても怖い。僕の感想も雑語りなので。でも、今更おれはこういう雑語りな生き方しかできない・・・。


 なので、雑に書いていきます。

 ガンダムに関してもかなりの雑がたりなので、クリエイターの人に見つかったらかなりの怒られが発生するだろうし、富野監督とも若気の至りで口論になったこともあるので、本当に俺はもっと冷静に自重すべきなのだが。興行のことを考えると他の作品を下げたり富野監督の問題点を指摘したりせずに穏当な言葉で宣伝していくべきと注意されたりもしたのですが。


 でもアニメって心を熱くするものなので、そういう炎に身を任せているときだけ俺は生きていると実感できる邪悪な魔物なので!(とりあえず邪悪すぎるのでTwitterで相互じゃない人はフォロー外しました。うっかりリプライで傷つけないように)

nuryouguda.hatenablog.com

弟子の京極のラブライブ!を一番つぶせるのは師匠の俺だ!

みたいな殺意を感じる。いや、この映画のプリズムショー演出で京極監督はクレジットされているんだけど、キンプリのプリズムショーでは「こんな演出はラブライブ!ではできないだろ!死ね!」っていう殺意を感じる。

菱田:それが本編の最後にしっかり描かれています。あと、男の子って女の子と違って常に戦いじゃないですか。殺るか殺られるかみたいな。やっぱり男の子が主人公なのでそういうストーリーを見せたいんですよね。
ttp://www.animate.tv/news/details.php?id=1451333112

殺意を感じる。

 以前、こういう記事を書いた。まあ、プリズムショーを作ってるのは京極尚彦監督なのでラブライブ!と同じ人が作っているので、自分を超えていくのはクリエイターとしてあたり前のことかもしれませんが!
 μ'sミュージックスタート!とセプテントリオンレディースパーキング!は明らかに意識してるんですが。
 ラブライブ!は女同士で馴れ合って、スクールアイドルという「学校」の枠にとらわれている所詮素人なので、世界レベルのキンプリ(というか平行世界も包括している)より、全然ぬるいのだ。




  • セックスの問題が絡んでくるんです(富野)

 ラブライブ!には基本的に男が出てこない。男が出てこない女が女アイドルに夢中になる萌えアニメで百合アニメでオタクラブライバーを夢中にさせるアニメ。


 キンプリは性別を超えて全世代向け総合エンターテインメントなので!今回は男が女を魅了するのはどういうことやねん!というセックスの感覚が入ってきているんです!(富野)


 当然、批判もあるだろう。でも、男女ってそういうものなんだよ!愛したいのに傷つけたり、自分のプライドで女をエゴイスティックに好きにしたくなったり、女の気まぐれで振り回されたり、すれ違ったり、傷つけられたり、やりすぎてしまったり、取り返しのつかないことをやらかしてしまったり、それでも愛したかったり!(まあ、俺は独身なんだけど)


 女同士で馴れ合ってラブライバーが自己顕示してライブを盗撮したりして奇跡だとか言ってるラブライブ!にはこのキンプリスッスッスの深みはない!(まあ、これにはスクフェスのKLabを過労退職した僕の怨念も入っているのですが)


・修羅場
 かつて僕は、まっつねさんというブロガーと一時期僕は仲良くしていて、ブログにも頻繁にコメントを貰ったり贈ったりしていた。でも、僕は邪悪な生き物なのである出来事でまっつねさんを傷つけて、断交してしまった。
 まあ、そういうものなんだよ。俺は人を傷つける!この文章もきっと誰かを傷つけている!


 それはそれとして、修羅場の話がある。


 まっつねさんがラブライブ!1期で「高坂穂乃果には修羅場を乗り越えてきたリーダーシップがある」というブログを書いた。その頃の僕はスクフェスのKLabを精神障害者になるほど過労退職した恨みはあったものの、まっつねさんとの交流はあって、彼のコメント欄に僕が「穂乃果が修羅場を乗り越えたようには見えない」と書いた。
 まっつねさんには「(親が自殺したり)家庭環境や人生が過酷だったりしたグダちんさんからしたら穂乃果の修羅場は甘いと思えるでしょうが」と言うふうに返答された。(今は嫌われているので、確認のために彼のブログを見ることは出来ませんが)


 一条シン君が、乗っ取られた体でやってしまったショーで、チームにメチャクチャ迷惑をかけて(チームメイトは優しいので怒らないけど)、観客を不愉快にさせたり泣かせたり。そして、シン君は自分は記憶がないけど謝ることに。なんで謝るのかというと、前回の考察で書いたとおり、
KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 第11話一条シン SIN - 玖足手帖-アニメブログ-
nuryouguda.hatenablog.com

「シン君はすっごいわがままなので、自分のショーで観客を笑顔にできなかったという事実が許せないし腹が立っているので、今度こそ観客を笑顔にするショーをさせてもらうために、謝る」。シン君は「本来の自分なら観客を笑顔にできる!」というすごいわがままな確信を持っている。その点ではシャインに近いのだが、シャインは「自分はプリズムショーがすごいので女がなびくのは当然」という自分ひとりのわがままさで(キンプリの法月仁に近い)、シン君は「自分はプリズムショーが好きだし、プリズムショーが好きな人のことも信じているので、その気持を共有している人は絶対に笑顔にできる」という、自分の気持と+してファンの皆の気持もわかってると確信しての自信としてのわがままさ。
 ラブライブ!の「観客がいない3話」よりも修羅場やん。


 そして、プリズムガヤの観客も「そんなに悪くなかったよ」「私は許すわ」「プリズムシステムおかしいんじゃないの?」「0カラットなんて酷いよ」と口々に身勝手な意見を言う。シャインのショーでときめかなかったのは自分たちなのに・・・。シャインが言ったように、男はわがままで女は気まぐれ。


 そこに、菱田正和監督が過去にTwitterで雑がたりするファンに「マジなめんなよ」とリプライしたこととか、逆に背水の陣で望んだキンプリ第1作がファンの力でヒットしたことなど、現実の要素も加わり、カオスになる。


 女性だけの世界で萌えキャラを愛でるラブライブ!にここまでえげつない修羅場は描けないだろう!



・で、セックスなのですが!


 シン君は謝って、多くの観客からはショーをすることを許されるのだが、数人の女性がやっぱりシャイン(観客からはシンとシャインの違いはわからない)のショーが怖くて、また見せられるのが嫌で泣いちゃっている。それをシン君が見つける。プリティーリズム伝統の「はうぁ!」ってなる。そして、自分も泣く。


「大多数の人に許されても、ちょっとの人を傷つけたら、自分は最低だ!」という完璧主義も、やっぱりシン君のわがままさというか、エゴの強さだと思う。
 それで、号泣しながら、シン君はもっと謝る。「ごめんなさい……ごめんなさい……」「大好きなプリズムショーで"あなた"を傷付けてしまうなんて…僕は最低です…」「僕はもう…プリズムショーを…」
 謝罪からのステージ上での突然の引退示唆。「大好きなプリズムショーでこんな悲しいことが起きてはいけない!」とでも言うふうなプリズムショーが好きすぎるわがままさ。


 しかし、そのわがままな純粋さが伝わって、泣いてた人に拍手をしてもらう。


 そもそも、何で観客は全員じゃなくて数人が泣いていたのかっていう話。それは菱田正和監督がサンライズに入社する前の機動戦士Vガンダムのエンジェル・ハイロゥというテレパシー兵器の話に近い。
 エンジェル・ハイロゥが何か、ざっくり言うと「地球上の人類は環境汚染するゴミだからテレパシー催眠で眠らせて、絶滅させる。というのが目的なのだが、出力が足りない状態で使うと、悪いやつよりも、むしろ感受性の強い人に幻覚を見せる作用が先に出てしまう不完全な実験兵器」と言うものです。まあ、エンジェル・ハイロゥが発動したらもっと凄いことが起こるんですが、それは機動戦士Vガンダム本編を見てください!


 つまり、シャインのショーで泣いちゃった人は感受性の強い人ということです。僕が最初にキンプリの応援上映を見に行った時に思ったのは、シン君の清らかなショーを見て歓声を上げていたキンプリエリートも数分後には「グロリアス・シュワルツ!」と叫んでいる一貫性のなさというか、自分たちが気持ちよく楽しむために推しをシーンごとに変える女たちの気まぐれなエゴのことでした。


 まあ、それが悪いとは言わないし、実際僕もエーデルローズと同じくらい法月仁が好きなので、アトラクション感覚で応援上映したけど。


 話を戻すと、泣いちゃってた人は、プリズムショー(応援上映)を娯楽として楽しみにプリズム1大会を観覧しに来た大多数の人に比べて、感受性が強く、シャインのショーの本質的なわがままさに本能的に反応してしまい、レイプされてしまったように傷ついてしまった人、ということだと思う。プリズムによる精神的レイプ!


 シン君は高校生なのに、自分の体が勝手にレイプして泣かせた人を見せられると、そりゃあショックだし、泣くよね。


 でも、泣かされた女性たちは、むしろ泣かされるくらい感受性が強いからこそ、シン君が泣いた感情の意味を(プリズムジャンプじゃないのに)感じ取って、だからこそ拍手したんだと思う。


 というか、涙と涙の交換なんだけど、体液の交換ですよね。つまりはちみつキッスね。しかも、それが惚れた相手に対してとかじゃなくて、不特定多数の人に対するシャインの強引な押し付けを食らった人の中からの、感じやすい人、感じさせられてしまった人への擬似的なキスなので、凄い生々しい。感じるか、感じないかなんですよ。エッチじゃん。あと、泣いてた女性、モブとは思えないくらい美人揃いだし。


 ますます女性キャラクターだけの世界のラブライブ!では描けないというか、かなり生々しいことを短いシーンでやってしまっている。大丈夫か?


 で、泣いてた女性たちから発せられた拍手が、普通の観客の女性にも伝わって会場全体の拍手になってシンくんはやっと許される。


 そして、プリズムの煌めきの才能の強い法月仁と如月ルヰもその光景に驚き、プリズムの力に誰よりも敏感な元・プリズムの使者の天羽ジュネさんが「彼なら、心の傷を取り除けるのかもしれない」という。


 レイプまがいのショーをやらかしたシャインだが、その傷をプリズムショーでシン君が取り除くって、凄いというか、やっていいのか?
 レイプ被害者の心のケアはすごい難しいし、アニメ製作者にTwitterで怒られて傷ついたファンの扱いとか、軽々しく扱っていいものではないのだが、それをやる!という作り手とシン君の覚悟と「俺ならできる!」というわがままさと「ファンならわかってくれる!」という信頼感。


 傷つけた女を、もう一度笑顔にできる男になれるのか?というすごく難しくてデリケートなテーマなわけで、セックスです。男女関係です。Gのレコンギスタが1クールかけてやろうとした(そして結局、姉ルートに落ち着いた)傷つけた女への男の行動を最終回の短いシーンとショーで描こうとしていて、うわーっマジかーってなる。
 大抵の男は人を、女の子を傷つけたら事件にならないように、自分まで傷つかないように、距離をおいてしまいます。少なくとも、僕はそういう周りから人が減っていく生き方をしてきました。でもシン君やセブンスターたちは傷つけたのに、責任を取って癒そうとして煌めきます。なかなかできることじゃないよ。



 で、セブンスターのショーの歌詞も結婚を連想させるもので、エッチです。


 プリズムラッシュは7人が観客席を駆け巡ってファンたちとハイタッチしてぬくもりを交換し合います。そして泣かせてしまった人の手を光らせて、心も癒す。セックスだろこれ!!!!!!!!
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 菱田正和監督の師匠筋の富野由悠季監督も芸能や作劇とセックスの関係については度々述べている。

富野由悠季のコーヒーブレイク:恋愛論(どっかで拾ったファイルの転載) - 玖足手帖-アニメブログ-

▽▽▽恋愛論を聞かせて下さい。

▼"恋愛する"ということは、情の発露の行為です


 物語を作ること自体が恋愛をテーマにしていると思えます。

その感情が作劇の基礎になるものですから、恋愛のことを考えない作家はいないわけがないと思っています。
(中略)
 少なくとも、ものを作るクリエイターでありたいとかアーチストになりたいと思ってしまうような人にとっては、恋愛衝動とか、セックスに対する衝動をきちんと持っている人が結局クリエイターの立場に立っていけるものです。
 そういう人が語り、表現する情が、フランクでみんなに解るものであれば、みんなが支持してくれます。どういうことかといえば、恋愛感情、恋愛衝動はノーマルな人であればみんなが持っているものだからです。

 そこに共通項がなければ、ひとりの人間が創ったものを百万人の人が観るわけがない、聴くわけがないんです。解らないからです。解るっていうのはどういうことかというと、そこに共通項があるからです。勿論文化の違いもありますが、日本人が解るオペラだってあるわけですから。文化的なにおいの違いがあっても解るというのが、文化だということになりましょう。

 もう少し、格好良く言うと恋愛衝動というものは、他の文化を理解しようとする衝動までつながってきます。そこまで知的行為を含めた情を持ったのが我々です。

 年相応の恋愛感情を持ったら、それは大事に経験してください。失恋も含めてきちんとやってください。
   そういうものに目を塞いだら、不完全な人間への入口に立つことになります。


(中略)

▼失敗を繰り返して、情愛を育む

 当然、恋愛というのは1人ですることではありませんから、相手からとんでもないしっぺ返しもあるでしょう。そういうことも含めて、きちんと経験して頂きたいと思います。恨んでストーカーをするというのは、心や情を育てることにはなりません。

 「無惨な結果な訳だから、いい恋愛経験じゃないよね」というかもしれないけど、そういう失敗を何度か繰り返さないと、ほんとの意味で情愛を育むとか、慈しむ心は育ちません。


(中略)
 恋愛の凄いところ、素敵なことは、極端な言い方をすると、自分のエゴを全部捨てても相手のことを見てても、それでいいって思える心です。

 自分の欲っていうのはないんです。やらせろって事もないんです。相手の姿、形、言ってること、考え方とか体臭とか、ものの挙動とかものの食べ方とか、全部許せることです。

 そこになんで自分のエゴが入るのでしょうか。自分のエゴが入るのは愛してない証拠です。だから恋愛ではありません。
(後略)

 まさにキンプリSSSは芸能とエゴと恋愛とセックスをショーという形で表現していて、菱田正和監督も富野監督と同じような問題意識を持っているのだなあと。

『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』は男性の試行錯誤が結実した男性応援アニメだと思う - 情緒よりも主観。

スタッフとキャラクターを重ねる話とか、ジェンダー(キンプリの場合はセックスだと思うけど)の話するのあんまり好きじゃないんだけど、シャインとかいうクソ男のせいで「速水ヒロのショーが暴力」って言われたのが悲しすぎて書きます、持論を。前提は「速水ヒロのショーは暴力ではない」です。


スッスッスはかなり男性と男体に真剣に向き合っていた話なので、イケメンアニメ風な見た目に騙されず(?)男の人ほど見てみてほしいですね。そして感想を聞かせてください。


 まあ、こういうことを独身の僕がアニメの感想という場で書いちゃうのも、気持ち悪いとアンチに批判されそうですが。僕が独身なのは、まあ、色々理由があるというか。金がね・・・。あと普通に自分以外の生き物が家にいるとそわそわする。ペットも苦手。
 でも富野ファンのオフ会をしたら意外と半数以上が既婚者だったりするのでガンダムファンの全部が童貞とは思わないでください・・・。


 それで、エゴを超越した愛(いつものプリズムキラキラフレームを超越したラブラブハートフレームのオーラ)でエゴイストのシャインのことは忘れられていく。傷ついていた如月ルヰも気がついて笑顔になる。


 そして、プリズムの力で建立された結婚式場でエンゲージリングが煌めきの力で実体化して、7人に光の翼が生えて、7人それぞれの心の底からの個性的なプロポーズラッシュ!


 不特定多数とのセックスのメタファーしてからの全方位プロポーズとか熱すぎる・・・。
(個人的にはレオくんの誓いが優しくて好きです。おじさんは可愛い子に支えてほしい。空が堕ち大地が割れて海が干からびているゼウスの場合は地球が滅びてるので希望の歌を歌われてもふつうに死ぬと思いました)


 実際に誰か特定の女性と結婚するというわけでなく「リンクとエンゲージ」というフレーズが「俺達はアカデミー系としてファンを楽しませ続ける!」というプロフェッショナルな芸能人としての覚悟って感じで、カッコイイと思う。
 芸能は擬似的なセックスと結婚をファンに感じさせるんや!って。まあ、それで勘違いして壊れるファンも居るのが芸能界なんですが・・・。

  • セブンスターのショー

 3DCGモデルとして、質がいい。特に注目したい所は巨漢のミナトと小柄なユウ、レオなど体格差があるキャラクター同士のコンビネーションダンスがきれいに合わさっているのが評価ポイント。


 あと、「誓う!」連打のとき、顔のアップになるけど、表情の芝居が手書きより比較的難しい3Dでも違和感なく、むしろ強めに描かれていてよかった。重要シーンだし。


  • プリズムワールドが世界を見捨てる

 突然の停電。G.O.D.がなんで最高に盛り上がっていてシャインも都合よく封印されそうな時にエリア4989を切り捨てるのか、意味がわからんのだが。


 落としてから上げる作劇上の都合ですね!


  • エンゲージリングを受け取る

 で、プリズムガヤの中では「運営!!!」とキレる声が上がったりするけど、「この気持をこのままにしておくなんて出来ない!」と女性たちが煌めきの持って行き場を求めて叫ぶ。


 そこでプリズムアフレコ合唱タイムですよ!!!!!


 今までネタとか応援上映の助走として使われていたプリズムアフレコが勝利の鍵になるとは!
 「感じやすい泣いちゃってた女性たち」から率先して歌声が上がる。歌声は会場中に広がる上に、消滅してしまったセブンスターたちからのエンゲージリングが、今度はファンの力で具現化されて、セブンスターたちの薬指にはまっていく。


 プリズム結婚!!!!


 結婚は男からのプロポーズだけでは成立しなくて女性からも送り返されて相互贈与で誓いが成立するんやな・・・。ピングドラムなんやな・・・。

KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- Song&Soundtrack

 プリズムのキラメキはプリズムワールドの使者から与えられるのではなく、いつかその世界のものが出せるようになるようにする、という世界観もあった。ここで、プリズムスタァではないファンも煌めけるという、プリパラみたいなみんなアイドルというか、人間は煌めけるという人間感のぬくもりを感じる。
 プリズムワールドという偉そうなゲーム運営システムから見放されても、ファンの力で輝き続けるんだ!というメタなお気持ちも感じられる。これがハッタリではなく、実際にキンプリがファンの力で続けられてきたコンテンツという実績に基づいているというのがすごいし、迫力がある。

 プリズムの誓い・・・。ウルトラマン・・・。


 スッスッス第10話でプリズムワールドの介入とか、今までのスタァたちがプログラムだったとかメタフィクションな場面があった。昨年秋アニメのSSSS.GRIDMANもラストはメタフィクションで、「作られたアニメキャラクターから元気をもらって現実で頑張ろう」というメッセージがあったが。
 最近はそういうのが流行りなのか?


 でも、芸能ってもともとそういうもので、現実は辛くても推しのために人生をやって行けて、祭りやフェスやライブの時にまたエネルギーを充電する、という側面があるよね。


 それで、りんねちゃんがプリズムワールドから独立したRL世界を守る新たな女神として降臨した!ジュネ様、「うわー!」って言う。あの荊りんねちゃんなのかはわからないし、ジュネ様とルヰくんもいるし、この世界はりんねプログラムの人がちょっと多すぎる気もするけど・・・。
 結婚の立会人として、既存の権威のシステムではなく、新しい女神を呼び寄せるとか、エネルギッシュな結婚だな!


 それで、セブンスターとファンの聖なる結婚のおかげでプリズムの煌めきが世界に戻って、ルヰくんが今度こそやっと元気になって、法月仁がとってもピュアな笑顔で「大丈夫かー!」って泣きながら笑う。憎んでいたエーデルローズのおかげだとしても法月仁総帥がピュアな笑顔になれて、法月仁のオタクとしてはとても嬉しい。


 もちろん、弟の氷室聖も感涙に咽び、「ありがとう!」ってなる。ジュネ様も「ああ、なんと麗しい光景でしょう」とめっちゃ泣く。

  • 結婚も大変よ

 でも、ジュネ様、七人の絆が壊れてエンゲージリングの封印が破れたら「再び悪魔が復活することに!」って言う。結婚生活は結婚して終わりじゃなくて、常に不断の努力で維持して愛し続けないといかんのやで・・・。という大人の価値観も提示してくる。(僕はシャインはもともとは煌めいていて、少なくとも山田さんにはいい影響を与えたので最初から悪魔だったとは思いたくない派なんですが、元りんねとしてのジュネ様から見たら、やっぱり今のシャインは悪魔だよなあ)


 そして、つい数秒前までエーデルローズセブンスターたちと誓いあったファンの女性たち、高田馬場ジョージが初代チャンピオンになったら「おめでとうーーーー!!!!」「グロリアス・シュワルツ!グロリアス・シュワルツ!」って言うし、本当に女子って気まぐれだな!空気に流されがち!
 という風に結婚生活が安泰ではないということを早速示していて、本当に恋愛と結婚って難しいぜーってなる。
 あと、高田馬場ジョージ、チャンピオンだからといって、痩せ型なのにプロレスラーのコスプレをするのはどうかと思う。いつもの衣装でよくないか?でも杉田智和さんが嬉しそうでよかったです。(でも賞金1000億円はもらえなくて普通に今まで通り、むしろTHEシャッフルがエィスを中心にまとまっているので、ジョージが一人で営業を頑張ることに。雑草魂・・・女遊びもする・・・)
KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- マイソングシングルシリーズ 「JOKER KISS!/JOY」


 ファンの女の子は気まぐれだし移ろいやすいので、キンプリは今はアプリもそこそこで映画もできて、TVアニメもできたけど、女性人気を保ち続けるのは難しいし、頑張らなきゃなあ、という作り手のお気持ちも感じられる。
 でも、シン君がシャインではなく自分の力でプリズムショーをできた今回の原動力は「今までのプリティーリズムシリーズで積み重ねてきたプリズムショーは楽しいし、好きだ!」という気持ちや思い出と実績への信頼感なので、そこにミルフィーユやバウムクーヘンのようにキンプリの新展開の幾つもの愛を重ね合わせて行けたらなあ、という感じです。
KING?OF?PRISM?SUPER?LIVE?MUSIC?READY?SPARKING! Blu-ray?Disc

 後日談の終盤にアプリの人や新たなる刺客がぶち込まれてきていて、キンプリもうたプリくらいの長期コンテンツにしていこうという気持ちがあるのかなあ。菱田正和監督は今季はあんスタのアニメの監督をして、ますます男子アイドル界に旋風を巻き起こしていく感じだし、アイドルアニメ本当に増えたよな・・・。追いきれない・・・(元々がアケマスPでアイカツおじさんだが、原体験はようこそようこ

  • 法月仁の心変わり

 借金がなくなった!とエーデルローズの礼拝堂に駆け込んでくる山田さん。お母さんといえばエプロンにお玉という表現が一時期問題視されたが、彼はいつもデッキブラシを持っている。なぜ?
 いや、それは本題ではない。

 四神のオブジェに囲まれた法月仁のオフィスで、法月仁はいろんなデータを見ている。(本当に陰陽大戦記好きだな・・・)
 法月仁が見ているデータには、PRISM1も不正だったんじゃないのか、とか不満が書かれていて、実力で世間に堂々と、エーデルローズに勝ったと誇りたい法月仁にとっても不満な結果の大会だったのだろう。特に大きかったのはプリズムショーとしては大和アレクサンダーを盛り上げてくれた香賀美タイガへの真田の人為的な減点なんじゃないかと思う。法月仁は大和アレクサンダーのショーを煌めきのレベルで理解していて、タイガの減点には当初から不満そうだったし(立場上エーデルローズの味方はできなかったが)。


 それで、法月仁は四谷駅周辺の再開発計画をやめる。四谷信金のおじさんのカツラがちょっと豪華になる。(そこ、こだわるんだ・・・)
 真田常務は「あんのワカメ頭野郎!!!!」ってキレる。プリティーリズムシリーズは基本的に悪役を作らないけど、お金や格のことしか頭になくて人を虐げる大人はやっぱり敵なのかなあ。


 それで、法月仁は母親の法月愛さん(美人、巨乳、クラシカルなドレス、声優はラブライブ!高坂穂乃果役の新田恵海さん)に「お手を煩わせてしまったのに、このような結果になってしまい、誠に申し訳ございませんでした。エーデルローズはすぐに叩き潰しますゆえ、ご容赦ください!」と、めっちゃ謝る。
 プリズム1、お母様にお手を煩わせてしまって開催したの?前回の感想で法月仁は修羅場でもショーをもう一度やろうとしたシンに比べて甘ったれていると書いたのだが。
 ここに来て、マンモーニだったとは・・・。


 で、母親はエーデルローズの象徴のバラの花をむしりながら、
「…貴方の気持ち、分からないでもないわ」
「あの男に…"法月"に似たのね」
 と、言って薔薇の花弁を投げつけて去る。


 スッスッスの法月仁の変遷を見ると「実力で氷室聖を叩き潰す」という気持ちから始まって、高田馬場ジョージとTHEシャッフルの絆、大和アレクサンダーの悪業の中に秘められていたピュアなハート、ルヰへの愛情、自分よりもエゴイストなシャインの0カラット、そしてエーデルローズセブンスターとファンとの煌めきの力でルヰが元気になった喜びなどを見て、経験して、「数字で勝つより、煌めきを感じるハート」を取り戻して行ったように思える。(もともと、聖にコンプレックスを抱いて「格」にとらわれる前の法月仁はペアともをそばに置けるほどの煌めきの持ち主だったわけで)


 で、「法月に似たのね」発言ですが。
 法月愛さんから見ると、夫の法月皇さんはプリズムショーが好きすぎて、氷室マリアさんのプリズムの煌めきに魅せられてうっかり浮気して氷室聖をこさえてしまう男だった。
 なので、「法月に似たのね」は「仁もプリズムの煌めきに魅せられているのね」という意味なんじゃないかなあ。

法月愛と法月仁と氷室聖の関係についての考察 - Privatter

 こじれている親子関係なので、いろんな説があります。


 そういう訳で、法月仁のオタク(というか、自分に似て心が歪んでいる男が好きなオタク)という僕としては、法月仁が「格」ではなく「プリズムの煌めき」を重視するように変化したように見えることが喜ばしいです。(RL本編に出てきたときより、圧倒的に感情的な人物に変化しているし。三木眞一郎さんの演技もレインボーライブの当初の冷たい合理主義者からキンプリのエゴイストなナルシストを経て、スッスッスでは熱くプリズムショーの煌めきに一喜一憂する人物になっている)


 また、プリズムの煌めきのために親の意に反することをするっていうのは、(法月仁は親に謝ってるけど)蓮城寺べるの2クール目ラストとか森園わかなの正に対する行動などと同じく、「成長」や「自己肯定感」として描かれているのがプリティーリズムシリーズなわけで。
 法月仁は成人男性だけど、そして心が歪んでいるけど、少しずつ親の価値観に従うだけでなく自立した人間に成長しつつあるのではないかと思う。成人男性だけど、素晴らしい芸術を見たら心が立ち直れるかも・・・。という点で、30代のオタクとしても希望が持てます。まあ、法月仁は俺と違って洒落にならないくらい金を持っているけど。


 法月皇と氷室マリアの墓前で再会する法月仁と氷室聖はどんな会話をするのか・・・。


  • 不満点

 速水ヒロ様が出てこない・・・(いや新学期会にオバレがちょっとは出るけど)。タイガとアレクのショーの時に仁科カヅキ先輩は袖にいたのに、何で帰ったの?チェリーピッキングから逃げたから?
KING OF PRISM -PRIDE the HERO- 公式設定資料集

 僕はヒロ様がすごい好きなんですが、やっぱりヒロ様はキングになったあと卒業証書ポーンしてグッバイ青春したので、彼のドラマはもう終わって大人になってしまったということなのか・・・。アプリをやればいいのか・・・。アプリ増やせない・・・。すまねえ・・・。


 りんねちゃん以外のRLメインキャラが出てこない・・・いとちゃんはユウくんの後日談に出てくるけど。しゃべらない。彼氏の神浜コウジくんはミナトの後日談に出てくる。オバレとべる様はエーデルローズの新学期の式典に出てるけど。おとはちゃんとわかなちゃんは何故来てないの・・・。(仕事で登場できないのはアイカツ!などアイドルアニメあるあるです)


 そして最大の問題としては、
 プリズムワールドについて説明する人がいない・・・。
 ストリート系の二人にペアともが出てきたけど、プリズムワールドから切り離されてしまった世界なのになぜ・・・。DJ.Cooさんかモモ、レインボーライブの頃のようにプリズムワールドについて説明してあげてくれよ・・・。普通にプリズムストーンを営業してるだけ・・・。謎・・・。その割にドラチはプリズムストーンで隠れもせずに客の笑いを誘って大和アレクサンダーと働いている。どういう判断ラインなんですか黒川冷さん!


 なんとかしてくださいピコック先生!
(うーん。女児向けのRLに比べると対象年齢が高いキンプリはマスコットをあんまり出さない方針かもしれないけど、プリズムワールドの事が本当にわからんまま振り回される男子が多いので、世界についてジュネ様が教えてあげてほしい・・・。まあ、コズミックホラーぽさもある世界観だが)


 如月ルヰ君は元気を取り戻してグラブルサンダルフォンみたいな色違いの翼を得て世界を守る決意を固めた。ジュネ様は新たに降臨したプリズムの女神(りんねちゃん?)に祈りを捧げている・・・。けど、新しいプリズムの女神はあの荊りんねちゃんなのか、りんねプログラムにすぎないのか・・・?それとももっと新しい概念の女神なのか、わからぬ・・・。複数のりんねプログラムさんたちの間での情報共有とか協力関係を作って欲しい・・・。


 あとアプリやってないとわからん人とかがいる・・・(本当にアイマスで手一杯でフォトカツが終わってやっと少し楽になったのにシャニマスとか出てきてるし、キンプリのアプリもやったら面白いんだろうけどグラブルFGOで理想編成を作る周回をしてしまってすまない・・・)(富野監督はソシャゲなんかするな、勉強しろ、って言う。)


  • 後日談

 まあ、色々とある。
 色物っぽいプリズムスタァがたくさん出てきたり黒川冷がDJ.KOOっぽくなったり、プリズムの使者が3人も追加されたり(!)。


 しかし、プリズムワールドに干渉されている世界だが、最後に如月ルヰ君が「太陽は昔から、そして永遠に輝き続けている」と言うのは、どういうことなんでしょう・・・。
 宇宙的な大自然の煌めきとともに・・・ということ?


 そして、セプテントリオンさんは太陽ではなく北極星をトップとして商店街からスタートします。ヒロ様は宇宙ジャンプをやったので、その域に達せるように頑張っていこうということなのかなあ。ヒロ様は太陽系ジャンプだったので、北極星ジャンプだと距離的にもスケールは増しますね!グレンラガンみたいな?


 PRISM2などを経て、2、3年後のプリズムキングカップを目指すのだろうか・・・。そこまでコンテンツの人気が持てばいいのだが。僕も石油王じゃないし、軸足は富野ガンダムなんですが。


 未来は無限の可能性がある・・・。というお気持ちでキンプリの感想を閉じましょう。


 今季はGレコが映画になって、今までもすでにレッドラインだったけど、今は警報状態になっていて、Gのレコンギスタの2周目の感想を書きたいので、新作アニメの感想は書かないぞ!

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nuryouguda.hatenablog.com
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 情けない話ですが、一番必要なのは寝酒に合うストロングゼロです。
 でも、今季は筋トレアニメが多いのでプロテインもいいかなーって。


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