玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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シャアのダメ人間!

今日は、31話ハーフムーンラブ、32話謎のモビルスーツ、33話アクシズからの使者を見たよ。
サラ・ザビアロフの格好がすごい。ステラ・ルーシェみたいな事をする。でも、ラッキースケベは眼鏡の紳士でした。
カミーユは女の子に馬乗りになってお腹に空手パンチ。ニュータイプコミュニケーションすげー。爆弾を10分で見つけるのスゲー。でも爆発する。
シンタとクムはいらないと思う。
でも、カツが死んでせいせいしたというような人のように平気で人を蔑む人にはなりたくないので俺は∀愛す。恋人たちでどうなる事やら。
ほんで、子供を連れてきたのに全くかまわないシャア・アズナブルことクワトロ・バジーナ大尉が次々とダメフラグを建てていきました。
セリフもダメ!ほんともう、ダメ。なんであんなにレコア・ロンドの期待を上手い事裏切れるヘタレ台詞を的確に吐けるものか。なんていうか、個人的な話題を全て一般論でごまかそうとしてるよね。大局を見てるつもりのようですが、逆に器の小ささを露呈。
キスも下手だし。適当だし。もう全然ダメだね。
エゥーゴの責任のせいでレコアさんにかまってられないっぽくもあるが、アクシズと交渉していきなり逆ぎれしたので、責任感も全く無い。
思わず巻き戻して3回見た。
ビデオは巻き戻せるからいいよね。テープ傷むけど。
映画は短いから何回も見れていいよね。
つーか、シャアは何がしたいねん。
「私はいつも一人の男だった」
結局一人で何でもできると思ってるシャアがダメ!アムロの方が強いのに。なんで気付かないかなあ。アムロに何回負けたですか?
その癖自分で堂々と名乗ってトップに立つことはしない。テレビ版ではハマーンにばらされるまでみんなにシャア・アズナブルと名乗ってなかったんですね。
でもアクシズから来たと言う事はブライトには言ってる。
そんで、ハマーン様もシャアがキャスバルだという事は知らんっぽい?誰に何を言っているのか言ってないのか。どうしたいのか。
ただのワガママフェアリーですか。
それでも、アクシズの素人兵士をジオン軍制式拳銃ナバン62式で次々と撃ち殺す弱者には滅法強いシャア。もうダメ人間だな。行動面でもダメ。
そりゃあ、レコアさんも愛想を尽かす。自分をかばったレコアさんの傷をいたわる事もなく。
そんな、クワトロ大尉が大好きです。
僕もヘタれでは負けていないからね。全然親近感です。
僕も最近授業で答えや教官の誤りをわかってても発言しないというスキルを身につけたよ。だってさあ、私ばっかりつっこんだ授業をすると皆が置いてきぼりになるじゃないですか。僕の独壇場になるじゃないですか。
小学校とか中学高校時代はそうだったよ。気を使ってるんですよ。
つーか、今の僕は対人恐怖症の吃音の引きこもりのキモヲタで1浪2ひきこもり2休学5回生ですからね。もっと他の上等な生徒さんが表に立ってくださいよ。僕はリーダーシップなんか取りませんからね。
とか言って、心のどこかで他の生徒を見下したりもしてるんですよ。
シャアの気持ちは凄くわかる。
レコアさんの心に踏み込む資格はないと嘯きながらやっぱり自信過剰してる。
自分はダメだとか恥ずかしいとか言いながら、ここぞという時には独断専行作戦無視。
そんなシャアが大好きです。
ほんと、親近感沸くなあ。
カミーユも親近感沸くなあ。いろいろとね。全部じゃないけどね。
そういう親近感はドラマのヒットに欠かせないですよね。やっぱ、自分の事が書いてある!と思う作品には惹かれますもん。構成の巧みな作品以上に自分に必要だと思いますもん。
思春期っぽく。
自分の事が書いてあるとたくさんの人に思わせられるという作品は富野由悠季氏が一番大事だという普遍性を獲得できてる作品かもね。
じゃあ、最近の死んだり生き返ったりする純愛物のヒットは皆死んだり生き返ったりしたいってことかな?というのは置いといて。
ガンダムですが。
トミノが「ガンダム以降ガンダムを越える作品を生み出せずに、ゼータガンダムを作らされて・・・」
というのは、全く当たり前の話なんだよなあ。
1人口が増えすぎたので宇宙移民をした現代から続く未来の地球の戦争の話
2アンドロメダらへんの星間戦争にからむ超エネルギー生命体の話。
3どこか遠い星を舞台にした盗賊の話。
4異世界で生物メカ。あと超能力と妖精。
5ファイブスターからファティマを引いた感じ。
すごい端折った設定を見ただけですが、やっぱりガンダムが一番現実感というか、近しい感じがしまっす。
ところで、Ζガンダムはそう考えると、未来人のガンダム世界の人から見た、人の革新後の未来の話という訳で、現代人から見るとちょっと1段階遠い。
だから、カミーユやサラが当たり前のようにテレパシーっぽい電波を出してると変に思うかもしれんっぽい。つか、私も最近ファーストのTV版を見返すまでそう思ってました。だからみんな機動戦士ガンダム見ろ。
そんなZですが。星を継ぐ者では既にクワトロがシャアだと皆知っていたり、シャアがキャスバル・レム・ダイクンだとエマ・シーン中尉ですら常識としていたりレコアと普通にデキてたり等の改変でわかりやすくなってるので、そこら辺が中盤から終盤にどう影響して、僕の親近感をどう変化させてくれちゃうのか楽しみですん。
シャアがダメっぽくなってないのは親近感に減点ですけど、ちゃんと筋の通った行動ができるというのは常識人としての私には親近感。
カミーユが誰も俺のことなんか分からないんだ!と言わないのは減点。
でも、喋りながら息を詰まらせたりするけど泣いたりは出来ないカミーユはオーガニックに身体性が萌。
日本中の若者らしくカミーユ度の高い、カミーユに親和性の高い私は、最近口寂しくなると「カミーユ・・・」とつぶやく私*1は、劇場版のカミーユが感じ方一つでどんどん健やかになっていくのを見ると自分もそうなったかのようなポジティブなカタルシスを感じる事ができ、凄い嵌っちゃうわけで。
星を継ぐものが名作だというのは私の極個人的な感想に過ぎないかも知れんが、それで充分。
まー、カミーユが健やかなのも所詮アニメで嘘の事なんだけどね。そこにはちゃんと線を引かないとね。まあ、見て面白がるだけならいいでしょう。どうせ後20年もしたら水を巡って中国と全面戦争になるんだから、今生きてる人もこれから生まれる人も皆死ぬんだから、それまではアニメでも見させてよ。そうしたら満足な振りもして死んで見せるから。
・・・それも無理かなあ。死に汚く生きるんだろうなあ。

*1:結婚式帰りの車の中でDSKたちに聞かれた。