玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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ブレンパワード第18話「愛の淵」

脚本:面出明美 絵コンテ:山内重保 演出:西森章 作画監督重田敦司


うぅ・・・。もう、愛の淵としか言いようのない、愛の淵だったな・・・。
全オレが泣いた。


ネリー!
うぅっうっうっ。
悲しむ事はない。これでよい、これでよいのだ。これでよいと言う事がまた悲しい。
飛びませい!


構成的にはテテス・ハレとかククルス・ドアンとかマチルダさんとかそういうあれですか。
サイボーグ009がアルヌールとの恋愛を成就させてしまうと話が進まなくなるから、じれったくして、その分ゲストの女の子と恋愛をさせるというアレですか。
しかし、ネリー!
なんて良い女だったのだ。比瑪以上に鋭く繊細な女性だ。
病気設定と言うのは、少し作りすぎな感じがするので、あまり好きなドラマツルギーではない。が、ラッセもそれなりに元気にやっているし、そういう風なバランス感覚の構成をしている富野は注意深いと思う。
病気の女を神聖化する、と言う展開はあざとすぎて、大嫌いなのだが。
ネリーは元々臨終行儀の良い人だったという、つまり、ネリー自体が良い人なんだ、と言う風に感じられるように、ネリーの魅力が充分に出てから病気だと言う事をさらっと言う。
まあ、後付けっぽさはあるが。
比瑪と絡む所も見てみたかったんだがなあ。


フィギュアスケートなんかしてさ!とても美しい!
ブレンパワードというか、菅野よう子の音楽は本物のトリノオリンピックフィギュアスケートでも使えばいいとおもっていたし、ついこの間、ブレンのサウンドトラックを聞きながらフィギュアスケートをする脳内妹を思い浮かべて萌えていた所だと言うのに。
本家がやりますか!
ブレンパワードは神作品認定。
ああ、ブレンパワードって可愛いなあ。愛したいなあ。
それで、ブレンパワードって、ロボットモノアニメなのに、戦うために生まれたのじゃなくて、遊んだり生きたりしたいって思ってるんだって!
かわいい!
風の谷のナウシカ巨神兵を超えた。


そして、ユウ・ブレンとネリー・ブレンとネリー・キムの衝撃的なパワーアップ!?
2号ロボと言うのとも違うし、まさに、リバイバル。
ヒメ・ブレンのように元気なプレートだったバロンズゥも特別な出生のようだが、新ネリー・ブレンはそれ以上に異常出生の貴種流離譚で陰陽和合でオーガニックで主人公としての特別さに満ち溢れていてワクワクします。
勇自身が勇者として認められた、と言う事もでもあるし!
ユウ・ブレンは雄雄しかった!
勇と言葉が通じるようになって、ブレンの心の美しさが分かって、嬉しかった!
勇がブレンとともに死を覚悟したのは、まるで寄生獣10巻の後藤と戦うシンイチみたいな感じで、それもリアルな命のやり取りと言う感じなのだが、それ以上にブレンとの絆を感じさせてくれる。
ああ!
あのリバイバルのオーガニックエナジーの発動が天と地を繋ぐ物であるのなら、地球の意思を受け継ぐ物なのか?


「憎しみだけで戦わないで」というのは富野仏教的な共通テーマだなあ。Vガンダムもそうだった。


他の人についても書く。

バロンは何に対して怨念をぶつけようとしているのだろうか?オルファンに行くと言う目的は?
バロンズゥの意思に乗っ取られているという風にも見えない。ジョナサンを導いているようだが、ジョナサンの悪意を煽っているだけなのか?
わからんなあ。


比瑪は勇のことが大好きになったようだ。ユキオとクマゾーはやさしい。
比瑪のアバンタイトルがないのは、やっぱり比瑪の日記なのかな。主人公は比瑪なのか。