今回もポルフィは見てて辛い。誰が優しくて誰が怖いかは見た目ではわからないし、優しい人も状況や気分によっては他人をボロクソにしたりするけど、人の間で生きていかなければいけない。それを突きつけられて辛い。
はっきり言って親子で安心して見れない。
親にレ・ミゼラブル 少女コゼットを見てたら「またガンダムばっかり見て!この気違い!」みたいに言われたし、いろいろ安心できない。小さいころは親とレ・ミゼラブルのミュージカルを見に行ったのになあ。昔の話ですよ。
しかし、世の中という物はそもそも安心できない設計で作られているのだから、安心できない世の中でも生きてるポルフィラス・パタゴスをみると逆説的に安心できたりするのではないだろうか?
そうなのか?
で、今回もポルフィは絶賛サバイバル中でした。年上の女キラー。しかも娼婦を見送るとか、素晴らしいヒモ。
癖にならなければいいが、まあ、ポルフィは手に職があるけど、ウーン。どうだろう?まあ、先の事はいい。
娼婦を抱くくせに娼婦をバカにする男たちとか、都会で心に鎧をつけているパリ市民と違って、ポルフィは心になにも着ていない、全裸マインドらしい。巡礼者的だなあ。
ポルフィの旅の地獄っぽさがすごいわけだが、それでもポルフィは生きることを自明に生きてるなあ。オレなら自殺するけどなあ。
それでいて、他の生きる事に汲々としている大人のように他人を貶めて上に行ったり憎んだりはあんまりしないな。
それは、彼の心に妹という絶対神、生きるためのベクトルが北極星のように輝いているからですね、わかります。
やっぱり脳内妹だよなあ。
母をたずねて三千里もこういう感じの地獄なんですかね?呪われてるらしいですが。死因がなくて機会があったら見る。
来週は娼婦に養われる事に成ったポルフィはちょっと落ち着けるか?しかし、ミーナの方で悶着が?
ああっ!女優を夢見るミーナもジプシーから娼婦になってしまうのか?それも世の中だがっ!
確実に兄妹の距離が縮まっている事を喜びとして見よう。